万博も残りわずかとなりましたが、今回は鉄道・バス各社の万博やミャクミャクのラッピング車両について取り上げます。
遡れば、2023年頃から関西各社で、機運醸成などを目的に始まった、万博やミャクミャクのラッピング車両。最初はあまり歓迎ムードではありませんでしたが、2年ほど見られた、ラッピング車両もいよいよ最後となります。個人的に、これまでに見ることができた各社のラッピング車両を取り上げることにします。
①JR西日本
JR西日本:大阪環状線、JRゆめ咲線に大阪・関西万博 ラッピング列車が走ります!
一番の目玉は、大阪市内を走り、桜島駅へのアクセスも担っている、大阪環状線・ゆめ咲線用323系でしょうか。昨年秋には、イベントで普段は見られない、京都駅でも見ることができました。
さらに、主として臨時の”エキスポライナー”で使われている、WEST PARADE TRAINもありますが、これに関しては万博閉幕後も継続する話もあるようですが、一度桜島駅では両者が並ぶシーンも見ることができました。
あと、JR西日本の看板列車の一つとも言え、京阪神を走る、新快速・快速用の車両にラッピングが施されなかったのは意外な感じがしました。
大阪環状線・ゆめ咲線用323系のラッピング車両。昨年秋はイベントで、普段は見ることができない京都駅で。


シャトルバスの乗り換え駅である桜島駅ではWEST PARADE TRAINとの並びも


そして、JR西日本と言えば、新幹線のラッピングもあります。新幹線に関しては全面ラッピングではなく、控えめな感じ。JR西日本の新幹線車両と言えば、JR北海道以外の他社の新幹線に乗り入れることもあり、広範囲で見ることができたことが特徴とも言えます。それが故に、なかなか遭遇することは難しく、北陸新幹線に関しては何度か乗車していても、全く遭遇しませんでした。
JR東日本・東海・西日本・九州:大阪・関西万博ラッピング新幹線が走ります!
東海道山陽新幹線N700系のラッピング

山陽九州新幹線N700系のラッピング車両

そして、関空へのアクセス列車でもある、特急”はるか”にも小さいながら、ロゴマークがあります。
特急”はるか”にも小さいながら、ロゴマーク

②京阪
京阪で一番インパクトがあるのは、8000系のダブルデッカーでしょうか。通常の車両なら、窓がある位置に、このようにデカデカとPRできるので、インパクトはあります。ダブルデッカーで今回のラッピングが施されているのも、この京阪8000系が唯一です。他にも、3000系にもラッピングが施されています。
京阪:大阪・関西万博のラッピングトレインを運行します! ~万博に向けたわくわく感を醸成し、京阪沿線から万博を盛り上げます~
インパクトがある、8000系のダブルデッカーのラッピング

8000系先頭

3000系先頭

③大阪メトロ
御堂筋線の先頭車両のみラッピングが施されています。そして、夢洲へ直接アクセスする中央線に関しては、御堂筋線のような全面ラッピングの車両がなかったのは意外でしたが、一部編成にはステッカーが貼られていたり、運転席にミャクミャクが何体も乗っている編成を見掛けることができました。
御堂筋線の先頭車両のみラッピング

中央線にはステッカー

中央線、運転席にミャクミャク?

④南海
一番の看板車両であり、関空へのアクセス列車である、特急ラピートにラッピングが施されていますが、他社のラッピングが青・赤・白が主体なカラーリングに対し、ラピートの場合は青色主体のカラーリングとなっていて、色合いが異なっているのが特徴とも言えます。
ラピートのラッピング、前面から

ラピートのラッピング、側面から

⑤近鉄
大阪線用と、奈良・京都・橿原線用のシリーズ21に全面ラッピングが施されましたが、特急車両にはラッピングが施されなかったのは意外な感じでした。
シリーズ21のラッピング

⑤阪急
阪急に関しては、他社と比べても控えめな感じがします。他社では全面をラッピングで覆われてるのに対し、阪急は本来のマルーンカラーを残しつつも、万博のラッピングをしている形です。昨年秋には大阪梅田駅でのイベントに、このラッピング車両が使われ、ちょうど線路に降りて、撮影することもできました。
マルーンカラーを残しつつ、やや控えめ?

昨年秋には線路内に下りれるイベントにも


⑥阪神
阪神も、阪急と同様に、他社と比べても控えめな感じがします。他社では全面をラッピングで覆われてるのに対し、本来の車体のカラーは残しつつも、万博のラッピングをしている形です。上記の近鉄と合わせて、直通先の近鉄でも見られたので、運が良ければ、近鉄のラッピング車両と並ぶシーンが見られたかもしれません。
阪神もやや控えめ?


⑦大阪モノレール
前面から

⑧西日本JRバス
大阪駅・グラングリーン大阪発着の万博会場シャトルバスでラッピングが施されていました。

⑨大阪シティバス
主に、桜島駅発着のシャトルバスでラッピングを見ることができました。万博終了後はこのラッピングが外され、大阪市内の路線で走ることでしょう。

⑩その他
ラッピング車両ではありませんが、東京駅ではJR東日本による機運醸成に向けた、カウントダウンボードを見ることができました。JR東日本とすれば、大阪・関西エリアに路線が全くなく、自社の沿線外の話ではありますが、上記のように北陸新幹線ではJR西日本の車両によるラッピング車両も走らせたり、さらに東北新幹線や山手線でも自社でラッピング車両を走らせたりなど(個人的には見ることができず)、万博と言う、国家的イベントを盛り上げるべく、積極的に協力してくれていたことが伝わります。それに対して、在京メディア等によるネガキャンや、東京都などが協力的ではなかった点が非常に残念でなりません。
JR東日本:大阪・関西万博ラッピング新幹線の運行等で機運を高めます!
東京駅で見た、カウントダウンボード

他に、神戸電鉄・山陽電鉄・能勢電鉄の他、首都圏でも京急や東急でもラッピング車両が運行されていますが、これらは見ることができませんでした。もうすぐ万博は終了となり、ラッピング車両も恐らく終了となるでしょう。
以上、今回の万博に合わせて、この2年間で記録した、鉄道・バス各社のラッピング車両等を取り上げました。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
遡れば、2023年頃から関西各社で、機運醸成などを目的に始まった、万博やミャクミャクのラッピング車両。最初はあまり歓迎ムードではありませんでしたが、2年ほど見られた、ラッピング車両もいよいよ最後となります。個人的に、これまでに見ることができた各社のラッピング車両を取り上げることにします。
①JR西日本
JR西日本:大阪環状線、JRゆめ咲線に大阪・関西万博 ラッピング列車が走ります!
一番の目玉は、大阪市内を走り、桜島駅へのアクセスも担っている、大阪環状線・ゆめ咲線用323系でしょうか。昨年秋には、イベントで普段は見られない、京都駅でも見ることができました。
さらに、主として臨時の”エキスポライナー”で使われている、WEST PARADE TRAINもありますが、これに関しては万博閉幕後も継続する話もあるようですが、一度桜島駅では両者が並ぶシーンも見ることができました。
あと、JR西日本の看板列車の一つとも言え、京阪神を走る、新快速・快速用の車両にラッピングが施されなかったのは意外な感じがしました。
大阪環状線・ゆめ咲線用323系のラッピング車両。昨年秋はイベントで、普段は見ることができない京都駅で。


シャトルバスの乗り換え駅である桜島駅ではWEST PARADE TRAINとの並びも


そして、JR西日本と言えば、新幹線のラッピングもあります。新幹線に関しては全面ラッピングではなく、控えめな感じ。JR西日本の新幹線車両と言えば、JR北海道以外の他社の新幹線に乗り入れることもあり、広範囲で見ることができたことが特徴とも言えます。それが故に、なかなか遭遇することは難しく、北陸新幹線に関しては何度か乗車していても、全く遭遇しませんでした。
JR東日本・東海・西日本・九州:大阪・関西万博ラッピング新幹線が走ります!
東海道山陽新幹線N700系のラッピング

山陽九州新幹線N700系のラッピング車両

そして、関空へのアクセス列車でもある、特急”はるか”にも小さいながら、ロゴマークがあります。
特急”はるか”にも小さいながら、ロゴマーク

②京阪
京阪で一番インパクトがあるのは、8000系のダブルデッカーでしょうか。通常の車両なら、窓がある位置に、このようにデカデカとPRできるので、インパクトはあります。ダブルデッカーで今回のラッピングが施されているのも、この京阪8000系が唯一です。他にも、3000系にもラッピングが施されています。
京阪:大阪・関西万博のラッピングトレインを運行します! ~万博に向けたわくわく感を醸成し、京阪沿線から万博を盛り上げます~
インパクトがある、8000系のダブルデッカーのラッピング

8000系先頭

3000系先頭

③大阪メトロ
御堂筋線の先頭車両のみラッピングが施されています。そして、夢洲へ直接アクセスする中央線に関しては、御堂筋線のような全面ラッピングの車両がなかったのは意外でしたが、一部編成にはステッカーが貼られていたり、運転席にミャクミャクが何体も乗っている編成を見掛けることができました。
御堂筋線の先頭車両のみラッピング

中央線にはステッカー

中央線、運転席にミャクミャク?

④南海
一番の看板車両であり、関空へのアクセス列車である、特急ラピートにラッピングが施されていますが、他社のラッピングが青・赤・白が主体なカラーリングに対し、ラピートの場合は青色主体のカラーリングとなっていて、色合いが異なっているのが特徴とも言えます。
ラピートのラッピング、前面から

ラピートのラッピング、側面から

⑤近鉄
大阪線用と、奈良・京都・橿原線用のシリーズ21に全面ラッピングが施されましたが、特急車両にはラッピングが施されなかったのは意外な感じでした。
シリーズ21のラッピング

⑤阪急
阪急に関しては、他社と比べても控えめな感じがします。他社では全面をラッピングで覆われてるのに対し、阪急は本来のマルーンカラーを残しつつも、万博のラッピングをしている形です。昨年秋には大阪梅田駅でのイベントに、このラッピング車両が使われ、ちょうど線路に降りて、撮影することもできました。
マルーンカラーを残しつつ、やや控えめ?

昨年秋には線路内に下りれるイベントにも


⑥阪神
阪神も、阪急と同様に、他社と比べても控えめな感じがします。他社では全面をラッピングで覆われてるのに対し、本来の車体のカラーは残しつつも、万博のラッピングをしている形です。上記の近鉄と合わせて、直通先の近鉄でも見られたので、運が良ければ、近鉄のラッピング車両と並ぶシーンが見られたかもしれません。
阪神もやや控えめ?


⑦大阪モノレール
前面から

⑧西日本JRバス
大阪駅・グラングリーン大阪発着の万博会場シャトルバスでラッピングが施されていました。

⑨大阪シティバス
主に、桜島駅発着のシャトルバスでラッピングを見ることができました。万博終了後はこのラッピングが外され、大阪市内の路線で走ることでしょう。

⑩その他
ラッピング車両ではありませんが、東京駅ではJR東日本による機運醸成に向けた、カウントダウンボードを見ることができました。JR東日本とすれば、大阪・関西エリアに路線が全くなく、自社の沿線外の話ではありますが、上記のように北陸新幹線ではJR西日本の車両によるラッピング車両も走らせたり、さらに東北新幹線や山手線でも自社でラッピング車両を走らせたりなど(個人的には見ることができず)、万博と言う、国家的イベントを盛り上げるべく、積極的に協力してくれていたことが伝わります。それに対して、在京メディア等によるネガキャンや、東京都などが協力的ではなかった点が非常に残念でなりません。
JR東日本:大阪・関西万博ラッピング新幹線の運行等で機運を高めます!
東京駅で見た、カウントダウンボード

他に、神戸電鉄・山陽電鉄・能勢電鉄の他、首都圏でも京急や東急でもラッピング車両が運行されていますが、これらは見ることができませんでした。もうすぐ万博は終了となり、ラッピング車両も恐らく終了となるでしょう。
以上、今回の万博に合わせて、この2年間で記録した、鉄道・バス各社のラッピング車両等を取り上げました。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。









