JR西日本は7/24、N700Sの追加投入とともに、N700系を8両編成に改造、500系を2027年に引退することを発表。
2024 年7月社長会見
山陽新幹線の更なる安全性・快適性の向上 ~N700S の追加投入および 500 系営業運転終了~
新大阪にて、8両短縮で山陽新幹線”こだま”で運用中の現在の姿①

新大阪にて、8両短縮で山陽新幹線”こだま”で運用中の現在の姿②

まず個人的には、一般的に新幹線車両の寿命は20年程度と言われている中、よく30年も走り切れたなあ、と言うのが率直的な感想です。1997年のデビューから四半世紀を超えて、今も走っていること自体、奇跡です。今や現役の新幹線車両では最古参の車両であり、山陽新幹線以外では、上越新幹線のE4系Max引退を最後に、既に20世紀生まれの車両は全て消滅していて、大ベテランの選手とも言えます。
1997年の登場当時、日本国内で初めて300km/h運転を実現し、フランスのTGVと並ぶ世界最速となったことはもちろん、あのロングノーズのスマートなデザインは、かなり斬新で衝撃的なもので、その時の話題性と言えば、鉄道好きのみならず、世間一般にも大きく話題になった車両とも言えます。
1997年のデビュー時のポスター。京都鉄道額物館に展示していたもの。

そう言ったこともあってか、N700系等の他の新幹線車両と比べても、500系はダントツの人気を誇り、新幹線ホームで見ていても、子どもや家族連れに人気の車両は500系が一番と言っても、間違いない存在とも言えます。
特に、鉄道好き以外の方が〇〇系と言って、形式名で鉄道車両を示すことは、なかなか難しいですが、この500系に至っては、鉄道好き以外の方であっても、500系と言ってわかるほど、その存在感は圧倒的とも言えます。
新大阪にて、8両短縮で山陽新幹線”こだま”で運用中の現在の姿③

ただ、そんなデザイン性では圧倒的な人気を誇る500系でも、時代とともに実用的な面では欠点も見えてきたと言えます。その欠点を挙げると、
①N700系等、他の車両と比べて、座席定員が異なる
②車両が円筒形な車両が故に、窓側ではやや窮屈に感じることがある
③ロングノーズなデザイン故に、先頭車両の運転席側に乗客が乗り降りできるドアが存在しない
④コンセントの付いた座席がない
⑤製造コストが高い
と言ったところで、これらの欠点があったのか、製造数は9編成に留まり、東海道新幹線乗り入れにあたって、JR東海からすればあまり好ましくなかった存在とも言え、500系と同じ300km/h運転の性能を実現したN700系が登場後、”のぞみ”から追われる存在となり、2010年には16両”のぞみ”運用と東京乗り入れが終了しました。
京都駅にて、なつかしの”のぞみ”時代の500系①

なつかしの”のぞみ”時代の500系②、”のぞみ 東京”の表示

その後、8両に短縮し、山陽新幹線"こだま"として運転することとなり、現在に至っています。この間には、カンセンレンジャーやTYPE EVA、プラレールカー、ハローキティと言った、デザインの車両が500系で運転されるなど、今でも圧倒的な人気を誇る車両であることは変わりません。
現在運転中のハローキティのデザイン車両

そんな大人気で圧倒的な存在感を誇っていて、山陽新幹線”こだま”で活躍中の500系も、四半世紀以上の時が経ち、老朽化は否めず、2027年までに段階的に運転を終了することとなります。
既に廃車となった先頭車両の1両は京都鉄道博物館に展示されていますが、今後他の場所で保存と言ったことはあるのでしょうか。
個人的には、”のぞみ”の時代には東京にも博多にも行くときに何度か乗車しています。そして、山陽新幹線の”こだま”の運用になってからは、福岡や九州へ行く際には、JTBや日本旅行などの旅行会社で発売している、”こだま”用の格安で乗れるプランでよく乗車しています。指定席の6号車に乗車すれば、かつて”のぞみ”時代にはグリーン車として活躍した車両に乗ることも可能で、座席等の設備に”のぞみ”の時代グリーン車と大きな変化はなく、乗り得車両とも言えます。
”のぞみ”時代はグリーン車だった、6号車指定席。乗り得車両とも言える。

先頭車両の車内

先頭車両の子ども用擬似運転台

一番最近、個人的に500系に乗車したのは2021年でした。その後も福岡へ行く際には”こだま”の格安プランを使っていますが、ここ最近はレールスターの700系が多くなっていて、やはり”こだま”用であっても、500系は減っていることを実感します。
JR西日本社長のコメントにもありますが、JR西日本にとって最初で最後で、唯一の独自で開発した新幹線車両であり、さらに人気も高い車両であることから、非常に思い入れの強い車両であることが感じられます。今後、500系のような斬新なデザインの車両が登場することはあるのでしょうか。そして、JR西日本の新幹線路線を見ると、東海道山陽新幹線、山陽九州新幹線、北陸新幹線と、他社と共同運行する路線ばかりで、今後も車両は乗り入れ各社と共同開発となることは確実で、JR西日本が独自開発する新幹線車両が出ることも、もうないと言えるでしょう。
500系運転終了まで、あと3年となりましたが、ぜひ一度は乗れる機会があれば、と言うところです。最後の方になって慌てるのではなく、余裕を持って、早めに乗ることができればと思います。今後は各種イベントも開催されるようなので、こちらも注目です。
あと、今回JR西日本側から正式な公表はありませんでしたが、レールスターの700系も置き換え対象との一部報道もあります。
現在も、山陽新幹線”こだま”として活躍中のレールスターの700系

700系も16両編成の運転や東海道新幹線での運転は既に終了。8両のレールスターの700系も、山陽・九州新幹線の直通用のN700系登場以降、今では500系ともに、ほぼ山陽新幹線の”こだま”専用車両となって活躍していますが、こちらも”ひかりレールスター”としてデビュー以降、20年以上が経過していて、N700Sの追加投入とともに、N700Aの8両改造が進めば、いつ運転終了してもおかしくない頃合いになっていると言え、500系とともに、700系レールスターも今のうちに乗っておくべき車両と言えるでしょう。
2024 年7月社長会見
山陽新幹線の更なる安全性・快適性の向上 ~N700S の追加投入および 500 系営業運転終了~
新大阪にて、8両短縮で山陽新幹線”こだま”で運用中の現在の姿①

新大阪にて、8両短縮で山陽新幹線”こだま”で運用中の現在の姿②

まず個人的には、一般的に新幹線車両の寿命は20年程度と言われている中、よく30年も走り切れたなあ、と言うのが率直的な感想です。1997年のデビューから四半世紀を超えて、今も走っていること自体、奇跡です。今や現役の新幹線車両では最古参の車両であり、山陽新幹線以外では、上越新幹線のE4系Max引退を最後に、既に20世紀生まれの車両は全て消滅していて、大ベテランの選手とも言えます。
1997年の登場当時、日本国内で初めて300km/h運転を実現し、フランスのTGVと並ぶ世界最速となったことはもちろん、あのロングノーズのスマートなデザインは、かなり斬新で衝撃的なもので、その時の話題性と言えば、鉄道好きのみならず、世間一般にも大きく話題になった車両とも言えます。
1997年のデビュー時のポスター。京都鉄道額物館に展示していたもの。

そう言ったこともあってか、N700系等の他の新幹線車両と比べても、500系はダントツの人気を誇り、新幹線ホームで見ていても、子どもや家族連れに人気の車両は500系が一番と言っても、間違いない存在とも言えます。
特に、鉄道好き以外の方が〇〇系と言って、形式名で鉄道車両を示すことは、なかなか難しいですが、この500系に至っては、鉄道好き以外の方であっても、500系と言ってわかるほど、その存在感は圧倒的とも言えます。
新大阪にて、8両短縮で山陽新幹線”こだま”で運用中の現在の姿③

ただ、そんなデザイン性では圧倒的な人気を誇る500系でも、時代とともに実用的な面では欠点も見えてきたと言えます。その欠点を挙げると、
①N700系等、他の車両と比べて、座席定員が異なる
②車両が円筒形な車両が故に、窓側ではやや窮屈に感じることがある
③ロングノーズなデザイン故に、先頭車両の運転席側に乗客が乗り降りできるドアが存在しない
④コンセントの付いた座席がない
⑤製造コストが高い
と言ったところで、これらの欠点があったのか、製造数は9編成に留まり、東海道新幹線乗り入れにあたって、JR東海からすればあまり好ましくなかった存在とも言え、500系と同じ300km/h運転の性能を実現したN700系が登場後、”のぞみ”から追われる存在となり、2010年には16両”のぞみ”運用と東京乗り入れが終了しました。
京都駅にて、なつかしの”のぞみ”時代の500系①

なつかしの”のぞみ”時代の500系②、”のぞみ 東京”の表示

その後、8両に短縮し、山陽新幹線"こだま"として運転することとなり、現在に至っています。この間には、カンセンレンジャーやTYPE EVA、プラレールカー、ハローキティと言った、デザインの車両が500系で運転されるなど、今でも圧倒的な人気を誇る車両であることは変わりません。
現在運転中のハローキティのデザイン車両

そんな大人気で圧倒的な存在感を誇っていて、山陽新幹線”こだま”で活躍中の500系も、四半世紀以上の時が経ち、老朽化は否めず、2027年までに段階的に運転を終了することとなります。
既に廃車となった先頭車両の1両は京都鉄道博物館に展示されていますが、今後他の場所で保存と言ったことはあるのでしょうか。
個人的には、”のぞみ”の時代には東京にも博多にも行くときに何度か乗車しています。そして、山陽新幹線の”こだま”の運用になってからは、福岡や九州へ行く際には、JTBや日本旅行などの旅行会社で発売している、”こだま”用の格安で乗れるプランでよく乗車しています。指定席の6号車に乗車すれば、かつて”のぞみ”時代にはグリーン車として活躍した車両に乗ることも可能で、座席等の設備に”のぞみ”の時代グリーン車と大きな変化はなく、乗り得車両とも言えます。
”のぞみ”時代はグリーン車だった、6号車指定席。乗り得車両とも言える。

先頭車両の車内

先頭車両の子ども用擬似運転台

一番最近、個人的に500系に乗車したのは2021年でした。その後も福岡へ行く際には”こだま”の格安プランを使っていますが、ここ最近はレールスターの700系が多くなっていて、やはり”こだま”用であっても、500系は減っていることを実感します。
JR西日本社長のコメントにもありますが、JR西日本にとって最初で最後で、唯一の独自で開発した新幹線車両であり、さらに人気も高い車両であることから、非常に思い入れの強い車両であることが感じられます。今後、500系のような斬新なデザインの車両が登場することはあるのでしょうか。そして、JR西日本の新幹線路線を見ると、東海道山陽新幹線、山陽九州新幹線、北陸新幹線と、他社と共同運行する路線ばかりで、今後も車両は乗り入れ各社と共同開発となることは確実で、JR西日本が独自開発する新幹線車両が出ることも、もうないと言えるでしょう。
500系運転終了まで、あと3年となりましたが、ぜひ一度は乗れる機会があれば、と言うところです。最後の方になって慌てるのではなく、余裕を持って、早めに乗ることができればと思います。今後は各種イベントも開催されるようなので、こちらも注目です。
あと、今回JR西日本側から正式な公表はありませんでしたが、レールスターの700系も置き換え対象との一部報道もあります。
現在も、山陽新幹線”こだま”として活躍中のレールスターの700系

700系も16両編成の運転や東海道新幹線での運転は既に終了。8両のレールスターの700系も、山陽・九州新幹線の直通用のN700系登場以降、今では500系ともに、ほぼ山陽新幹線の”こだま”専用車両となって活躍していますが、こちらも”ひかりレールスター”としてデビュー以降、20年以上が経過していて、N700Sの追加投入とともに、N700Aの8両改造が進めば、いつ運転終了してもおかしくない頃合いになっていると言え、500系とともに、700系レールスターも今のうちに乗っておくべき車両と言えるでしょう。





































































