JR東海、特急”しなの”に新型車両の計画を公表。
公式リリース
新型特急車両「385系」量産先行車の新製について
エクステリアのイメージデザイン(JR東海のリリースより)

大阪まで乗り入れていた頃に撮影した、383系特急”しなの”

中央西線等の名古屋~松本~長野を結ぶ、特急”しなの”。
名古屋を中心とした中京圏~松本・長野方面への移動はもちろん、名古屋で新幹線に乗り継ぎ、関西などから松本・長野方面へも多く利用されている列車。個人的にも長野方面のアルプス登山やスキーなどへ出かける際に、何度も利用したことがありますが、カーブの多い山間部を高速で駆け抜けていく高性能な車両であると思います。
関西地区在住と言うこともあり、過去には大阪にも乗り入れていて、大阪直通も利用したことがあります。可能なら、「新車両を機に大阪直通復活」なんて妄想もしたくなりますが、実際に大阪~松本を移動する場合、大阪~名古屋が新幹線と完全に被り、乗り換え時間を含めても、大阪~名古屋は新幹線移動した方が1時間以上早く着くと言う現実を考えると難しいでしょう。それに、北陸新幹線が開業して、大阪~長野に関しては”サンダーバード”&北陸新幹線と言うルートがあるのも大きいでしょう。
ちなみに、特急”ひだ”の大阪直通が新車両に替わってからも残っているのは、岐阜市が新幹線のルートから外れていて、大阪~高山の所要時間が、新幹線で名古屋乗り換えと比べてもほぼ変わらない点や、大阪・京都~岐阜への移動もある点などが考えられると思います。
JR東海では、今月1日にすべての特急”ひだ”・”南紀”のHC85系への置き換えが完了したところで、特急”しなの”の383系も30年近く経過することから、次は特急”しなの”の新車両計画が本格化するのでは、と思っていたところでしたが、そのHC85系の導入が完了してまもない頃に、公式に計画が公表されました。
中央東線の特急”あずさ”・”かいじ”が振子をあきらめてE353系では車体傾斜になったり、阪和線・きのくに線の特急”くろしお”も振子をあきらめた287系等になっていることを考えると、特急”しなの”もそうなるのではと思ったところもありますが、実際には新たな振子制御技術を導入することになりました。それにより、これまでの383系と同等のカーブを高速走行できるものになりそうです。この新たな振子制御技術も、十分な期間、試運転などを行った上で問題点などを検証していくものの思われます。
さらに、383系と同様に流線形と前面展望も確保されることに。HC85系では前面展望がなくなってしまったのが残念な点でしたが(全くできない訳ではないが、キハ85系とは比べものにならない)、この点は改善されることになりました。
そして、今の時代には欠かせないものとなりつつある、ホームドアのことも考慮されることになりました。同じ中央西線を走る315系とドアの位置を合わせ、ホームドアを導入しやすくすると言うものですが、これまでだと特急車両と一般車両とではドアの位置が異なるものが多く、ホームドア導入の障壁になっていると言えるでしょう。JR西日本のように上下に動く、ロープ式で対応するところもありますが。
走行試験などもあることから、実際に置き換えが本格化するのは6年後となりそうですが、実車がどんな感じになるのか、楽しみなところもあります。また、このように公式に計画が公表されたこともあり、383系の置き換えも決まりましたが、直前になって慌てるのではなく、今のうちから乗っておいたり、記録しておいたりしたいところであります。
公式リリース
新型特急車両「385系」量産先行車の新製について
主な内容
◎特急”しなの”の383系取り替えを見据え、385系量産先行車の新製を決定
◎国内最速でカーブを走行可能な383系の速達性を維持しつつ、新たに次世代振子制御技術を導入することで、乗り心地も安全性も向上(現在、技術開発中)
◎車両とカーブの位置関係を常時監視し、カーブ開始位置をより正確に検知することが出来る次世代振子制御技術を開発・導入
◎HC85系と同様、車両機器の稼働状況や故障状況等を遠隔で常時監視する状態監視システムや、車内防犯カメラ等の安全設備を導入
◎315系と車体長・ドア位置を統一します。これにより、開口幅の狭いホーム可動柵を採用できるようになり、低コストでホーム上の安全性を向上
◎エクステリア
「アルプスを翔ける爽風」をテーマに、アルプスのやまなみを颯爽と駆け抜けていく様を表現したデザイン。 前面展望を両先頭車に確保し、四季を彩る自然の景観に恵まれた中央本線を味わう旅を演出。
◎今後の計画
量産先行車として1編成8両を新製。
2026年度に量産先行車が完成した後、走行試験を約1年間実施、次世代振子制御技術等の確認。
量産車は、2029年度頃を目標。
エクステリアのイメージデザイン(JR東海のリリースより)

大阪まで乗り入れていた頃に撮影した、383系特急”しなの”

中央西線等の名古屋~松本~長野を結ぶ、特急”しなの”。
名古屋を中心とした中京圏~松本・長野方面への移動はもちろん、名古屋で新幹線に乗り継ぎ、関西などから松本・長野方面へも多く利用されている列車。個人的にも長野方面のアルプス登山やスキーなどへ出かける際に、何度も利用したことがありますが、カーブの多い山間部を高速で駆け抜けていく高性能な車両であると思います。
関西地区在住と言うこともあり、過去には大阪にも乗り入れていて、大阪直通も利用したことがあります。可能なら、「新車両を機に大阪直通復活」なんて妄想もしたくなりますが、実際に大阪~松本を移動する場合、大阪~名古屋が新幹線と完全に被り、乗り換え時間を含めても、大阪~名古屋は新幹線移動した方が1時間以上早く着くと言う現実を考えると難しいでしょう。それに、北陸新幹線が開業して、大阪~長野に関しては”サンダーバード”&北陸新幹線と言うルートがあるのも大きいでしょう。
ちなみに、特急”ひだ”の大阪直通が新車両に替わってからも残っているのは、岐阜市が新幹線のルートから外れていて、大阪~高山の所要時間が、新幹線で名古屋乗り換えと比べてもほぼ変わらない点や、大阪・京都~岐阜への移動もある点などが考えられると思います。
JR東海では、今月1日にすべての特急”ひだ”・”南紀”のHC85系への置き換えが完了したところで、特急”しなの”の383系も30年近く経過することから、次は特急”しなの”の新車両計画が本格化するのでは、と思っていたところでしたが、そのHC85系の導入が完了してまもない頃に、公式に計画が公表されました。
中央東線の特急”あずさ”・”かいじ”が振子をあきらめてE353系では車体傾斜になったり、阪和線・きのくに線の特急”くろしお”も振子をあきらめた287系等になっていることを考えると、特急”しなの”もそうなるのではと思ったところもありますが、実際には新たな振子制御技術を導入することになりました。それにより、これまでの383系と同等のカーブを高速走行できるものになりそうです。この新たな振子制御技術も、十分な期間、試運転などを行った上で問題点などを検証していくものの思われます。
さらに、383系と同様に流線形と前面展望も確保されることに。HC85系では前面展望がなくなってしまったのが残念な点でしたが(全くできない訳ではないが、キハ85系とは比べものにならない)、この点は改善されることになりました。
そして、今の時代には欠かせないものとなりつつある、ホームドアのことも考慮されることになりました。同じ中央西線を走る315系とドアの位置を合わせ、ホームドアを導入しやすくすると言うものですが、これまでだと特急車両と一般車両とではドアの位置が異なるものが多く、ホームドア導入の障壁になっていると言えるでしょう。JR西日本のように上下に動く、ロープ式で対応するところもありますが。
走行試験などもあることから、実際に置き換えが本格化するのは6年後となりそうですが、実車がどんな感じになるのか、楽しみなところもあります。また、このように公式に計画が公表されたこともあり、383系の置き換えも決まりましたが、直前になって慌てるのではなく、今のうちから乗っておいたり、記録しておいたりしたいところであります。



















