2025年2月22日は関西私鉄各社でダイヤ改正が続きます。
阪神なんば線が開通して以降、近鉄は阪神・京都市交通局と直通運転し、阪神は山陽と直通運転し、さらに神戸高速線では阪急とも線路を共有している状況を考えると、やはりこれら各社局は必然的に同じ日にダイヤ改正となるようです。

次は京都市営地下鉄。
PXL_20220328_075034990


コロナ禍からの需要回復などもあり、復便と増便の動きが目立ちます。特に、地下鉄烏丸線は国際会館延伸以来となる平日朝ラッシュ時増便も実現します。

◎昼間時間帯(11時台~14時台)の復便(烏丸線・東西線共通、平日・土休日共通)
烏丸線・東西線ともに、以前の7分30秒間隔に戻ることになります。コロナ禍の需要減少から、8分~9分30秒間隔と言う、少し使いにくい歪なダイヤとなっていましたが、スッキリしたダイヤに戻ります。京都市内ではオーバーツーリズムが問題になるほど、混雑が激しくなっていることもあり、急務であったと言えます。
ただし、東西線に関しては京阪京津線直通は含まず、これとは別に京阪京津線直通が毎時3本加わります。京津線直通を含めると、烏丸御池時点では烏丸線よりも多い毎時11本と、明らかに過剰な点が否めません。また毎時3本の京津線直通も、東西線の7分30秒間隔とのサイクルが合わず、完全にパターン化した20分間隔のダイヤではないところが欠点です。個人的には、山科駅での運賃問題を解決した上で(東西線・京津線どちらで乗り降りしても同じ運賃にする特例)、東西線を10分間隔に減便して、京津線直通を完全にパターン化した20分間隔にした方が望ましいと思えます。これでもまだ烏丸御池時点では毎時9本と、烏丸線より多くなっています。山科駅の運賃問題に関しては後日、別に取り上げようと思います。

◎烏丸線、平日朝ラッシュ時の増便
上下線各1本を増発。
これまで車両運用の都合で増便が難しかったものが、今回その見直しにより実現したとのことで、特に混雑の激しい京都駅朝8時台の国際会館行きが増便となります。

他にも、近鉄京都線直通列車の行先や発車時刻変更もあり。