ブログ記事、随時更新中。日本・関西地区を拠点に活動。これまで世界16か国を訪問。交通やまちづくりに関する研究も活かし、主に世界&日本の旅や交通、まちづくり、バリアフリー等に関する情報を中心に、時には楽しく役立つ記事を、時には将来像や社会提言などを発する記事など、様々な情報を発信。時々、他のことを発信することもあり。コメントやご意見はご自由にどうぞ(誹謗中傷は絶対にお止めください)。

4月から南海が特急料金・座席指定料金を改定。車内加算料金も導入。関西だからこそ、事前購入がお得なことを促し、車内料金加算は他社も追随を。

最近、和歌山に行くことがあり、南海の特急サザン指定席に乗ることがありましたが、この4月から南海の特急料金・指定席料金が改定されたので、この点を取り上げます。

特急料金・座席指定料金改定のパンフレット
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特急サザン、座席指定車。復元塗装となった、なつかしの南海ホークスカラーのグリーン。
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まずは主な内容から

南海:2026年4月1日(水)から、特急料金が新しくなります ~ 改定後の特急・座席指定料金よりもお求めやすい「チケットレス特急料金」を導入 ~
改定後の料金
◎ラピート、サザン、こうや(下記区間除く)、りんかん、泉北ライナー
チケットレス550円、駅購入700円、車内購入1,000円
(3/31までは上記の区別なく520円)
◎こうや(難波・新今宮・天下茶屋・堺東~極楽橋の相互間)
チケットレス950円、駅購入1,100円、車内購入1,400円
(3/31までは上記の区別なく790円)

その他
◎車内購入は駅での購入料金にプラス300円加算(GRAN天空にも適用)
◎小児は大人の半額
◎ラピートのスーパーシート料金は210円で変更なし。チケットレス会員限定で、レギュラーシート料金でスーパーシートを利用できる、特急ラピートアップグレードサービスは継続
など

南海では、サザンは一部座席指定なこともあり、座席指定料金となっている一方、ラピートなどのその他の列車は全席指定席なこともあり、特急料金として区別していますが、両者は実質同じものと言えるでしょう。

簡単に言えば、全体的には特急料金・座席指定料金を値上げするが、ネット購入(チケットレス)・駅購入・車内購入とで料金を差別化し、特にネット予約・チケットレスを促すためにも、ネット購入に関しては値上げ幅を最小限にとどめる一方、車内購入では車内加算料金制度を導入して、割高にすることにより、事前購入を促すとともに、車掌の業務負担軽減などが狙いであると言えます。

個人的には、以前は大阪南部や和歌山の南海沿線に住んでいたことがあり、今でも南海のチケットレス会員になっていて、今でもサザン・ラピートの指定席を利用する際には、このチケットレスサービスを使っていますが、今後はもう駅購入と言う選択肢はほぼ消え、このチケットレス一択となりそうです。
そして、関空へ行く時には、特急ラピートのスーパーシートを、上記のアップグレードサービスで利用もしています。

ラピートのスーパーシート。チケットレス会員になり、チケットレスサービスを利用すれば、スーパーシートの追加料金不要で、レギュラーシート料金で利用可能。
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今回、個人的に注目しているのは、車内加算料金でしょうか。何気に関西地区では初めての導入となります(事前のネット購入を安価に設定し、ポイント付与などで差別化するなどの例はありますが)。

既に、首都圏ではJR東日本で、湘南新宿ライン・宇都宮線・高崎線へのグリーン車導入を機に、駅等での事前購入と、車内での車内購入とで料金を差別化し、後者に関しては割高な料金とする、車内料金加算制度を導入して以降、他のJR東日本の在来線特急にも順次導入されているほか、小田急ロマンスカーや京王ライナーなど、首都圏私鉄にも順次広まり、もはや首都圏では車内料金加算が当たり前のように定着してきていると感じます。ただ、近年は日本国内で、その車内料金加算の元祖とも言える、JR東日本の首都圏グリーン車では、中央線へのグリーン車導入による料金見直しによって、車内料金加算は廃止となりました(個人的には残念に思う)。
JR東日本:首都圏の普通列車グリーン車の料金体系を見直します

この車内料金加算は、首都圏だけでなく、JR九州や名鉄にも広まっている中、関西地区ではJR西日本・関西私鉄ともに、導入には消極的な姿勢でしたが、今回ついに南海が殻を破ってくれたと感じます。
個人的には、駅やネット等での事前購入と、きっぷを持たずに車内購入とでは、料金を差別化し、後者の方を割高な設定にするのは当然、と言う立場です。もちろん、無人駅など、駅で購入できる手段がない場合に関しては、例外的な措置は必要ですが。
何と言っても、きっぷは駅やネット等で事前に購入することが原則と約款等で定められているものです。事前に購入した客にとっては、事前に予約した座席を、きっぷを持たずに乗車した客に座られていた時の不公平感のほか、車掌の業務負担軽減のためにも、ペナルティとして車内料金加算は必要なものです。

世界を見ると、国によっては、車内購入は一切認めらておらず、必ず事前にきっぷを購入しなければならない、もし車内検札の時点で、正しいきっぷを持っていない時点で、問答無用で不正乗車扱いとなり、日本円にすれば、何千円・何万円にもなる罰金を科される国があることを思うと、日本では車内加算料金が200~300円で済む点はまだまだ良心的であり、甘っちょろいものだと感じます。

ネット上では、”関西で車内加算料金は根付く訳がない”、なんて書き込みを見かけましたが、個人的には全くそうではありません。逆に、関西だからこそ、事前に購入する方がお得であることを浸透させ、事前購入を根付かせる必要がある、と感じます。

今回、南海が関西では初めて車内料金加算を導入した点は、大いに支持したいところであり、今後JR西日本・近鉄・京阪・阪急・阪神等の他社も追随してほしいところであります。ただ、阪急プライベースに関しては、駅での発売をすることが大前提ですが(現時点ではネットか車内のみで、駅での発売を一切していない)。

ちなみにですが、首都圏では車内では加算料金が必要なことに関して、”車内での購入は、駅での発売額と異なります”、などと言う放送を耳にすることがありますが、これに関しては正直、”異なるとはどう言う意味で異なるものやねん”、と思わず突っ込みたくなるものです。やはり、”車内での購入は車内加算料金が必要です”、などと案内することが必要でしょう。

西武Sトレインの案内。”車内でお求めの場合、駅での発売額と異なります”、とはどう言う意味やねん、と思わず突っ込みたくなる。
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以上、南海の特急料金・座席指定料金の改定とともに、車内加算料金の必要性について取り上げました。

ちなみに、この4月から南海は”株式会社NANKAI”に商号変更し、鉄道事業は”南海電気鉄道”として分社化して、新たなスタートを切っています。今後これにより、どのような変化があるのでしょうか。



ここまでご覧いただき、ありがとうございます。

EXPO2025開幕から1年、熱い半年間の振り返り①:個人的な主な記録や感想など

早いもので、EXPO2025大阪・関西万博の開幕から1年、閉幕からは半年。

当ブログでも色々と、EXPO2025に関することを取り上げてきたところですが、開幕から1年と言う節目の今週、テーマ別に何度かに分けて、改めて思い出を振り返ってみたいと思います。

今回は、個人的な主な記録や感想などについて、取り上げます。

個人的な主な記録
◆通算入場回数:33回

◆海外パビリオン:全て制覇(最後、9月に予約が確保できて、ヨルダンに入れたのは本当に感動の一言)

◆国内・民間パビリオン(展示エリアには全く行けず、スタンプの押印と自由入場エリアの入場のみ):パナソニック・ノモ、ガス・おばけワンダーランド、住友、NTT、サウナ
その他は全て入場済み

◆シグネチャーパビリオン(展示エリアには全く行けず、スタンプの押印と自由入場エリアの入場のみ):Better Co-Being、いのり動的平衡館、いのちのあかし
その他は全て入場済み

◆利用した交通手段・10種類:大阪メトロ中央線(もちろんこれが最多)、桜島駅シャトルバス、中之島駅シャトルバス、大阪梅田マルビルシャトルバス、新大阪駅シャトルバス、弁天町駅シャトルバス、ランニング、自転車、ユニバーサルクルーズ、JRバス東京直行夜行バスEXPOドリーム

◆関西各地にある会場外で公式スタンプがある、サテライト会場(大阪府を除く):全て制覇
京都府:京都駅、兵庫県:兵庫県立美術館、滋賀県:琵琶湖博物館、奈良県:平城旧跡、和歌山県:わかやま歴史館、三重県:赤目自然博物館、福井県:恐竜博物館、鳥取県:鳥取砂丘、徳島県:徳島駅

◆公式スタンプ:会場内・会場外ともに、全て押印済み

通算で33回行ったこともあり、よくガチ勢などと呼ばれていますが、4月・5月にある程度の回数、行っていたこともあり、ほとんどが予約なしで入ることができた海外パビリオンに関しては全て制覇できた一方、ほとんどが予約必須の国内・民間パビリオンやシグネチャーパビリオンに関しては、いくつかは全く行けないまま閉幕を迎えてしまいました。

そして、4月に来場したのは3回。今思えばですが、この4月こそ、一番空いていた時期であり、4月にもっと行っておけば、そして予約方法なども、あらかじめもっと調べていたら全パビリオン制覇もできたのに、と思わず後悔しているほどです。ガチ勢と呼ばれる私であっても、この状態なことを考えると、終盤の駆け込みで初来場しても、思うように回れなかったのは当然と言えるでしょう。


ご存じの通り、開幕前はとにかくオールドメディア(特に在京メディア)を中心にネガキャンがあまりにも多く、本当にウンザリしたものです。世界中から注目される国家的イベントである以上、もっと前向きで、みんなが楽しめるような伝え方はなかったのか、そして会期終盤に混雑することを伝えて、もっと早期来場を促せ、などと思ったものです。

そんな中でも個人的には、前回の大阪での1970年万博を体験していない以上、今回55年ぶりに再び、地元の大阪で開かれる万博は本当に楽しみにしていました。ただ、上記のような風潮もあり、周囲の関心があまりにも低かったり、万博がどんなものかわからず、予約の方法などもイマイチわからないまま、手探り状態なところもありましたが、地元の身近な場所で、このような世界的ビッグイベントなど、なかなかない機会であり、一度は必ず行かないと今後一生このような機会はないかもしれないし、絶対に後悔はするだろう、とは思ったところです。また、2005年の愛・地球博を見ても、会期終盤に混雑することはわかっていて、万博協会側もそれを何度も促していて、とにかく絶対に早めの時期に必ず一度は行く、それだけを考えて、開幕を迎えたものです。

そして、初来場したのは開幕3日後。夢洲駅に降り立ち、参加国の万国旗が並ぶゲート前に、シンボルとも言える大屋根リング、各パビリオン、コブクロのテーマソング”この”地球の続きを”など聞いたりして、実際に会場を見ると、率直に本当に楽しく、興奮やワクワク感が止まりませんでした。
以後、通期パスで気が向いたら、時には夜からであっても、何度も通い、閉幕まで33回来場。会場にいる人、みんなが期待に胸を躍らせ、前向きな雰囲気に満ちていた、あの夢のような、熱い半年間を今でも色々と思い出すところです。


今回の万博のシンボル、大屋根リングとミャクミャク
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東ゲート前に並ぶ万国旗。158の国と地域が参加。

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上記のようなネガキャンも開幕すれば、どんどん盛り上がりへと変わり、終盤になると初来場の駆け込み客が殺到し、なかなか入場することさえも困難なほどになったことは承知の通りであり、愛・地球博を見ていると終盤になると混むことは予想はしていたとは言え、ここまでになると思わなかったのが正直なところでしょうか。ただ、メディアが手のひらを返したかのように、盛り上がりの報道はウンザリでしたが。終盤の頃になると、会場内を人の動きを見ただけで、駆け込み客かガチ勢か、大体はわかったところがありました。

来年2027年3月からは横浜市で、GREEN×EXPO(横浜園芸博、花博)が開催されることが決まっていて、これにも絶対に行きたいところで、今から楽しみですが、その際には昨年の万博で経験したことを糧に、早めに色々と調べたりなどして、パナソニックやNTTなど、昨年は行くことができなかったパビリオンにはぜひ行って、リベンジしてみたいところはある他、また新たな出展企業のパビリオンなどには、ぜひ行ってみたいと思ったところです。もちろん、早期来場が大事であることは言うまでもありませんが。


引き続き、テーマ別に何度かに分けて、昨年の万博の振り返ろうと思います。
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。

この春から新登場、京都始発”のぞみ548号”に乗り継ぎ可能な範囲など。同日に行われた、近鉄のダイヤ変更により、京阪本線からの乗継範囲が拡大。

前回の記事で、2026年3月14日から登場した、早朝の京都始発”のぞみ548号”に乗車した記事を取り上げたところですが、今回はこの京都始発”のぞみ548号”へ乗り継げる、関西側の範囲はどこまでか、また首都圏側での乗り換え可能な列車も取り上げます。

乗換時間に関しては、JR時刻表等に記載されている、乗換標準時分を満たすことを基準にしています。

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”のぞみ548号”のダイヤ
京都6:03⇒名古屋6:36⇒新横浜7:54⇒品川8:05⇒東京8:12
運転日:月曜日、休翌日、土曜日、連休初日を中心に運転

※参考:新大阪始発”のぞみ230号”のダイヤ(毎日運転)
新大阪6:00⇒京都6:14⇒名古屋6:48⇒新横浜8:05⇒品川8:16⇒東京8:23


まずは、”のぞみ548号”に乗り継ぎ可能な、関西側の範囲から。


◆京都駅で、”のぞみ548号”へ乗継が可能な範囲(平日ダイヤを基準)
京都駅での新幹線との乗換標準時分:JR各線9分、近鉄・地下鉄烏丸線7分

◎京都駅に直接乗り入れている路線で、十分乗継可能
・JR京都線:大阪~西大路(大阪5:00⇒京都5:46)
・琵琶湖線:野洲~山科(野洲5:08⇒京都5:41)
・JR奈良線:奈良~東福寺(奈良4:48⇒京都5:44)
・嵯峨野線:園部~梅小路京都西(園部4:44⇒京都5:26)
・近鉄京都線:新田辺~東寺(新田辺5:24⇒京都5:56)
※同日に行われた、近鉄のダイヤ変更で京都駅到着が1分早まったことにより、1本遅い列車でも乗換標準時分を満たすことに
※余裕を持たせるなら、1本前の新田辺5:12⇒京都5:44が望ましい

・地下鉄烏丸線:国際会館~五条(国際会館5:18⇒京都5:37)
・地下鉄烏丸線:竹田~九条(竹田5:37⇒京都5:43)
◎途中で乗り換えることで、十分乗継可能
・地下鉄東西線:太秦天神川~二条城前(太秦天神川5:20⇒烏丸御池5:28、烏丸線に乗り換え)
・地下鉄東西線:六地蔵~東野(六地蔵5:15⇒山科5:27、琵琶湖線に乗り換え)
・京阪本線:淀~鳥羽街道(淀5:15⇒丹波橋5:23⇒東福寺5:32、丹波橋で近鉄、または東福寺でJR奈良線に乗り換え)
・京阪本線:出町柳~七条(東福寺でJR奈良線に乗り換え)
・京阪本線:寝屋川市~石清水八幡宮(寝屋川市5:01⇒丹波橋5:37/近鉄京都線乗り換え5:44⇒京都5:56)
※同日に行われた、近鉄のダイヤ変更で京都到着が1分早まったことで、乗換標準時分を満たすことに


・京阪京津線:びわ湖浜大津~四宮(びわ湖浜大津5:10⇒京阪山科5:24、琵琶湖線に乗り換え)
・京阪石山坂本線:近江神宮前~石場(近江神宮前5:02⇒びわ湖浜大津5:08⇒京阪膳所5:13、膳所で琵琶湖線に乗り換え、またはびわこ浜大津で京津線&山科で琵琶湖線乗り換えでも可能)
・阪急京都線:桂~大宮(桂5:01⇒烏丸5:10(四条)烏丸で烏丸線に乗り換え)
・阪急京都線:京都河原町(京都河原町5:18⇒烏丸5:19((四条)烏丸で烏丸線に乗り換え)
・叡山電車:修学院~元田中(修学院5:09⇒出町柳5:16、出町柳から京阪本線&東福寺でJR奈良線に乗り換え)
・大阪環状線:京橋~天満(京橋4:49⇒大阪4:55、JR京都線に乗り換え)
・阪神本線:尼崎(阪神)~福島(阪神)(尼崎(阪神)4:36⇒大阪梅田4:50、JR京都線に乗り換え)
〇近くを走る路線を使えば、一部を除き、乗継可能
・湖西線・大津京:京阪石山坂本線が利用可能
・京阪宇治線・宇治(京阪)~観月橋:多くの駅でJR奈良線が利用可能
・阪急京都線・大阪梅田~洛西口:多くの駅でJR京都線が利用可能
・阪急千里線・淡路~吹田:多くの駅でJR京都線が利用可能
△やや厳しい
・湖西線:近江今津~唐崎(近江今津4:59⇒京都5:57)
・地下鉄東西線:京都市役所前~御陵(三条京阪を除く)(京都市役所前5:30⇒山科5:40/琵琶湖線乗り換え5:49⇒5:55)
・阪急神戸線:西宮北口~中津(阪急)(西宮北口4:36⇒大阪梅田4:54、JR京都線との6分乗換はやや厳しい?)
・阪急宝塚線:雲雀丘花屋敷~中津(阪急)(雲雀丘花屋敷4:26⇒大阪梅田4:55、JR京都線との5分乗換はやや厳しい?)
✖厳しい(後続の”のぞみ230号”であれば、十分乗継可能)
・琵琶湖線:米原~篠原(米原4:59⇒京都6:05)
・地下鉄東西線:御陵~京都市役所前(三条京阪を除く)(御陵5:30⇒烏丸御池5:39/烏丸線乗り換え5:54⇒京都5:59)
・近鉄京都線・奈良線・橿原線:大和西大寺5:29⇒京都6:07の急行に、乗車可能な範囲(大和西大寺~興戸、近鉄奈良~東花園、天理~尼ヶ辻)
昨年12月に、今回のダイヤ改正で、この列車が新登場することが公表された際に、当ブログでも、どこからであれば乗継可能か、取り上げたところですが、京都市内の他、宇治市・城陽市・向日市・長岡京市・高槻市・草津市・守山市・亀岡市などの周辺市でも概ね乗継可能な他、大阪市・奈良市・兵庫県尼崎市の一部からでも乗継が可能、と言った状況でした。

今回、同じ3/14には、近鉄でもダイヤ変更が行われたことにより、少し変化があり、京阪本線(寝屋川市~石清水八幡宮)の始発列車から、乗換可能な近鉄京都線列車の京都駅到着時刻が1分早められ、八幡市・枚方市・寝屋川市からでも乗換標準時分を満たすことになり、十分乗継可能な範囲内に変わり、京阪沿線の方にとっては、かなりの朗報と言えるでしょう(ただし、余裕があるかと言えば・・・)。
ただ、
湖西線(大津京を除く)に関しては京都駅到着時刻が早められることがなかった他、地下鉄東西線の御陵~京都市役所前(三条京阪を除く)に関しても、乗換標準時分を満たさず、やや厳しいことになりました。
今後、この”のぞみ548号”の利用率向上のためには、より広範囲から乗換が可能となるよう、各社のダイヤ修正にも期待したいところでしょうか。特に、湖西線に関しては、京都駅に直接乗り入れている路線の中では唯一、乗換標準時分を満たしていないだけに、これは早急に修正が行われるべきでしょう(6分乗換であれば、行けなくもないが、少しでも遅れるとかなり厳しいものに)。



◆首都圏側での乗り換え可能列車(平日ダイヤを基準)
続いては、首都圏側での乗り換え可能列車も。より遠くへ行くことが可能な、新幹線・特急列車で、後続の新大阪発”のぞみ230号”よりも早く乗り換えが可能な列車は太字で記載しました。なお、横須賀・総武快速線に関しては品川駅乗換の方が容易なため、東京駅乗り換えは省略、さらに上野東京ライン(宇都宮線・高崎線・常磐線)に関しては東京駅のみ記載しています。
新横浜
・JR横浜線 磯子行き8:01、八王子行き7:59
・東急新横浜線 急行西高島平行き8:04
・相鉄新横浜線 大和行き8:08
・横浜市営地下鉄ブルーライン 湘南台行き8:03、あざみ野行き8:01
品川
・山手線 外回り(渋谷・新宿方面)8:16、内回り(東京・上野方面)8:16
・京浜東北線 大宮行き8:16、鶴見行き8:15
・東海道線(上野東京ライン) 平塚行き8:18 
・横須賀線 逗子行き8:15
・総武快速線 千葉行き8:16、成田エクスプレス9号成田空港行き8:19
・京急 特急三崎口行き8:18、急行羽田空港第1・第2ターミナル行き8:23、普通浦賀行き8:24
・京急(都営浅草線) 青砥行き8:18
東京
・東北新幹線 なすの253号郡山行き8:26
・上越新幹線 とき307号新潟行き8:22
・山手線 内回り(上野・池袋方面)8:23、外回り(品川・渋谷方面)8:22
・京浜東北線 大宮行き8:23、蒲田行き8:24
・中央線快速 青梅行き8:28
・上野東京ライン ときわ53号勝田行き8:23、快速アーバン高崎行き8:26、宇都宮行き8:30
・京葉線 府中本町行き8:32、蘇我行き8:35
特に、成田空港・宇都宮・郡山・高崎・新潟・水戸・勝田などへは、後続の”のぞみ230号”より早く到着できることが可能です。また、新横浜に関しては相鉄・東急新横浜線開業の効果がより大きくなっていると言え、特に来年開催される横浜GREEN×EXPOへの来場には、より早く会場に到着可能、と言うメリットがあります(相鉄の大和行きに乗ると、最寄りの瀬谷駅まで乗り換えなしで行くことが可能)。
たかが11分、されど11分、この差は大きいと感じます。現段階では、臨時扱いですが、将来的には乗車率がさらに増えて、毎日運転の定期化をぜひ望みたいところでしょうか。

以上、今回のダイヤ改正で新登場した、京都始発の”のぞみ548号”に乗り換えられる関西側の範囲と、首都圏側でこの列車から乗換可能な列車を取り上げてみました。
ここまでご覧いただき、ありがとうございます。

早朝の朝一番に新登場、京都始発”のぞみ548号”に乗車。新横浜には7時台に到着、首都圏へ11分早く到着することが可能に。

※はじめに。
早いもので4月に入り、新年度となりました。今年度もよろしくお願い致します。
最近は記事の更新ができておらず、久しぶりの更新となりました。年度も変わり、これまでアップできていなかった記事なども含め、随時アップし、また更新頻度を上げて行きたいところです。
2026年3月14日のダイヤ改正で新登場した、早朝・朝一番の京都始発の”のぞみ548号”。個人的には日頃、東京方面へは京都駅から、広島・福岡(博多)・鹿児島方面へは新大阪駅から新幹線を利用するので、この京都始発の”のぞみ548号”に関しては、今回のダイヤ改正で特に気になっていたことの一つであり、ちょうどタイミング良く、この運行開始日の3/14に首都圏まで行く予定があったので、早速乗車してみることにしました。
JR東海:2026年3月ダイヤ改正について


運行開始日と言うころもあり、このような横断幕で見送られる
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”のぞみ548号”、車両側の表示
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まずは”のぞみ548号”のダイヤから。
”のぞみ548号”のダイヤ
京都6:03⇒名古屋6:36⇒新横浜7:54⇒品川8:05⇒東京8:12
運転日:月曜日、休翌日、土曜日、連休初日を中心に運転

※参考:新大阪始発”のぞみ230号”のダイヤ(毎日運転)
新大阪6:00⇒京都6:14⇒名古屋6:48⇒新横浜8:05⇒品川8:16⇒東京8:23

首都圏側では既に、朝一番・早朝6時頃に出発する列車は東京始発に加え、品川始発・新横浜始発の列車も設定されていますが、今回のダイヤ改正では関西側においても新大阪始発に加え、臨時扱いでありながらも、京都始発の列車が新たに設定されたことになります。

これは品川発・新横浜発の列車では既存の東京発の列車より早く、京都発の列車では既存の新大阪発の列車よりも早く出発することになり、乗り換え可能な範囲に関しては後続の列車よりも狭まりますが、その乗り換え可能な範囲内からの利用者に関しては品川・新横浜・京都から、それぞれ当該駅始発の一番列車への乗車が可能になることにより、後続列車への混雑集中を避けるとともに、少しでも到着時刻が早まることにより、現地での滞在時間が拡大する、と言うメリットがあります。新幹線と言えば、法律で24時~翌6時には運転できない、と言う縛りがある中で、近年の東海道山陽新幹線では、今回は深夜に最終の品川行きが新たに設定されるなど、早朝・深夜に可能な限り、選択肢を多く用意する、まさにギリギリを攻める戦略と言えます。

さて、まずはこの列車に乗車するに当たり、いつも通り、EX予約を使って、予約することになりますが、2週間前の時点では十分空席があり、2人掛け席の窓側・E席の予約を確保することができました。京都始発と言うこともあり、自由席でも着席は確保しやすいとは言え、やはり確実に座れた方が良いに越したことはなく、特に”のぞみ”で長距離を利用する場合は指定席一択であり、近年の指定席化の拡大に関しては賛成の立場です。中途半端に、車両ごとに指定席・自由席と明確に区別するよりは、全席指定席として、予約なしでも空席を利用できるシステムの方が、座席を有効活用できると感じます。

3/14の乗車当日は5時半過ぎには、京都駅に到着しましたが、改札がオープンするのは5:45。
改札付近の発車案内表示
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5:45、改札がオープンすると、早速改札に入ります。EX予約を使うと、登録した交通系ICカードを改札機にタッチすると、座席などの情報が書かれた、ご利用票が出てきますが、これも近々廃止が発表されているので、貴重なものになりそうです。JR東日本系の新幹線では、同様のチケットレスで乗車した場合、改札機からは何も出て来ない代わりに、改札内には座席を確認できる機械があり、そこで座席情報をレシートのようなもので印刷することが可能ですが、東海道山陽九州新幹線ではそのようなものは用意されるのでしょうか?
今回利用した、ご利用票。今後は貴重に?今回は京都⇒新横浜に乗車。
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”のぞみ548号”は11番線からの発車なので、早速ホームに上がりますが、もうドアが開いていて、乗車可能な状態でした。京都始発の列車と言えば、阪神淡路大震災発生後の一時期に設定されていたのみであり、日頃は完全な途中駅で、停車時間は少なく、結構乗降が慌ただしくなりがちですが、この”のぞみ548号”に関しては例外と言え、一旦自席に荷物を置いてから(もちろん貴重品は身に着けた上で)、発車時刻までは再びホームに降りることが可能です。これが京都駅でできるのは、新鮮そのものです。

ホーム上では、上記のようにこの日、この列車でしか見れないものを記録したり、あとは個人的には新幹線に乗る時には欠かせない、あの”新幹線スゴイカタイアイスクリーム”やドリンク・パンなどをホーム上で購入したりしていました。これも始発列車だからこそ、このように一旦ホームに降りて、購入することが可能ですが、グリーン車を除き車内販売が廃止になった今では、荷物を抱えながらでは、なかなか落ち着かないところがあり、やっぱり私鉄特急みたいに、せめて車内に自販機だけでも設置して欲しいとは感じます。

ホーム上の発車案内表示
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この日の”のぞみ548号”はN700S。京都駅ビルを背景に。この時はまだ薄暗い。
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”新幹線スゴイカタイアイスクリーム”を味わう
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そして、この日は運行初日と言うこともあり、何社かマスコミも取材に来ていました。特に多くの人がいた、と言う訳ではありませんでしたので、まだまだ認知されていない、と言った感じもします。



6:03、定刻通り、京都を発車。上記のように、運行初日と言うこともあり、駅員さんから横断幕でのお見送りを受けます。
運行初日の始発列車ならではの放送を期待しましたが、特にそのようなものはなく、ここから先は日頃の東海道新幹線とほとんど変化はありません。ちなみに、今回はN700SのJR東海車でしたが、近年は車内チャイムが”会いに行こう”に更新と同時に、始発終着駅と途中駅での区別がなくなったので、京都発車時点で始発終着チャイムが流れることもありません。もしAMBITIOUS JAPANのチャイムだった頃や、JR西日本車に当たれば、京都発車の時点で始発終着チャイムが流れることも期待できましたが・・・。
京都駅発車後の車窓や車内放送を動画にアップしました


乗車率に関しては、平日とは異なり、ビジネス客は少なく、家族連れや観光客の方が多い感じであり、京都発車時点では窓側席はほぼ埋まり、一部通路側も埋まる程度、名古屋発車時点では通路側もほぼ埋まり、空席は3人席の真ん中・B席のみ、と言った程度であり、やはり早朝であっても東名阪の大動脈と言うこともあり、需要の高さを実感します。
米原を通過したあと、伊吹山を望む。冬は大雪で遅れることも多い場所。
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写真等は撮り損ねてしまいましたが、6:25頃には岐阜羽島駅を通過。ここでは、こちらも今回のダイヤ改正で新登場した、岐阜羽島始発の”こだま800号”を追い抜き。岐阜羽島駅利用者にとっては、これを利用することで、名古屋で新大阪始発の”のぞみ230号”に乗り換えると、首都圏に約30分早く到着できるようになったので、大きなニュースと言えます。
車内の様子
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名古屋には6:36に到着。ここでは、降車よりも、乗車の方が圧倒的に多い感じでした。

7:20を過ぎた頃、新富士駅前後で、車窓に富士山を望めるベストスポットに差し掛かります。この日は見事な快晴であり、富士山もバッチリ見ることが可能で、多くの乗客がカメラを向けていました。
富士山もバッチリ
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動画にもアップしました


7:40を過ぎた頃、神奈川県に入って、小田原駅を通過すると、いつも通り小田原駅を定刻通り通過し、新横浜到着まであと約10分のアナウンスが流れると、車内は降りる支度をし始めるモードに。
横浜市内に入り、相鉄西谷駅の真上を通過した頃に、新横浜到着アナウンスが流れ、7:54定刻通り新横浜に到着。個人的にはここで下車しましたが、京都から1時間51分で新横浜まで来れてしまうとは、やっぱり新幹線はあっという間であり、本当に偉大です。
また、相鉄・東急が新横浜に乗り入れるようになってからは、新横浜から山手線西側エリアや神奈川県央部へのアクセスも便利になったほか、品川・東京と比べても、他の線との乗り換えがしやすいとも感じます。ただ、平日であれば、ラッシュ時間帯に東急東横線などを通ることになるので、その点は要注意でしょうか。
新横浜に7時台に到着
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個人的には今回、7時台に新横浜到着、と言うのも結構なインパクトであると感じるところで、関西を朝一番の新幹線で出発して、首都圏に7時台に到着できるのも今回が初めてでしょう。上記の品川・東京の到着時刻を見ても、場所によっては9時どころか、8時半にオフィスに入る、と言ったことも可能になる他、そこから新幹線・特急列車でより遠くへ目指すとなると、たかが11分・されど11分、この差は結構大きいのではないでしょうか。

今後は利用率がさらに向上し、毎日運転の列車になって欲しいところですが、上述した通り、認知度が課題と言ったところでしょうか。関西地区では、在来線がJR西日本の管轄であり、今回の京都始発の東京行きはJR西日本が絡まないこともあってか、あまり周知されているところを見ることがなく、まだまだ認知度が低いように思えます。

また機会があれば、ぜひ利用してみたいと思います。

新横浜駅には、来年のGREEN×EXPO(横浜園芸博、花博)まであと1年の告知も
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ちなみに余談ですが、帰りの京都駅到着前の乗り換え案内の放送では、JR京都線・琵琶湖線などと、今回の改正から日頃、関西エリアで案内されている路線名(愛称名)で放送されるよう、改められていました。ネット上の情報では、品川駅や東京駅でも同様に、上野東京ラインなどと案内されているので、これまで頑なに東海道線などと正式路線に拘っていた、JR東海がようやく態度を大きく変化させた、と感じたところでした。
個人的には、その路線を管轄している事業者が、実態に応じて、路線名を定めている以上、他社やメディア等はそれに従うことが当然と感じるところであり、正式路線名に固執するがあまり、余計な混乱を生むことは本当に望ましくない、と感じます。


次の記事で、この京都始発”のぞみ548号”へ乗り継げる、関西側の範囲はどこまでか、また首都圏側での乗り換え可能な列車についても取り上げます。

近鉄:2026年春のダイヤ変更。大阪線は五位堂に特急停車の一方で、随分大なたを振るうものに。メリットとデメリットは?

近鉄:2026年春のダイヤ変更。
近鉄:2026年3月14日(土)ダイヤ変更について

近鉄特急。一部が五位堂停車や、天理⇒大阪難波直通などが実現。
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今回大なたが振るわれることになった、大阪線急行。
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ラッシュ時間帯を中心に、新たに一部の特急停車駅となる五位堂駅
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2026年春、近鉄ダイヤ変更の主な内容
ダイヤ変更日:2026年3月14日(土)

◎大阪線
・昼間時間帯に区間急行を新設。急行停車駅に八尾市内3駅(八尾・河内山本・高安)を追加。⇒急行と準急を統合した形に?
区間急行停車駅:大阪上本町・鶴橋・八尾・河内山本・高安・河内国分・五位堂・大和高田・大和八木・桜井、桜井以東の各駅
・ダイヤパターンを大幅に見直し。河内国分と大和八木で区間急行と普通が連絡するダイヤに。
・日中の運転本数
 区間急行(大阪上本町~榛原):2本/h、区間急行(大阪上本町~名張or青山町)2本/h、普通(大阪上本町~大和朝倉)4本/h
 急行(名張~伊勢中川):平日2時間に1本、土休日1本/h、普通(名張~伊勢中川):平日1本/h、普通(東青山~伊勢中川):土休日1本/h
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▲大阪線、日中ダイヤの例(上記リリースより)

◎朝夕時間帯に、一部の特急が五位堂に停車⇒ラッシュ時間帯の着席通勤向け?
◎朝ラッシュ時間帯に天理⇒大阪難波直通の特急を新設、近鉄郡山駅に停車⇒天理~大阪の通勤・通学需要が多ければ、今後の増発もあり?
◎大阪難波・京都~近鉄奈良で特急を増発
◎土休日は名古屋20:25発大阪難波行き、特急”ひのとり”を増発
◎京都・橿原線:橿原神宮前6時43分発大和西大寺行き急行を、橿原神宮前6時42分発京都行き急行に変更。 新田辺7時40分発京都行き準急の運転を取り止め。
◎信貴線は毎時2本に減便

など 

このほか、ご利用状況などに応じて列車の運転本数、運転区間、列車種別、発着時刻などを見直し。記載の時刻等は現時点のものであり、変更する場合があり。
個人的には、今は京都線を利用することが多いのですが、昨年・一昨年はコロナ禍からの回復で、どの駅でも最低毎時4本に増発と言った、変更が行われたので、京都線に関しては今回は小規模な変更だったと言えるでしょう。また、早朝に京都始発の東海道新幹線”のぞみ”が運転されることが決まっていますが、特に接続などは変更なさそうです。詳しい時刻表が公表されたら、変化などを見たいところです。




そして、一番大きな変化は、やはり大阪線でしょう。個人的には時々、八尾や東大阪に行くことがあり、大阪線に乗ることはありますが、今回の変更は結構衝撃です。以下、メリット・デメリットをまとめてみました。
近鉄大阪線のダイヤ変更、メリットとデメリット

メリット
◎急行と準急を統合した区間急行と、普通をそれぞれ15分間隔の運転で、わかりやすいダイヤに。区間急行と普通の連絡駅も河内国分と大和八木に固定し、わかりやすく。
◎大阪市内~大阪府内の準急・区間急行停車駅(布施・八尾・河内山本・高安・河内国分)へは、乗車チャンスが毎時8本に拡大。
◎大阪市内~奈良県内・奈良盆地内の主要駅(五位堂・大和八木等)への速達列車の乗車チャンスは毎時4本へ拡大。
◎八尾市内3駅(八尾・河内山本・高安)から奈良県内・奈良盆地内の主要駅に行きやすくなる。
◎榛原以西の奈良県内・奈良盆地内の各駅は最低でも毎時4本に増便。



デメリット
◎長年、急行は奈良県・三重県方面への速達輸送、準急が大阪府内の主要駅向け、と言う遠近分離が崩れ、前者にとっては速達性低下や混雑率上昇に?
◎長瀬等、東大阪市内をはじめとした、大阪側の普通しか停車しない駅は毎時4本に減便。近畿大学等の通学輸送が不便になる?
◎榛原以東の名張・伊賀方面はかなりの減便となり、もはや大阪の通勤圏ではない?
◎青山峠を越えて、伊勢方面へ直通する急行がなくなり、名張or青山町で分離。特急以外で伊勢・名古屋方面へ行くには、名張or青山町で乗り換えが必須に。都心から50km離れると、利用状況が変化することはおかしい話ではなく、東武日光線が南栗橋で分離するパターンと同じ?
一番メリットが大きいのは、やはり準急停車駅となっている八尾市内3駅(八尾・河内山本・高安)でしょうか。大阪市内から行く場合は、特急以外ならどれに乗ってもよく、乗車チャンスは毎時8本に拡大、また奈良県内・奈良盆地内の主要駅(五位堂・大和八木等)にも行きやすくなりますので。
東大阪市内をはじめ、大阪側の普通しか停車しない駅(長瀬等)は毎時4本に減便となり、デメリットが多いと言えます。長瀬に関しては、近畿大学の最寄り駅で、各駅停車しか停車しない駅ながら、利用者数の多い駅ですが、上記の時刻表の例を見ると、通学客の多い時間帯は普通が多くなっているので、これでカバーすると言うことでしょうか。

奈良県内の奈良盆地内(榛原以西)に関しては、現状の急行停車駅(五位堂・大和高田・大和八木・桜井)は、大阪市内への速達列車の乗車チャンスが毎時4本に拡大、どの駅でも最低毎時4本に拡大するメリットがある一方で、八尾市内3駅に連続停車することで速達性は損なわれ、混雑率上昇と言うデメリットが生じます。ここは停車駅増の一方で、本数は増えて、待ち時間は減少し、全体的な所要時間はさほど変化なし、せめて両数が全て6両編成になれば、問題ないと判断されたのでしょうか。

奈良盆地が尽きて、山間部へと入り、奈良・三重県境を越える、榛原以東に関しては、かなりの大なたが振るわれたと言えるでしょう。元々、同じ三重県内でも青山峠より西の伊賀・名張は、大阪寄りの場所で、流れる川も淀川水系の木津川であり、また桔梗が丘などは大阪のベッドタウンとして開発された点もあります。そのこともあり、近鉄の管轄も青山峠を境に大阪管轄と名古屋管轄に別れているところがあります。しかし、近年は利用者数が大幅に減少し、もはや大阪の通勤圏とは言えなくなっている実態があると言えます。もし、青山峠が県境になっていて、伊賀・名張が奈良県または滋賀県であれば、まだ京阪神への通勤圏となっていて、状況が違った可能性はあったと言えます。
そして、大阪~名張は約60kmですが、これは大阪~加古川や大阪~草津とほぼ同距離ですが、加古川は途中に神戸が、草津は途中に京都があり、両者とも国土軸のルート上に位置していて、大きく発展している一方で、名張に関しては途中の橿原や大和高田等が京都・神戸のような規模の都市ではなく、さらに桜井以東は山間部に入り、国土軸からも外れていると言う点も明暗を分けたと言えるでしょう。
また今回、名張or青山町で運転系統を分離し、青山峠を越えて、伊勢方面へ直通する急行が大幅削減となりましたが、大阪~名張は約60kmあるので、これだけでも他の私鉄より十分距離は長く、都心からこれだけ離れると利用状況が大きく変化することは、特におかしくはありません。似た例として、東武日光線が都心から約50kmの南栗橋で、都心方面と北関東方面の運転系統を分離させたのと、ほぼ同じでしょう。東武日光線南栗橋と同じく、この名張or青山町での分離は何となく予想していたことではありましたが、当ブログでも取り上げた、今年の正月に伊勢神宮の初詣帰りに、大阪線急行を乗り通してきたところなので、まさかここまで大なたが振るわれるとは、全く想像しませんでした。

これを見ると、同じ私鉄でも都心から約50km離れた、海老名・本厚木・藤沢等の利用者数が10万人超える小田急が、かなり特殊と言えます。ここはやはり、横浜の存在でしょうか(これら3駅は横浜の外縁部で人口が多く、厚木・伊勢原等から海老名で相鉄に乗り換えて、横浜への通勤通学の流れも多い)。


そして、特急に関しては、五位堂に一部停車、天理から大阪直通、その他増発などが実現します。
五位堂停車に関しては、11月に既に公表されていたものですが、大阪線沿線でも香芝市は人口増となっていて、大阪市内からの距離を見ても、着席通勤が見込まれ、予想通り、ラッシュ時間帯の着席需要に特化した停車となっています。さすがに、伊勢・名古屋方面への長距離向けまで停車させると、速達性が損なわれることになるので、ここは見送られたと言えます。
近鉄&香芝市:近鉄大阪線五位堂駅の一部特急列車の停車駅への追加及び これに関する近畿日本鉄道株式会社と香芝市との連携等について

天理から大阪直通となると、天理教の臨時列車ではよくありますが、定期となると初めてでしょう。天理から大阪へ行くとなると、この天理教の臨時列車がなければ、直通で行くことはできないので、今後大阪への直通利用が多ければ、さらに拡大、また天理教の臨時列車の定期化などもあり得るでしょうか。


最後に、近鉄は中期経営計画では、インバウンドの取り込み拡大や、沿線外からの観光客誘致などを掲げているので、今回はそれに即して、特急は増発などが行われた一方で、通勤通学客が減少している、特に大阪線ではかなりの大なたが振るわれる変更と言えるでしょう。

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