はじめに、
新年度2025年4月に入ってから、最初の記事となります。昨年度までは更新頻度が低めでしたが、今年度は更新頻度を大幅に上げる予定であり、引き続き交通やまちづくり、旅行、バリアフリー等に関する情報を、時には楽しい役立つ情報を、時には将来への提言などを、随時発信してまいります。また、これまでの旅行などについても随時取り上げる予定です。よろしくお願い致します。
新年度に入ってから最初の記事は、東海道新幹線に導入予定の上級クラス座席・個室について取り上げます。
▲上級クラス座席・個室が導入されるN700S
現時点で公表されている主な内容
JR東海:東海道新幹線への上級クラス座席(半個室タイプ)の導入について
▲上級クラスのイメージ、上記のJR東海のリリースより
◎半個室タイプの座席を東海道新幹線に導入、個室タイプの座席と合わせて、グリーン車よりもさらに上質な設備・サービスを備えた上級クラスの座席に◎N700Sの一部の10号車に高いプライベート感と上質性を兼ね備えた座席を6席
◎通路と座席の間には鍵付き扉を設け、大型バックシェルタイプの座席
◎座席はレッグレスト付きのリクライニングシート、半個室タイプ専用のWi-Fiと荷物スペースを設置
◎座席を転換することで、対面での利用も可能
◎2027年度中、サービス開始予定
◎その他、料金や座席名称、サービス内容などの詳細は今後、順次お知らせ
◎個室タイプの座席のサービス開始は2026年秋を予定
ここからは私見
ただ箱物の個室や上級クラスの座席を造るだけでは何も意味がない、付加価値の充実させてこそ意味がある
現時点でも山陽新幹線ではレールスターに個室がありますが、東海道新幹線に関しては100系が運転終了以来、約20年ぶりの個室と、そして東海道新幹線では初めてとなるグリーン車よりも上級クラスの座席。東名阪と言う大動脈を結ぶ東海道新幹線にこそ、こう言う上級クラスの需要はあるのでは?、と前から思っていたところでした。
当初は廃止した喫煙ルームを改造することを予想していましたが、今回は10号車のグリーン車20席を、上級クラス座席・個室6席に改造することも明らかになりました。今までのJR東海・東海道新幹線と言えば、東名阪をいかに高速・大量輸送するかが最大の使命であり、16両編成・定員約1300人で、各号車ごとの座席定員も完全に統一する、と言った強いこだわりを300系以降、続けてきただけに、これも大きな転換点でしょうか。ただ、近年はS-Work Pシートや車いす対応座席の拡大などで、少しずつ崩れつつはありましたが。
今回はJR西日本側からは正式な発表はありませんが、おそらくは山陽新幹線にも乗り入れ、東海道山陽新幹線全線で上級クラスや個室を導入する、と言ってもいいでしょう。
あと、個人的に重要なことは、やはりタイトルや上記にもある通り、
ただ箱物の個室や上級クラスの座席を造るだけでは何も意味がない、付加価値の充実させてこそ意味がある
です。
それは飛行機や海外の鉄道を見れば明確で、ファーストクラスやビジネスクラスと言った、上級クラスの座席では主要駅や主要空港に専用のラウンジや専用のゲート等があり、車内(機内)ではドリンクや食事が付くことが一般的で、ただ座席が豪華だけではなく、付加価値が充実していることが特徴とも言えます。
それに対して、JR東日本の東北新幹線や北陸新幹線等のグランクラスを見ると、当初は車内でドリンクや食事が付いている列車が多くありましたが、近年は縮小傾向が目立ち、車内でのドリンク・食事付きの列車が大幅に減少。料金設定を見ても、グリーン車との違いは何のか?、と言った感じになり、中途半端感が否めません。それに駅のラウンジも東京駅に一か所あるのみです。やはり、駅のラウンジやドリンク・食事等の付加価値が充実してこそ、上級クラスの価値が出るものであるものと言えます。そう言ったこともあってか、次に東北新幹線に導入予定のE10系にはグランクラスをどうするのか?、と言ったことが議論になっているほどです。
東海道新幹線で上級クラス座席を導入するのであれば、最低限”のぞみ”停車駅には専用のラウンジを設置し、車内ではドリンク・食事を付ける、と言った付加価値を充実させないとグランクラスのように中途半端になり、飛行機の上級クラスと比べても見劣りするばかりです。
ただ、これまでのJRグループの車内サービスを見れば、長時間乗車にも関わらず、車内販売は廃止し、代わりとなる車内の自販機すら設置しない、以前あったグリーン車のサービスは縮小や廃止、と言った方針を見ていると、あまり期待はできないでしょう。
ここで、JRグループ各社は飛行機や海外の鉄道などを見て、車内サービスをもっと勉強するべき、と言いたくなります。
最後に、上級クラスを導入するなら、中途半端なものではなく、飛行機の上級クラスに決して見劣りしない、完璧なものを目指して欲しい、そう思います。
参考までに、他の上級クラスのラウンジや車内サービスに関するリンクです。
例として、JR東日本(東京駅のラウンジ・グランクラス)、ANA、JAL、アメリカ・アムトラック(英語のみ)、イギリス&フランス・ユーロスター(英語・フランス語のみ)を取り上げてみました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



















