阪神なんば線は今年で開業15周年。阪神と近鉄、両社から記念きっぷやグッズの発売が公表されています。
―阪神なんば線開業及び阪神・近鉄つながって15周年“第2弾”― 記念 1day チケット・入場券セット・記念グッズを発売します!
リリースの主な内容
◎阪神全線と、近鉄の大阪難波~近鉄奈良間が乗り降り自由の記念1dayチケットの発売(1,500円)
◎記念入場券セットの発売(800円)
◎キーホルダー、フェイスタオルなどの記念グッズの発売
◎近鉄車両に記念ステッカー掲出
◎阪神車両の先頭車に記念副票の掲出
神戸三宮駅にて、近鉄のシリーズ21
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15周年記念のステッカー
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2009年、阪神西大阪線が西九条から大阪難波まで延伸し、阪神なんば線と路線名を改称して開業。同時に大阪難波で近鉄と繋がり、阪神・近鉄両社で神戸三宮~大阪難波~奈良を直通運転開始してから15年。
当時、個人的には南海沿線に住んでいたこともあり、難波で1回乗り換えだけで神戸方面へ行けるようになり、便利になったことを実感していました。そして、東京都心部や山手線内を跨いで私鉄同士の直通運転が盛んな首都圏に対し、当時の関西圏では大阪都心部や大阪環状線内を跨いだ、私鉄同士の直通運転が皆無でした。この阪神なんば線開業によって、大阪都心部や大阪環状線内を跨いで、私鉄同士の直通運転を実現させた上に、神戸~難波~奈良が直通で結ばれたことも、当時画期的なことでした。

そんな15周年を迎えた、阪神なんば線。昨年は開業以来、一番注目を浴びた年になったと言っても良いでしょう。それは、プロ野球・日本シリーズで、阪神タイガースとオリックス・バファローズの関西対決の実現。もちろん、阪神なんば線が開業してから初めて実現したことでもあります。甲子園と京セラドームと言う、互いの本拠地同士を阪神なんば線で乗り換えなしで20分ほどで行き来できることもあり、なんば線シリーズとも呼ばれ、関西を中心に大いに盛り上がりを見せました(最終的には阪神タイガースが38年ぶりに日本一)。阪神電鉄も記念乗車券などを発売したほどです。個人的には、幸運にも第2戦のチケットを入手できたこともあり、阪神なんば線を利用して観戦したところです。 
なんば線シリーズ・関西ダービーのポスター
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昨年、京セラドームで日本シリーズ第2戦を生観戦
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今後、個人的には早期の近鉄特急定期乗り入れと、それによる神戸~伊勢直通の実現が待たれると考えます。現時点で、不定期に団体専用列車として、近鉄特急の阪神乗り入れが実現していますが、一般客が乗れる定期列車としての乗り入れは15年経った今でも、まだ実現していません。神戸~伊勢方面への直通は観光需要の掘り起こしなどで効果が大きい他、ラッシュ時間帯の着席保証に関してもニーズはあるように思えます。さすがに、神戸~名古屋は距離も遠回りで、新幹線には勝てず、厳しいかもしれませんが。さらに言えば、車両限界などの絡みがあるかもしれませんが、山陽も巻き込んで、姫路~伊勢直通も実現性が十分あり得る話です。
過去の新聞報道では、近鉄側は積極的な一方、阪神側はこれまで有料座席車両の運行経験がないことから消極的とも言われています。
とは言え、この15年で同じ関西圏では京阪のプレミアムカーが運行を開始し、現在に至るまでほぼ満席の状態を維持するなど、有料座席車両に関する、周囲の環境は大きく変化しました。阪神も、京阪のプレミアムカーの状況はかなり意識していることでしょう。「よそがやってるなら、うちでもやろう」と言う流れになってもおかしくはなく、そろそろ近鉄特急の定期乗り入れ実現へと進んで行って欲しいところです。


そして、上記の近鉄のシリーズ21を見て気付いたのは、阪神なんば線開業以来15年間、近鉄の一般車両に新車が1両も入っていないことにも気づかされます。2010年代に1両も新車が入っていないのは、異常な事態とも言えます(他の大手私鉄を見ると、2010年代に新車が全く入っていない会社はない)。近鉄の一般車両の新車は、阪神なんば線開通に備えてシリーズ21がそれなりに入った、奈良線でも15年新車が入っていませんが、他の線を見ると、大阪線・南大阪線は20年ほど、名古屋線に至っては21世紀に入ってから1両も新車が入っていません。
この秋から15年ぶり、完全にモデルチェンジした新型車両となると24年ぶりに、一般の新車が入ることが決まっていて、50年超え選手の置き換えを公表していますが、今回は奈良線・京都線・橿原線に40両が入るにすぎません。まだまだ大量に残る、50年超え選手の新車両への置き換えは喫緊の課題とも言えるでしょう。
近鉄の一般車両の新車に関するリリースと画像
2024年秋 新型一般車両を導入します
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