関西エアポートは伊丹空港(大阪国際空港)の英語表記を「Osaka Itami Airport」にすることを発表。
大阪国際(伊丹)空港の英語表記を「Osaka Itami Airport」に ~ インバウンド旅客の利便性向上に向けて ~ 2025.1.30
「名称を全て伊丹空港(ITM / Itami Airport)で統一せよ。曖昧で紛らわしい大阪空港や大阪国際空港と言う名称を伊丹空港に対して一切使うな。」です。
大阪国際空港や大阪空港と言う名称を伊丹空港に対して使っていることこそ、関西に土地勘のない旅行者や訪問者に対して、関西空港(関空)との混同を招いている点は明らかであり、30年前の関空開港時からずっと指摘されていることです。
伊丹空港近くの公園の展望台から、滑走路を望む

確かに、伊丹空港の正式名称は大阪国際空港ですが、関西空港が開港してからは国内線専用の空港となり、国際線の発着はありません。にも関わらず、関空開港後も引き続き伊丹空港の正式名称が大阪国際空港であり、大阪空港と言う名称を使っていることこそが大きな問題であると思います。まだ関空開港と同時に、関西空港の方が大阪国際空港を名乗っていれば、まだ問題はなかったと言えます。
一方、航空会社側を見れば航空券をはじめ、様々な案内を見ると、大阪/伊丹 ITM・大阪/関西 KIX、で統一しています。これを見ると、やはり伊丹空港に対して、大阪空港と言う名称を使っていることが、いかに曖昧なものであるかは明らかです。
この大阪空港と言う名称が空港リムジンバスのバス停や大阪モノレールの駅にも使われていて、こちらも大きな問題です。バス停や大阪モノレールの駅も伊丹空港に改称させることは絶対に必要です。両者ともに、ITMや伊丹空港などと括弧書きでの表記がありますが、正式名称は大阪空港であり、大阪空港の方が大きく案内されていることには変わりません。
他方、東京の羽田空港の例を見てみると、羽田空港の正式名称は東京国際空港ですが、実際には東京空港や東京国際空港と言う名称はほとんど使われていません。京急や東京モノレールの駅、空港リムジンバスなども含めて、ほぼ全て羽田空港で統一されています。もし、正式名称に拘って、東京国際空港や東京空港と言う名称を大々的に使うとどうなるでしょうか?明らかに成田空港と混同することは明らかでしょう。
こちらも航空会社側は、東京/羽田 HND・東京/成田 NRTで統一しています。
敢えて、東京国際空港と言う正式名称は使わずに成田空港との混同を防いでいる羽田空港と、大阪国際空港と言う正式名称に拘るがあまり関西空港との混同を招いている伊丹空港、両者の対照的な考えが見えてきたように思えます。
さらに、日本人が海外に行ったことを想定して、ロンドンの例を取り上げてみましょう。
ロンドンには、日本からの直行便をはじめ長距離の国際線が多く発着し、ヨーロッパでも屈指の規模を誇るヒースロー空港の他に、ガトウィック空港、シティ空港などがあります。今回の例で言えば、ヒースロー空港はヒースロー空港の名称を使う一方で、ガトウィック空港に対しては単にロンドン空港と言う名称を使用しているのと同じと言えます。もし、ロンドンに行って、このようなことがあれば、ロンドンには複数空港があるのに、ロンドン空港とはどこの空港?、などと混同することは明らかです。伊丹空港に対して、大阪空港と言う名称を使っているのは、まさにこれと同じことです。
最後に、繰り返しとなりますが、関空との混同を招かないためにも、やはり伊丹空港は全て名称を伊丹空港に統一して、正式名称であっても大阪空港や大阪国際空港などと言う、曖昧な名称は一切使用しない、または関空が大阪国際空港や大阪空港と名乗るか、どちらかしかありません。今すぐ早期に改善されることが望まれます。
大阪国際(伊丹)空港の英語表記を「Osaka Itami Airport」に ~ インバウンド旅客の利便性向上に向けて ~ 2025.1.30
発表された主な内容まず初めに、タイトルにもある通り、この発表を聞いた、個人的な私見や結論を述べるとズバリ、
◎伊丹空港の英語表記を「Osaka Itami Airport」として、今後使用・推奨。英語はもちろん、中国語・韓国語等も同様の表現に統一し、外国人向けの媒体には優先的に使用
◎正式名称の英語表記である、「Osaka International Airport」が関西空港との混同されるケースが多く、訪日外国人の空港間違いを減らすことが目的
◎正式名称は変更しない
「名称を全て伊丹空港(ITM / Itami Airport)で統一せよ。曖昧で紛らわしい大阪空港や大阪国際空港と言う名称を伊丹空港に対して一切使うな。」です。
大阪国際空港や大阪空港と言う名称を伊丹空港に対して使っていることこそ、関西に土地勘のない旅行者や訪問者に対して、関西空港(関空)との混同を招いている点は明らかであり、30年前の関空開港時からずっと指摘されていることです。
伊丹空港近くの公園の展望台から、滑走路を望む

確かに、伊丹空港の正式名称は大阪国際空港ですが、関西空港が開港してからは国内線専用の空港となり、国際線の発着はありません。にも関わらず、関空開港後も引き続き伊丹空港の正式名称が大阪国際空港であり、大阪空港と言う名称を使っていることこそが大きな問題であると思います。まだ関空開港と同時に、関西空港の方が大阪国際空港を名乗っていれば、まだ問題はなかったと言えます。
一方、航空会社側を見れば航空券をはじめ、様々な案内を見ると、大阪/伊丹 ITM・大阪/関西 KIX、で統一しています。これを見ると、やはり伊丹空港に対して、大阪空港と言う名称を使っていることが、いかに曖昧なものであるかは明らかです。
この大阪空港と言う名称が空港リムジンバスのバス停や大阪モノレールの駅にも使われていて、こちらも大きな問題です。バス停や大阪モノレールの駅も伊丹空港に改称させることは絶対に必要です。両者ともに、ITMや伊丹空港などと括弧書きでの表記がありますが、正式名称は大阪空港であり、大阪空港の方が大きく案内されていることには変わりません。
他方、東京の羽田空港の例を見てみると、羽田空港の正式名称は東京国際空港ですが、実際には東京空港や東京国際空港と言う名称はほとんど使われていません。京急や東京モノレールの駅、空港リムジンバスなども含めて、ほぼ全て羽田空港で統一されています。もし、正式名称に拘って、東京国際空港や東京空港と言う名称を大々的に使うとどうなるでしょうか?明らかに成田空港と混同することは明らかでしょう。
こちらも航空会社側は、東京/羽田 HND・東京/成田 NRTで統一しています。
敢えて、東京国際空港と言う正式名称は使わずに成田空港との混同を防いでいる羽田空港と、大阪国際空港と言う正式名称に拘るがあまり関西空港との混同を招いている伊丹空港、両者の対照的な考えが見えてきたように思えます。
さらに、日本人が海外に行ったことを想定して、ロンドンの例を取り上げてみましょう。
ロンドンには、日本からの直行便をはじめ長距離の国際線が多く発着し、ヨーロッパでも屈指の規模を誇るヒースロー空港の他に、ガトウィック空港、シティ空港などがあります。今回の例で言えば、ヒースロー空港はヒースロー空港の名称を使う一方で、ガトウィック空港に対しては単にロンドン空港と言う名称を使用しているのと同じと言えます。もし、ロンドンに行って、このようなことがあれば、ロンドンには複数空港があるのに、ロンドン空港とはどこの空港?、などと混同することは明らかです。伊丹空港に対して、大阪空港と言う名称を使っているのは、まさにこれと同じことです。
最後に、繰り返しとなりますが、関空との混同を招かないためにも、やはり伊丹空港は全て名称を伊丹空港に統一して、正式名称であっても大阪空港や大阪国際空港などと言う、曖昧な名称は一切使用しない、または関空が大阪国際空港や大阪空港と名乗るか、どちらかしかありません。今すぐ早期に改善されることが望まれます。









