4/1、大宮から7:43発の”かがやき”503号で敦賀へ向かいます。
この”かがやき”503号は、東京~敦賀を大宮・長野・富山・金沢・福井のみ停車し、3時間8分で結ぶ最速の列車です。
乗車する新幹線”かがやき”503号が大宮に到着

車両側に表示された”かがやき503””敦賀”も記録。

この時乗車したのは、車内メロディが”北陸ロマン”ではなく、JR東日本の上越・北陸新幹線用のメロディだったので、E7系でした。
今回、事前にJR東日本のえきねっとで予約し、早割でお得になる”トクだ値”を使いました。eチケットとなっていて、手持ちのICカードでそのまま改札を通れて、窓口に行く必要がないので、昨今のみどりの窓口減少も、全く影響ありません。
一応、改札付近にある機械で、座席表示を印刷

この日は平日でしたが、大宮発車時点の車内はほぼ満席でした。やはり、東京~金沢を劇的時間短縮で直結した効果は、9年経っても絶大なものがあります。それと同時に、金沢・富山の首都圏シフトが進んでいることも実感させられ、今回の敦賀開通により、さらに北陸の首都圏シフトは加速するでしょう。
大宮発車時点ではほぼ満席。車内販売もあり。手前の大型荷物置き場も荷物が埋まる。

最近、東海道山陽新幹線では車内販売がグリーン車のみに縮小されてしまいましたが、北陸新幹線”かがやき””はくたか”では普通車でも引き続き車内販売があります。ここで、あのカチカチのアイスクリームと、ホットコーヒーを味わうことにします。
車内販売で購入した、カチカチのアイスクリームホットコーヒー。左は駅の自販機で購入したラムネ風味の水ゼリー。

人手不足など、色々と厳しい状況はあるかもしれませんが、やはり車内販売は乗車の際の楽しみや旅情を感じることができるので、何とか残して欲しいと思います。最近のJR各社を見ていると、そんな楽しみや旅情を無くし、長時間乗車であっても、自販機すらなく、容赦なく車内で全く飲食物入手の機会がない点は、非常に残念でなりません。
ここからは金沢までの北陸新幹線から見た車窓を何点か取り上げます。
東京~高崎は関東平野を走り、高崎を通過してからはトンネルや勾配が多い、山岳区間を通過しますが、途中には妙義山や赤城山、浅間山、妙高山、日本海など、明かりがある区間では車窓の景色が良い区間もあります。西に行くほど、徐々に天気は回復してきました。
高崎通過後、妙義山や赤城山などが望めるが、雲がかかっている

軽井沢付近を通過、雲がかかって浅間山は見えない

途中、長野には8:37到着。ここでの乗客の乗り降りは思っていたより少なめでした。
JR東日本からJR西日本に乗務員交代となり、ここまでは”長野経由”の案内が目立ったのに対し、ここからは自社のアプリ”WESTER”に関する案内が目立つなど、両者の案内の違いが感じられます。
長野からは飯山トンネルなど、長いトンネルを通過し、日本海側へ出ます。
糸魚川付近を通過。日本海や姫川を望む
富山には9:25着。ここでも思っていたほど、乗り降りが多い訳ではありませんでした。
そして、9:45に金沢到着。金沢では予想通り、東京・大宮から乗っていた乗客の多くが下車しました。一方で、金沢から乗ってきた乗客は少なく、車内はかなり空いた状態になりました。
ここからは今回開通した金沢~敦賀へと突入します。金沢~敦賀は、この最速”かがやき”503号をはじめ、一部の”かがやき”と”つるぎ”は福井のみ停車で最速41分、各駅に停まる多くの”つるぎ””はくたか”であっても57分程度です。一方、これまでの特急”サンダーバード”は福井のみ停車であっても、最速1時間15分程度かかっていたことを思うと、やはり新幹線は速いと感じます。
金沢を発車すると、敦賀から接続する、京都・大阪・名古屋方面の特急”サンダーバード””しらさぎ”に関する乗り換えの案内が放送されます。金沢以東では放送されなかったので、やはり金沢が旅客流動において、変化するポイントの一つであり、金沢が北陸の中心であることは、今後も変わらないでしょう。
ここからの新規開業区間の車窓もいくつか取り上げます。金沢平野や福井平野と言った、平野部が多いこともあってか、近年開業した区間の新幹線ではトンネルが少ないことがわかります。特急”サンダーバード”は地上を走っていたこともあり、今までは見えなかった、日本海や小松空港などを高架上から見ることができて、こんなに近かったのか、と思うなど、在来線とはまた違う車窓です。ただ、防音壁が多い上に、速度が全く違うので、在来線のようにゆっくりと車窓を見れる訳ではありません。
金沢発車後の車窓&車内放送
手取川を渡る。日本海も意外に近い。

小松付近を通過、小松空港を望む。意外に近い。

金沢で車内がかなり空いたこともあって、バリアフリー設備なども含めて、車内の様子を見ることにしたので、何点か取り上げます。
普通車の座席、全席コンセントあり。Wi-Fiも使用可能。

金沢を過ぎてから、上記の大宮発車時と同じ場所から撮影。明らかに車内は空いている。

7号車はバリアフリーに対応した座席、洗面所、トイレ、多目的室あり。

気になった点は、北陸新幹線には各車両ごとに大型荷物置き場が設置されていますが、一方で敦賀で接続となる、特急”サンダーバード””しらさぎ”には、未だに大型荷物置き場がありません。これは大問題だと考えます。それに、北陸新幹線は全席コンセントやWi-Fiもあるので、車内の設備面では在来線特急より向上したのは明らかです。
10:12、福井を発車すると、終点敦賀となりますが、ここからはトンネルが多くなります。
越前たけふ駅を通過すると、長い新北陸トンネルに入り、終点敦賀到着の車内放送が入ります。やはり、E7系の上越北陸新幹線用メロディで、新快速も乗り入れる敦賀到着は新鮮さを感じます。
新北陸トンネルに入り、上越北陸新幹線用のメロディで敦賀到着の車内放送&車窓
ここでも、もちろん特急”サンダーバード””しらさぎ”への乗り換え案内が放送されますが、この”かがやき”は首都圏・信越~北陸への移動に特化していることもあってか、敦賀で最短で乗り継げるダイヤにはなっていません。よって、乗り換えを急ぐような乗客は見られませんでした。
関西・中京~北陸の移動は、”つるぎ”が担う形となっていて、こちらが敦賀で最短で接続するダイヤが組まれています。”つるぎ”であれば、乗り換えを急ぐ乗客が多く見られることでしょう。
大宮から2時間45分、定刻通り10:28、終点敦賀に到着。
思いの外あっという間で、東京~福井・敦賀が新幹線でつながったこと、及びJR東日本の新幹線ネットワークが新快速も乗り入れる関西の入口まで達したことを実感しました。
一方で、以前に当ブログでも取り上げましたが、2月と3月には最後の金沢直通の特急”サンダーバード”乗り納め旅をしていたこともあり、関西・中京~北陸の移動は、敦賀で分断された現実も合わせて思い知らさせることになりました。
敦賀に到着。ロゴマークに”EAST”と言う表記から、E7系であることがわかる。

この”かがやき”503号は、東京~敦賀を大宮・長野・富山・金沢・福井のみ停車し、3時間8分で結ぶ最速の列車です。
乗車する新幹線”かがやき”503号が大宮に到着

車両側に表示された”かがやき503””敦賀”も記録。

この時乗車したのは、車内メロディが”北陸ロマン”ではなく、JR東日本の上越・北陸新幹線用のメロディだったので、E7系でした。
今回、事前にJR東日本のえきねっとで予約し、早割でお得になる”トクだ値”を使いました。eチケットとなっていて、手持ちのICカードでそのまま改札を通れて、窓口に行く必要がないので、昨今のみどりの窓口減少も、全く影響ありません。
一応、改札付近にある機械で、座席表示を印刷

この日は平日でしたが、大宮発車時点の車内はほぼ満席でした。やはり、東京~金沢を劇的時間短縮で直結した効果は、9年経っても絶大なものがあります。それと同時に、金沢・富山の首都圏シフトが進んでいることも実感させられ、今回の敦賀開通により、さらに北陸の首都圏シフトは加速するでしょう。
大宮発車時点ではほぼ満席。車内販売もあり。手前の大型荷物置き場も荷物が埋まる。

最近、東海道山陽新幹線では車内販売がグリーン車のみに縮小されてしまいましたが、北陸新幹線”かがやき””はくたか”では普通車でも引き続き車内販売があります。ここで、あのカチカチのアイスクリームと、ホットコーヒーを味わうことにします。
車内販売で購入した、カチカチのアイスクリームホットコーヒー。左は駅の自販機で購入したラムネ風味の水ゼリー。

人手不足など、色々と厳しい状況はあるかもしれませんが、やはり車内販売は乗車の際の楽しみや旅情を感じることができるので、何とか残して欲しいと思います。最近のJR各社を見ていると、そんな楽しみや旅情を無くし、長時間乗車であっても、自販機すらなく、容赦なく車内で全く飲食物入手の機会がない点は、非常に残念でなりません。
ここからは金沢までの北陸新幹線から見た車窓を何点か取り上げます。
東京~高崎は関東平野を走り、高崎を通過してからはトンネルや勾配が多い、山岳区間を通過しますが、途中には妙義山や赤城山、浅間山、妙高山、日本海など、明かりがある区間では車窓の景色が良い区間もあります。西に行くほど、徐々に天気は回復してきました。
高崎通過後、妙義山や赤城山などが望めるが、雲がかかっている

軽井沢付近を通過、雲がかかって浅間山は見えない

途中、長野には8:37到着。ここでの乗客の乗り降りは思っていたより少なめでした。
JR東日本からJR西日本に乗務員交代となり、ここまでは”長野経由”の案内が目立ったのに対し、ここからは自社のアプリ”WESTER”に関する案内が目立つなど、両者の案内の違いが感じられます。
長野からは飯山トンネルなど、長いトンネルを通過し、日本海側へ出ます。
糸魚川付近を通過。日本海や姫川を望む
富山には9:25着。ここでも思っていたほど、乗り降りが多い訳ではありませんでした。
そして、9:45に金沢到着。金沢では予想通り、東京・大宮から乗っていた乗客の多くが下車しました。一方で、金沢から乗ってきた乗客は少なく、車内はかなり空いた状態になりました。
ここからは今回開通した金沢~敦賀へと突入します。金沢~敦賀は、この最速”かがやき”503号をはじめ、一部の”かがやき”と”つるぎ”は福井のみ停車で最速41分、各駅に停まる多くの”つるぎ””はくたか”であっても57分程度です。一方、これまでの特急”サンダーバード”は福井のみ停車であっても、最速1時間15分程度かかっていたことを思うと、やはり新幹線は速いと感じます。
金沢を発車すると、敦賀から接続する、京都・大阪・名古屋方面の特急”サンダーバード””しらさぎ”に関する乗り換えの案内が放送されます。金沢以東では放送されなかったので、やはり金沢が旅客流動において、変化するポイントの一つであり、金沢が北陸の中心であることは、今後も変わらないでしょう。
ここからの新規開業区間の車窓もいくつか取り上げます。金沢平野や福井平野と言った、平野部が多いこともあってか、近年開業した区間の新幹線ではトンネルが少ないことがわかります。特急”サンダーバード”は地上を走っていたこともあり、今までは見えなかった、日本海や小松空港などを高架上から見ることができて、こんなに近かったのか、と思うなど、在来線とはまた違う車窓です。ただ、防音壁が多い上に、速度が全く違うので、在来線のようにゆっくりと車窓を見れる訳ではありません。
金沢発車後の車窓&車内放送
手取川を渡る。日本海も意外に近い。

小松付近を通過、小松空港を望む。意外に近い。

金沢で車内がかなり空いたこともあって、バリアフリー設備なども含めて、車内の様子を見ることにしたので、何点か取り上げます。
普通車の座席、全席コンセントあり。Wi-Fiも使用可能。

金沢を過ぎてから、上記の大宮発車時と同じ場所から撮影。明らかに車内は空いている。

7号車はバリアフリーに対応した座席、洗面所、トイレ、多目的室あり。

気になった点は、北陸新幹線には各車両ごとに大型荷物置き場が設置されていますが、一方で敦賀で接続となる、特急”サンダーバード””しらさぎ”には、未だに大型荷物置き場がありません。これは大問題だと考えます。それに、北陸新幹線は全席コンセントやWi-Fiもあるので、車内の設備面では在来線特急より向上したのは明らかです。
10:12、福井を発車すると、終点敦賀となりますが、ここからはトンネルが多くなります。
越前たけふ駅を通過すると、長い新北陸トンネルに入り、終点敦賀到着の車内放送が入ります。やはり、E7系の上越北陸新幹線用メロディで、新快速も乗り入れる敦賀到着は新鮮さを感じます。
新北陸トンネルに入り、上越北陸新幹線用のメロディで敦賀到着の車内放送&車窓
ここでも、もちろん特急”サンダーバード””しらさぎ”への乗り換え案内が放送されますが、この”かがやき”は首都圏・信越~北陸への移動に特化していることもあってか、敦賀で最短で乗り継げるダイヤにはなっていません。よって、乗り換えを急ぐような乗客は見られませんでした。
関西・中京~北陸の移動は、”つるぎ”が担う形となっていて、こちらが敦賀で最短で接続するダイヤが組まれています。”つるぎ”であれば、乗り換えを急ぐ乗客が多く見られることでしょう。
大宮から2時間45分、定刻通り10:28、終点敦賀に到着。
思いの外あっという間で、東京~福井・敦賀が新幹線でつながったこと、及びJR東日本の新幹線ネットワークが新快速も乗り入れる関西の入口まで達したことを実感しました。
一方で、以前に当ブログでも取り上げましたが、2月と3月には最後の金沢直通の特急”サンダーバード”乗り納め旅をしていたこともあり、関西・中京~北陸の移動は、敦賀で分断された現実も合わせて思い知らさせることになりました。
敦賀に到着。ロゴマークに”EAST”と言う表記から、E7系であることがわかる。










