西鉄(西日本鉄道)が臨時有料座席列車「Nライナー」を運行。
西鉄HPより

~移動をもっと楽に・もっと快適に~ 天神大牟田線・臨時有料座席列車「Nライナー」を運行します
西鉄HPより

~移動をもっと楽に・もっと快適に~ 天神大牟田線・臨時有料座席列車「Nライナー」を運行します
詳細
運行日・・・2024 年 4 月 19 日(金)、5 月 7 日(火)・17 日(金)・21 日(火)
ダイヤ・・・1 日 3 便(臨時便として運行)
N ライナー1 号 西鉄福岡(天神)駅 21:41 発⇒大牟田駅22:57 着
N ライナー3 号 西鉄福岡(天神)駅 22:11 発⇒花畑駅22:53 着
N ライナー5 号 西鉄福岡(天神)駅 22:36 発⇒花畑駅23:16 着
乗降駅・・・乗車駅:西鉄福岡(天神)駅のみ
降車駅:西鉄二日市~終点駅までの全急行停車駅(これらの駅からの乗車不
可)
車両・座席数・・・3000形5両編成、各便200席
料金・・・乗車整理券300円(別に乗車区間の通常の運賃や定期券が必要)
利用方法・・・利用日当日に西鉄福岡(天神)駅・北口窓口で営業開始時刻(5:16)より
発売。21:00以降は北口外コンコースで発売(当日発売のみ)。
乗車の際は、Nライナー乗車専用ホームで係員に乗車整理券を提示し、後ろ
から3両目より乗車
座席指定ではなく、号車のみ指定。指定の号車に自由に座ることが可能。
小児・障がい者割引の設定なし
定員200名に達し次第、発売終了
福岡圏に関しては、JR九州では新幹線や在来線特急で有料座席車両が存在する一方、西鉄ではこれまで有料座席車両がありませんでした。西鉄には、「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」と言う、観光列車・レストラン列車はありますが、これは完全に観光客向けに特化していて、グループ会社である西鉄旅行で予約が必要な旅行商品とも言え、沿線住民の日常利用に使える有料座席車両は、これまで西鉄には皆無だったと言えます。
西鉄が走行する、福岡(天神)~二日市~久留米~大牟田に関しては、並走するJR九州が新幹線開業前までは特急「つばめ」「有明」と言った有料座席車両が多数運行されていましたが、新幹線開業とともにこれらの特急列車は廃止され、新幹線に関しても大牟田のように既存の市街地からは離れているところもあってか、いまいち使いやすいとは言えません。それに、JR九州に関しては近年は久留米・大牟田方面の快速の大減便するなど、西鉄に比べて、利便性が低下した点も否めません。
博多~鳥栖に関しては、佐賀・長崎方面に向かう特急「かもめ」「みどり」「ハウステンボス」が走り、有料座席車両が存在しますが、鳥栖以南に関しては、今となっては実質的に有料座席車両が皆無と言えるでしょう。
本格実施するなら、以下のようなものが実現すれば良いのでは、と思うところがあります。それは、
①リクライニングシートや荷物置き場、コンセント、Wi-Fiなどを備えた、一般の車両にはない、より付加価値を備えた車両
②朝ラッシュ時間帯の福岡(天神)方面、夕方ラッシュ時間帯の久留米・大牟田方面に運行し、ラッシュ時間帯の着席保証
③薬院に停車させ、始発駅ではなく、ラッシュ時間帯に着席が難しい途中駅からの着席保証
④休日の行楽客向けの設定
と言った点です。これらの点を満たしていて、近年運行を開始した有料座席車両で、利用が好調な列車を挙げると、京阪の「プレミアムカー」、南海・泉北の「泉北ライナー」、京王の「京王ライナー(Mt.Takao号を含む)」などと言えるでしょう。
もちろん、首都圏や関西圏とは人口などが違うこともあり、同じようなことが福岡圏の西鉄で実現するとは限りません。まずは試験的に実施した上で、その結果次第でしょう。
近年になり、全国の大手私鉄で広まる、有料座席車両。
近年、導入されたものとしては、首都圏では京王の「京王ライナー(Mt.Takaoも含む)」、東急の「Qシート」、関西では京阪の「プレミアムカー」などが挙げられます。
中京圏に関しては、名鉄・近鉄ともに、昭和の時代から有料座席車両を運行している中、現時点で大手私鉄で有料座席車両を運行していないのは、相鉄、阪急、阪神、西鉄を残すのみとなっていたところ、阪急は京都線で「プライベース」を今年夏から運行開始が公表され、残る3社の動向が注目されていたところ、今回福岡圏の西鉄で運行開始が公表されました。
阪神に関しては、不定期で近鉄特急が乗り入れたり、「らくやんライナー」を試験的に運行したことがありましたが、定期での有料座席車両の運行は実現していません。阪神なんば線が開業してから、今年で15周年。そろそろ、近鉄特急の定期乗り入れで、神戸~伊勢直通列車の実現が待たれます。
西鉄が走行する、福岡(天神)~二日市~久留米~大牟田に関しては、並走するJR九州が新幹線開業前までは特急「つばめ」「有明」と言った有料座席車両が多数運行されていましたが、新幹線開業とともにこれらの特急列車は廃止され、新幹線に関しても大牟田のように既存の市街地からは離れているところもあってか、いまいち使いやすいとは言えません。それに、JR九州に関しては近年は久留米・大牟田方面の快速の大減便するなど、西鉄に比べて、利便性が低下した点も否めません。
博多~鳥栖に関しては、佐賀・長崎方面に向かう特急「かもめ」「みどり」「ハウステンボス」が走り、有料座席車両が存在しますが、鳥栖以南に関しては、今となっては実質的に有料座席車両が皆無と言えるでしょう。
そんな中、西鉄の福岡市内~久留米・柳川・大牟田方面への有料座席車両。
個人的には福岡に行った際に、西鉄で福岡(天神)から大宰府天満宮へ行って、そのあとは柳川を観光して、大牟田まで乗車したことがありますが、福岡(天神)~久留米は38km・30分、福岡(天神)~柳川は58km・50分、福岡(天神)~大牟田は74km・65分と、大手私鉄の主要幹線では、それなりに距離・所要時間も長いことから、沿線住民の日常的な利用に、柳川への観光など、有料座席車両のニーズはそれなりにあるのでは、と考えます。
個人的には福岡に行った際に、西鉄で福岡(天神)から大宰府天満宮へ行って、そのあとは柳川を観光して、大牟田まで乗車したことがありますが、福岡(天神)~久留米は38km・30分、福岡(天神)~柳川は58km・50分、福岡(天神)~大牟田は74km・65分と、大手私鉄の主要幹線では、それなりに距離・所要時間も長いことから、沿線住民の日常的な利用に、柳川への観光など、有料座席車両のニーズはそれなりにあるのでは、と考えます。
本格実施するなら、以下のようなものが実現すれば良いのでは、と思うところがあります。それは、
①リクライニングシートや荷物置き場、コンセント、Wi-Fiなどを備えた、一般の車両にはない、より付加価値を備えた車両
②朝ラッシュ時間帯の福岡(天神)方面、夕方ラッシュ時間帯の久留米・大牟田方面に運行し、ラッシュ時間帯の着席保証
③薬院に停車させ、始発駅ではなく、ラッシュ時間帯に着席が難しい途中駅からの着席保証
④休日の行楽客向けの設定
と言った点です。これらの点を満たしていて、近年運行を開始した有料座席車両で、利用が好調な列車を挙げると、京阪の「プレミアムカー」、南海・泉北の「泉北ライナー」、京王の「京王ライナー(Mt.Takao号を含む)」などと言えるでしょう。
もちろん、首都圏や関西圏とは人口などが違うこともあり、同じようなことが福岡圏の西鉄で実現するとは限りません。まずは試験的に実施した上で、その結果次第でしょう。
近年になり、全国の大手私鉄で広まる、有料座席車両。
近年、導入されたものとしては、首都圏では京王の「京王ライナー(Mt.Takaoも含む)」、東急の「Qシート」、関西では京阪の「プレミアムカー」などが挙げられます。
中京圏に関しては、名鉄・近鉄ともに、昭和の時代から有料座席車両を運行している中、現時点で大手私鉄で有料座席車両を運行していないのは、相鉄、阪急、阪神、西鉄を残すのみとなっていたところ、阪急は京都線で「プライベース」を今年夏から運行開始が公表され、残る3社の動向が注目されていたところ、今回福岡圏の西鉄で運行開始が公表されました。
阪神に関しては、不定期で近鉄特急が乗り入れたり、「らくやんライナー」を試験的に運行したことがありましたが、定期での有料座席車両の運行は実現していません。阪神なんば線が開業してから、今年で15周年。そろそろ、近鉄特急の定期乗り入れで、神戸~伊勢直通列車の実現が待たれます。










