2024年3月23日に、大阪メトロ御堂筋線と直通運転する、北大阪急行線の千里中央~箕面萱野が延伸開業し、御堂筋線の行先が千里中央から箕面萱野に変わることになりました。
新大阪・梅田・難波・天王寺と言った、大阪の中心を貫く大動脈・御堂筋線なので、関西の方はもちろん、関西以外の方であっても、大阪を訪れたら乗る機会も多く、千里中央行きを聞いたことがある方は多いでしょう。
1970年の大阪万博に合わせて、千里中央まで開業して以来、50年以上見られた千里中央行きが3月22日で見れなくなることもあって、記録することにしました。
大阪メトロ車両の千里中央行き

北大阪急行車両の千里中央行き、箕面のもみじラッピング車両

千里中央行きの発車案内表示、なんばにて

ところで、最近の御堂筋線では、ホームドア設置とともに、ホームの発車案内表示も新しく更新されました。以前の発車案内表示では、発車時刻の表示がなく、いつ電車が来るのか全くわからず、不親切極まりないものでしたが、今回発車時刻が表示されるようになり、大きな進歩と言えます。
ただし、これで十分かと言われると、そうではありません。それは接近表示に関することです。
上記の接近表示の写真は、なんば駅のものですが、二駅前の動物園前駅を発車してから、大国町駅停車、大国町駅を発車してからなんば駅に向かう、3段階に分けて表示される仕組みです。
このような接近表示では、大きな欠点があると言えます。それは、一駅前を出たと言われても、具体的にあと何分で電車が来るのか、全くわからない点です。乗り慣れた人からすれば、大国町を出たら、なんばまでは、あと2分ほどで来ると言うことが、おおよそのことはわかりますが、乗りなれていない人からすれば全く見当が付きません。それに、乗り慣れた人であっても、正確な時分までは把握できません。
また、御堂筋線のように2~4分間隔の路線であれば、接近表示に何も表示がない、と言ったことはほとんど起きませんが、他の路線であれば運転間隔が長くなり、接近表示に何も表示されていない、と言ったこともあり得ます。これでは全く、いつ電車が来るのか、わかりません。
大阪メトロ中央線ホームの発車案内表示。運転間隔が開くと、このように何も接近表示が出ない状態になる。そして、液晶ディスプレイの表示に新しくなっても、依然発車時刻も表示されておらず、不親切極まりないものに。

では、どうすれば解決できるのか。
それはズバリ、「到着まであと○○分(○○min)」と言う表示に変えること、です。
これなら、いつ電車が来るのか、と言う肝心な情報を、誰が見ても理解することができます。
香港MRTの接近表示。到着まで5分を示す、5minの表示

台北MRTの接近表示。2min35sec、2分35秒の秒単位で表示。

写真は香港と台北のものを取り上げましたが、個人的にはこれまで、アメリカ(ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルスなど)やヨーロッパ(ロンドン、パリ、フランクフルトなど)でも地下鉄やLRTと言った、都市部の鉄道を利用していますが、ほぼ全てが○○minと言う表示であり、世界的にはこちらの方が主流と言っても良いでしょう。前の駅を出たと言う接近表示は日本でしか見たことがありません。
日本で、到着まで○○分の方式を採り入れているのは、個人的に記憶している範囲では、JR東日本・山手線、東京メトロ銀座線と、JR西日本の京阪神エリアで遅れが発生した時のみです。
実際にJR東日本は山手線でこの方式の採り入れをリリースで公表しています。
JR東日本、山手線などの駅のホーム上におけるご案内を充実します! ~発車標に列車が駅に到着するまでの時間「約○分後」の表示を実施します~ ~発車標をLCD化(液晶ディスプレイ化)します~ ~英語案内放送を拡充します~
誰が見ても理解できる、接近表示はやはり、到着まで○○分(○○min)の表示であり、早急にこれに変更することが望まれます。
新大阪・梅田・難波・天王寺と言った、大阪の中心を貫く大動脈・御堂筋線なので、関西の方はもちろん、関西以外の方であっても、大阪を訪れたら乗る機会も多く、千里中央行きを聞いたことがある方は多いでしょう。
1970年の大阪万博に合わせて、千里中央まで開業して以来、50年以上見られた千里中央行きが3月22日で見れなくなることもあって、記録することにしました。
大阪メトロ車両の千里中央行き

北大阪急行車両の千里中央行き、箕面のもみじラッピング車両

千里中央行きの発車案内表示、なんばにて

ところで、最近の御堂筋線では、ホームドア設置とともに、ホームの発車案内表示も新しく更新されました。以前の発車案内表示では、発車時刻の表示がなく、いつ電車が来るのか全くわからず、不親切極まりないものでしたが、今回発車時刻が表示されるようになり、大きな進歩と言えます。
ただし、これで十分かと言われると、そうではありません。それは接近表示に関することです。
上記の接近表示の写真は、なんば駅のものですが、二駅前の動物園前駅を発車してから、大国町駅停車、大国町駅を発車してからなんば駅に向かう、3段階に分けて表示される仕組みです。
このような接近表示では、大きな欠点があると言えます。それは、一駅前を出たと言われても、具体的にあと何分で電車が来るのか、全くわからない点です。乗り慣れた人からすれば、大国町を出たら、なんばまでは、あと2分ほどで来ると言うことが、おおよそのことはわかりますが、乗りなれていない人からすれば全く見当が付きません。それに、乗り慣れた人であっても、正確な時分までは把握できません。
また、御堂筋線のように2~4分間隔の路線であれば、接近表示に何も表示がない、と言ったことはほとんど起きませんが、他の路線であれば運転間隔が長くなり、接近表示に何も表示されていない、と言ったこともあり得ます。これでは全く、いつ電車が来るのか、わかりません。
大阪メトロ中央線ホームの発車案内表示。運転間隔が開くと、このように何も接近表示が出ない状態になる。そして、液晶ディスプレイの表示に新しくなっても、依然発車時刻も表示されておらず、不親切極まりないものに。

では、どうすれば解決できるのか。
それはズバリ、「到着まであと○○分(○○min)」と言う表示に変えること、です。
これなら、いつ電車が来るのか、と言う肝心な情報を、誰が見ても理解することができます。
香港MRTの接近表示。到着まで5分を示す、5minの表示

台北MRTの接近表示。2min35sec、2分35秒の秒単位で表示。

写真は香港と台北のものを取り上げましたが、個人的にはこれまで、アメリカ(ニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルスなど)やヨーロッパ(ロンドン、パリ、フランクフルトなど)でも地下鉄やLRTと言った、都市部の鉄道を利用していますが、ほぼ全てが○○minと言う表示であり、世界的にはこちらの方が主流と言っても良いでしょう。前の駅を出たと言う接近表示は日本でしか見たことがありません。
日本で、到着まで○○分の方式を採り入れているのは、個人的に記憶している範囲では、JR東日本・山手線、東京メトロ銀座線と、JR西日本の京阪神エリアで遅れが発生した時のみです。
実際にJR東日本は山手線でこの方式の採り入れをリリースで公表しています。
JR東日本、山手線などの駅のホーム上におけるご案内を充実します! ~発車標に列車が駅に到着するまでの時間「約○分後」の表示を実施します~ ~発車標をLCD化(液晶ディスプレイ化)します~ ~英語案内放送を拡充します~
誰が見ても理解できる、接近表示はやはり、到着まで○○分(○○min)の表示であり、早急にこれに変更することが望まれます。









