東武鉄道は2024年度の設備投資計画を公表するとともに、中期経営計画を策定。
2024年度の鉄道事業設備投資計画
「東武グループ中期経営計画 2024~2027」の策定について

すべては取り上げられませんが、個人的に気になったものを取り上げます。

東武のスペーシアX
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個人的には昨年9月、日光⇒浅草で、このスペーシアXに乗車しました。当ブログでは、順次過去の旅なども取り上げる予定であり、スペーシアXの記事も後ほど、アップする予定です。


◆QRコード乗車券導入による磁気券全廃

磁気券をなくし、QRコードとICカードのみの対応に踏み切った例としては、北九州モノレールと沖縄モノレール・ゆいレールが思い浮かぶところです。JRや大手私鉄各社も、QRコードの実証実験や一部きっぷなどでQRコード化が行われています。東武でも実証実験を昨年から行っているところですが、完全に切り替えを公表したのは東武が初めてでしょう。
一部駅においてQRコードを利用した デジタル乗車サービスの実証実験を行います

これまでの磁気券は、きっぷの裏側に自動改札に対応させるために磁気を入れたり、自動改札機にもきっぷを読み取る、複雑な装置が必要になる他、券詰まりなどによるトラブルも多く、維持・管理に手間がかかると言われています。そこで、近年は自動改札にそう言った装置も不要で、維持・管理の手間が減らせる、ICカードにシフトする傾向が強まっています(磁気券非対応で、ICカードやQRコードのみ対応の改札であれば、簡易的な構造の自動改札で済み、維持・管理の手間が大きく減らせる)。
ただ、ICカードは都市部ではない利用者や外国人などにとっては、入手することが難しく、100%普及させることは困難です。そこで、ICカードを持たない利用者にも考慮しつつ、自動改札の維持・管理の手間も減らせる、QRコード券への対応は当然とも言えるでしょう。

ただ、東武の路線網を見ると、スカイツリーライン・アーバンパークライン(野田線)・東上線を中心とした幹線をはじめ、神奈川・茨城を除く、関東の都県に広大な路線網があります。それに、スカイツリーラインは東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線に、東上線は東京メトロ副都心線・有楽町線・東急東横線へ、さらに北を見ると、日光・鬼怒川からは野岩鉄道・会津鉄道へ、特急に関してはJR東日本とも直通運転しているなど、複数の事業者と直通運転があり、これら直通先の事業者と、どう調整して、磁気券廃止へと踏み切るのか、気になります。

 



◆東上線に新型車両

先日、アーバンパークライン(野田線)への新型車両80000系導入が公表されたところで、この車両の製作の件が記載されていますが、さらに気になる記載として、これが完了すると、次は東上線の新型車両へと入るようで、今年度は設計を実施することが記載されています。


東上線への新型車両導入は副都心線と東急東横線が直通運転開始に合わせて、2012年までに増備した50070形以来でしょうか。
置き換え対象は9000系となっていますが、この9000系、昭和末期生まれで40年選手の非インバーター車両もあり、その車両も東京メトロ副都心線・有楽町線・東急東横線にも乗り入れるなど、まだまだバリバリ現役と言った車両です。特に、乗り入れ先のこれら3線は、平成以降の生まれのインバーター車両で占められている中、東武からの乗り入れ車で、昭和生まれの非インバーター車両が走っている光景を今でも見ることができ、特筆すべき点です。ただ、今回このように置き換えが公表され、9000系も今後そう長くは走らないこととなり、このようなリリースが出た時点で、運転終了直前に慌てることなく、今から記録せよ、と撮り鉄にアナウンスしているのも同然と言えます。

 

◆その他

他には、都心部寄りの区間(スカイツリーライン:浅草・押上~春日部、アーバンパークライン(野田線)全線、東上線:池袋~川越市等)でのホームドアの設置推進、バリアフリー化の推進、大師線の自動運転計画、スペーシアXの増発、有楽町線延伸による新たな輸送ネットワーク構築に関する検討、などが書かれています。

特に、有楽町線延伸に関する動きですが、これは東京メトロが有楽町線を、豊洲から分岐して、東陽町を経て、住吉へ至る計画ですが、住吉で半蔵門線とつながる可能性もあります。そうなれば自社の路線同士ではつながっていない東武のスカイツリーラインと東上線が、つながる可能性もあり得るのでは、と思えるところがあります(現時点では、東武のスカイツリーラインと東上線は、東京メトロの路線を介して、渋谷・中目黒・永田町で接続可能)。

 

全部はここに書ききれませんが、気になる点を取り上げてみました。またリリースが公表されれば、随時当ブログでも取り上げたいところです。