3/4、富山駅から、来た道を再び戻る形で、17:16発のあいの風とやま鉄道からIRいしかわ鉄道直通の金沢行き普通列車に乗車。
あいの風とやま鉄道の車両
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県境となる、倶利伽羅峠を越えの区間でも、それなりの乗車率があり、県を跨ぐ需要があることがわかります。石川県に入り、津幡で七尾線と合流し、金沢郊外を走り、金沢に18:18到着。
金沢駅・鼓門

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金沢では、特急”サンダーバード”乗車まで、駅構内で少しゆっくりするとともに、お土産を買ったり、316日以降は見れなくなるものを記録するなどします。

まずは、駅の中・金沢百番街の3階にある、らうめん侍で金沢ラーメンを味わい、そのあと1階のおむすび処にあるソフトクリームも味わいます。

らうめん侍・店舗

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豚骨醤油味のらうめん
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1階の手造りおむすび処むすびで味わった、ソフトクリーム

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そして、金沢駅にある観光案内所に行ってみたら、金沢市内や石川県内の観光案内やパンフレットだけでなく、同じ北陸で隣県である富山・福井の観光案内のほか、信州や飛騨などの観光案内やパンフレットもあり、広域の観光案内にも力を入れているところを見ることができました。金沢に来た、観光客の目線に立てば、金沢や石川県内しか観光するのではなく、次は福井や富山、さらには信州・飛騨へ向かうとことは当然のことであり、このことを考慮している点は非常に関心しました。
隣県の富山・福井をはじめ、広域の観光案内に力を入れる、金沢駅の観光案内所
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他の案内所として、例えば京都駅にある観光案内所を見ると、京都市内やせいぜい京都府内の観光案内パンフレットしかありません。京都の次は、関西の他の観光地である、大阪・奈良・滋賀・兵庫などへ向かう観光客も多くいるにも関わらず、そう言ったことが考慮されていません。新幹線の駅や空港等にある観光案内所は、その街の玄関口や拠点となる場所であり、ウェルカムセンターとしての役割も持ち合わせていると言えます。よって、自県や自市の案内だけでは不十分であり、広域の観光案内に対応させることは必須です。この金沢駅の観光案内所を模範にして欲しい、と強く感じます



さらに気付いた点としては、金沢駅を含めた、北陸エリアの駅では全国で唯一、JR系の4つのネット予約(e5489、えきねっと、EX予約、JR九州ネット予約)、全てに対応しているところです。
JR系の4つのネット予約、全てに対応している受取機
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これはJR西日本では、自社のe5489の他、東海道山陽九州新幹線で直通運転することから、EX予約やJR九州ネット予約も対応させてきたところ、北陸エリアでは北陸新幹線によりJR東日本とも密接となり、北陸エリア限定でえきねっとにも対応させたものです(同じJR西日本でも京阪神など、他のエリアでえきねっとは非対応、関西エリアではJR東海の駅でえきねっと対応可能)。ただ、乗客目線で言えば、これはJR各社の縦割りの弊害を乗客に押し付けられているようなものと言え、決して望ましい対応ではありません。今すぐ、全国のJRの駅で、この北陸エリアのようにJR系全てのネット予約に対応させるか、ネット予約のシステムを一つに統合しろ、と言いたくなります。
それに、この時も窓口には行列ができていて、会員登録なしで気軽に予約でき、駅できっぷを受け取ることのない、チケットレス対応や、自宅やオフィスのプリンターで印刷すれば、そのまま乗れるようにすることも急務と言えます。日本の鉄道はこの点でも立ち遅れている点は明らかであり、それが故に窓口の行列も解消できていない、と考えます。
ちなみに、同じJRグループでも高速バスに関しては、”高速バスネット”と言う、JRバスグループのネット予約を一つに統合したシステムが存在し、ネット予約すれば、WEB乗車票でそのまま乗車することが可能です。これをなぜ、JRの鉄道で実現できないのか、とも言いたくなります。

 


最後に金沢駅で、特急サンダーバードに乗車する前に、316日以降は見れなくなるものを記録し、お土産と車内に持ち込む駅弁や缶ビールを買うことにします。
ありがとう北陸本線、メッセージボード

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空席案内で、大阪行きのサンダーバードの表示も、3/16以降は見ることができない
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3/16以降、金沢駅からは、大阪行きとともに、名古屋行きも見れなくなる
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新幹線に関しても3月16日からは、この金沢駅が東京方面からの終着駅ではなくなり、中間駅となります。もちろん、この時点では何も表示はありませんが、福井・敦賀方面の発車案内表示も準備万端な様子でした。
ただ、特急”サンダーバード”と特急”しらさぎ”の利用者が新幹線へ移行することを考慮すると、敦賀から先、京都・大阪・名古屋方面へと乗り継ぐ利用者が多いことが確実なのに、福井・敦賀方面としか書かれていない点は明らかに不親切です。せめて、「(敦賀乗り換え)京都・大阪・名古屋方面」と追加することが必須と言えます。
福井・敦賀方面の発車案内表示も準備万端。ただ、敦賀乗り換えの案内がない点は不親切。ここに早く、京都・新大阪が表示されることが待ち望まれる。

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