3/31早朝、池袋から山手線で新宿に向かいます。

新宿駅は日本ではもちろんのこと、世界でも最大の乗降客数を誇る巨大駅で、終日多くの人が利用する駅となっていますが、今、大規模な再開発に向けて動き出したところ、と言えます。この1~2年の間に、東京都とともに、この駅に乗り入れる、JR東日本・小田急・東京メトロ・京王の各社が大規模な再開発計画を発表しています。
新宿駅西口地区の開発計画について
新宿駅西口地区開発計画における既存建物解体工事への着手に係るお知らせ
新宿駅西南口地区の開発計画について

既に、小田急百貨店は仮の店舗として、ハルクのビルに移転していて、以前小田急百貨店があった、駅直結のビルは取り壊されていました。現在、西口から東口のルミネのビルなどを見通すことが可能になっています。ここには今後、小田急等によって高層ビルが建てられる計画になっていて、この光景は今しか見れません。この時は日曜早朝の時間帯でしたが、そんな今しか見れない光景を撮影している人を何人か見かけました。

小田急百貨店があったビルは取り壊され、西口から東口のルミネのビルなどが見渡せる、今しか見れない光景。これからの東西自由通路設置に備えたスロープ設置工事も。
右側には京王百貨店。こちらも建て替えが決まっている。

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新宿は、西口一帯が都庁をはじめとした、高層ビル群が林立した地域となっていたり、南口の方に目を向けると、サザンテラスやバスタ新宿のオープン、歌舞伎町には東急歌舞伎町タワーのオープンと言った変化はありますが、新宿駅の西口や東口近辺に目を向ければ、1960年代に東口のルミネのビルオープンや京王線の地下化が行われて以来、これまで特段の変化はなかったと言えます。

同じ東京都内でも、渋谷などは近年大規模な再開発が進んでいますが、新宿駅の西口・東口に関して言えば、1960年代から変わっていないこともあり、建物の老朽化に、他の都内のエリアと比べて見劣りする点、JRの線路によって東西の行き来が不便な点などが指摘されていました。
ここ数年の間に、JRの線路直下の地下にある、東口改札と西口改札を移転して、地下の自由通路ができたことにより、少しは改善されたとは言え、やはり駅を挟んで東西の移動が不便な点は否めません。
その地下自由通路の工事に関しては、JR東日本建設部門のYouTubeでも取り上げられていて、工事の舞台裏を知ることができます。


今後は東京都等により、駅ビルの建て替えとともに、JRの線路の直上に新たに東西を自由に行き来できる通路が設けられるなど、再開発により大きく変わりそうです。上記の写真では、以前小田急百貨店があった場所に、その新たな自由通路を設置するために、工事用の車両が出入りするスロープの設置が進んでいることが確認できます。


また新宿を訪れた際に、どのように変化しているのか、取り上げたいところです。


そして、次は山手線で渋谷に向かいますが、ここで山手線のE235系を撮り鉄。
気付けば、山手線でホームドアがない駅は、新宿と渋谷のみです。利用者の多い山手線の中で、特に乗り降りの多い、新宿と渋谷でホームドアが未設置とは、何か違和感を感じるところはありますが、どちらも現在、ホーム工事中なこともあり、ホームドア設置が見送られている現状です。工事が終われば、もちろんホームドアが設置されるのは確実であり、ホームドアのない状態で、山手線を撮影できるのも、いずれ貴重なものになるでしょう。撮り鉄目線で言えば、ホームドアがない方が撮影はしやすいですが、バリアフリーや安全面を考えれば、ホームドアは必要なものであると言えます。
山手線E235系。ホームドアのない状態で山手線が撮影できるのも、今のうち。
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