2024年2月13日、丸岡城からバスで芦原温泉駅へ向かい、普通電車で加賀温泉駅へ向かいます。
到着した加賀温泉駅。山代温泉へ向かうバスの待ち時間と、帰りの電車待ちの間に、ここにしばらく滞在し、その滞在の様子と、この駅の複雑な歴史の経緯などを取り上げます。
加賀温泉駅。新幹線駅は完成しているが、駅前はまだ工事が続く。

新幹線改札の近辺の工事は完成。鉄道・運輸機構ののぼりも。

駅東側から白山を望む。

駅西側にある、加賀大観音

加賀温泉郷の位置関係と、かつての北陸鉄道の路線(ほくてつニュース80周年特大号)より作成(2023年時点のもの)

石川県加賀市にある加賀温泉駅ですが、加賀温泉と言う温泉がある訳ではありません。この近辺にある、山代・山中・片山津・粟津の4つの温泉を総称して、加賀温泉郷と呼んでいて、今ではこの温泉郷への玄関口となっている駅が加賀温泉駅です。
時代をさかのぼると、この加賀温泉駅が温泉郷への玄関口だった訳ではありません。加賀温泉駅は、かつて作見駅と名乗り、普通列車しか停車しない小駅でした。
では、温泉街への玄関駅はどうだったのかと言うと、この加賀温泉駅の前後にある、大聖寺駅と動橋駅で分担する形でした。両駅から北陸鉄道の路線が出ていて、山代温泉と山中温泉へは大聖寺駅から北陸鉄道山中線が、片山津温泉へは動橋駅から北陸鉄道片山津線・動橋線が担う形でした。これら両駅で特急・急行の激しい停車駅争いを繰り広げていた時代があります。
ちなみに、加賀市役所があり、加賀市の昔からの市街地は大聖寺駅周辺で、この駅の近くには登山をする方には馴染み深く、『日本百名山』の著者として知られる、深田久弥の資料館「深田久弥 山の文化館」が白山を望むところにあります。
ただ、当時の国鉄としては、短距離・短区間で特急停車駅が増えることは、特急列車の速達性のことを考えると、好ましくありません。大聖寺か動橋、どちらかに停車駅を絞ろうとしますが、もちろん地元としてはどちらも譲る訳にはいきません。そこで、両駅のちょうど間にある、作見駅を特急停車駅として格上げし、加賀温泉駅に改称した上で、特急停車駅と加賀温泉郷への玄関口となる駅を集約した歴史があります。
これを機に、加賀市近辺の北陸鉄道の鉄道路線は廃止になり、現在は加賀温泉駅から北陸鉄道バスで各温泉街へと連絡する形になっています。現在では、平和堂を核とするショッピングセンターが駅前にあり、駅周辺にはロードサイド店舗の飲食店などが出店している地域となっています。
2023年時点のダイヤでは、加賀温泉駅には、一部を除く特急サンダーバードと、全ての特急しらさぎの停車駅になっていますが、動橋駅に特急列車は停車せず、大聖寺駅に一部の特急しらさぎが停車するのみとなっています。
そして、2024年3月16日からは、この加賀温泉駅は新幹線停車駅になり、かつては普通列車しか停車しなかった小駅が新幹線停車駅にまで大出世することになります。
一方で、わずかながらも特急列車が停車していた大聖寺駅は、北陸本線の三セク移管とともに石川・福井の県境の駅として、IRいしかわ鉄道とハピラインふくいの境界駅となり、普通列車しか停車しない駅となります。
そして、この加賀温泉郷は、県境を挟んで近隣にある福井県の芦原温泉とともに、関西の奥座敷と呼ばれるほど、これまでは関西からの旅行者が多いところですが、この春からは新幹線で首都圏からの直通が実現する一方で、関西・中京からの直通を失うことになります。関西から加賀温泉へ直通で行けなくなり、不便になる点は否めません。今後、首都圏から新たな旅行者を増やすことができるのか、敦賀乗り換えの壁を感じて関西からの旅行者が減少するのか、どのように変化するのでしょうか。関西からの直通が復活するのは、いつになるかわからない、北陸新幹線の大阪開通を待つしかありません。
特徴的な特急列車・乗車案内も撤去されるでしょう。

在来線がJR北陸線の駅なのと、JR北陸線カラーの521系も見納めに。

このあとはバスで山代温泉へ向かいます。
到着した加賀温泉駅。山代温泉へ向かうバスの待ち時間と、帰りの電車待ちの間に、ここにしばらく滞在し、その滞在の様子と、この駅の複雑な歴史の経緯などを取り上げます。
加賀温泉駅。新幹線駅は完成しているが、駅前はまだ工事が続く。

新幹線改札の近辺の工事は完成。鉄道・運輸機構ののぼりも。

駅東側から白山を望む。

駅西側にある、加賀大観音

加賀温泉郷の位置関係と、かつての北陸鉄道の路線(ほくてつニュース80周年特大号)より作成(2023年時点のもの)

石川県加賀市にある加賀温泉駅ですが、加賀温泉と言う温泉がある訳ではありません。この近辺にある、山代・山中・片山津・粟津の4つの温泉を総称して、加賀温泉郷と呼んでいて、今ではこの温泉郷への玄関口となっている駅が加賀温泉駅です。
時代をさかのぼると、この加賀温泉駅が温泉郷への玄関口だった訳ではありません。加賀温泉駅は、かつて作見駅と名乗り、普通列車しか停車しない小駅でした。
では、温泉街への玄関駅はどうだったのかと言うと、この加賀温泉駅の前後にある、大聖寺駅と動橋駅で分担する形でした。両駅から北陸鉄道の路線が出ていて、山代温泉と山中温泉へは大聖寺駅から北陸鉄道山中線が、片山津温泉へは動橋駅から北陸鉄道片山津線・動橋線が担う形でした。これら両駅で特急・急行の激しい停車駅争いを繰り広げていた時代があります。
ちなみに、加賀市役所があり、加賀市の昔からの市街地は大聖寺駅周辺で、この駅の近くには登山をする方には馴染み深く、『日本百名山』の著者として知られる、深田久弥の資料館「深田久弥 山の文化館」が白山を望むところにあります。
ただ、当時の国鉄としては、短距離・短区間で特急停車駅が増えることは、特急列車の速達性のことを考えると、好ましくありません。大聖寺か動橋、どちらかに停車駅を絞ろうとしますが、もちろん地元としてはどちらも譲る訳にはいきません。そこで、両駅のちょうど間にある、作見駅を特急停車駅として格上げし、加賀温泉駅に改称した上で、特急停車駅と加賀温泉郷への玄関口となる駅を集約した歴史があります。
これを機に、加賀市近辺の北陸鉄道の鉄道路線は廃止になり、現在は加賀温泉駅から北陸鉄道バスで各温泉街へと連絡する形になっています。現在では、平和堂を核とするショッピングセンターが駅前にあり、駅周辺にはロードサイド店舗の飲食店などが出店している地域となっています。
2023年時点のダイヤでは、加賀温泉駅には、一部を除く特急サンダーバードと、全ての特急しらさぎの停車駅になっていますが、動橋駅に特急列車は停車せず、大聖寺駅に一部の特急しらさぎが停車するのみとなっています。
そして、2024年3月16日からは、この加賀温泉駅は新幹線停車駅になり、かつては普通列車しか停車しなかった小駅が新幹線停車駅にまで大出世することになります。
一方で、わずかながらも特急列車が停車していた大聖寺駅は、北陸本線の三セク移管とともに石川・福井の県境の駅として、IRいしかわ鉄道とハピラインふくいの境界駅となり、普通列車しか停車しない駅となります。
そして、この加賀温泉郷は、県境を挟んで近隣にある福井県の芦原温泉とともに、関西の奥座敷と呼ばれるほど、これまでは関西からの旅行者が多いところですが、この春からは新幹線で首都圏からの直通が実現する一方で、関西・中京からの直通を失うことになります。関西から加賀温泉へ直通で行けなくなり、不便になる点は否めません。今後、首都圏から新たな旅行者を増やすことができるのか、敦賀乗り換えの壁を感じて関西からの旅行者が減少するのか、どのように変化するのでしょうか。関西からの直通が復活するのは、いつになるかわからない、北陸新幹線の大阪開通を待つしかありません。
特徴的な特急列車・乗車案内も撤去されるでしょう。

在来線がJR北陸線の駅なのと、JR北陸線カラーの521系も見納めに。

このあとはバスで山代温泉へ向かいます。


















