2026年、年が明けてすぐ、深夜の近鉄特急”ひのとり”に乗って、伊勢神宮へ初詣等へ行ってきました。

深夜の近鉄特急”ひのとり”で伊勢神宮へ。大和八木駅にて。
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大晦日深夜~元旦早朝の年越しと言えば、初詣や除夜の鐘、カウントダウンイベントなどに合わせて、鉄道も夜通し終夜運転が行われることが風物詩となっていましたが、近年は時代の変化などもあり、取りやめる事業者が増加。特にコロナ渦以降はそれが顕著となり、近年は激減していることを、年末に当ブログでも取り上げたところです。特に、関西では今回終夜運転を実施するのは、京阪と近鉄のみとなり、やはり寂しいものです。


そんな中、伊勢神宮や橿原神宮など、沿線に初詣スポットを多く抱える、近鉄では今回も終夜運転を継続。近鉄の終夜運転と言えば、伊勢神宮への初詣客向けに、大阪・名古屋から特急も終夜運転されることが特徴であり、深夜に特急で長距離利用できるところが、他社にはない特徴と言え、それだけ伊勢神宮の存在が大きいことを実感するところです。
ただ、昨今の時代の流れを考えると、その近鉄とて、終夜運転が次回以降も続くとは限りません。まさに”乗れるうちに乗っておこう”と言うことで、今回は終夜運転を利用して、年が明けてから伊勢神宮へ行くことを思い立ちました。

そして、近鉄特急”ひのとり”は通常、大阪~名古屋の名阪特急専任とも言える車両ですが、大晦日~元旦の終夜運転では通常は運転されることがない、伊勢方面に運転されることが、毎年恒例となっていて、せっかく乗るなら、日ごろは乗ることができない、伊勢方面の特急”ひのとり”に乗ってみることにしました。

近鉄:年末から年始にかけて、臨時列車および運転区間延長列車を運転 ~今年も大阪・名古屋から伊勢方面に「ひのとり」の臨時特急列車が走ります~

まずはきっぷの確保から。今回は近鉄が発売している、”伊勢神宮初詣割引きっぷ”を使用。結構お得なきっぷですが、2025年内に購入することが条件なので、2025年のうちに購入していました。そして、”ひのとり”の特急券に関しては、約2週間前に予約しましたが、この時点でも通路側しか空いていませんでした。
また、帰りに関しては、その時の状況次第で決めることにし、あえて座席の確保等もせず、場合によっては急行と言う選択肢も考えていたので、乗車券のみのタイプにしました。
近鉄:伊勢神宮など近鉄沿線の初詣・初旅にお得なきっぷ(年内限定発売) ~ 初詣は便利で快適な近鉄電車で ~

伊勢神宮初詣割引きっぷ。伊勢神宮での引換券に、お店や施設の割引と言った特典もあり。
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実際のきっぷ
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ネット予約のチケットレス特急券。号数を駅とかでもっと案内して欲しいところはある。JRでは”のぞみ1号”のように必ず案内するだけに。
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さて、大晦日は京都方面に行っていて、年が明けてすぐに京都から伊勢神宮へ目指すことにします。
京都から伊勢神宮への初詣客向けに、京都1:00発の五十鈴川行き特急もありましたが、”ひのとり”に乗ることも目的だったこともあり、あえて乗車しませんでした。
まずは”ひのとり”に乗るために、京都0:22発の橿原神宮前行き各駅停車で大和八木駅を目指します。乗車したのは最新の8A系。デビューから約1年経ちましたが、京都・橿原線ではすっかり当たり前のように見る存在になったと感じます。
乗車率は丹波橋の時点で、ほぼ座席が埋まり、一部立ち客がいる程度でしたが、徐々に空いて行き、大和西大寺でまた乗車率が上がり、そしてまた徐々に空いて行く感じでした。
日頃、京都~奈良方面へは、特急か急行に乗車することがほとんどなので、各駅停車で乗り通すのは終夜運転ならではでしょう。ただ、日中とは異なり、特急や急行に追い抜かれることがないので、意外に速いと実感します。

1:47、大和八木駅に到着。ここで約40分待ちとなります。近くには橿原神宮があるので、そこへの参拝客もあり、駅構内は深夜でもそれなりに多かった印象です。ただ、改札内のファミリーマートは深夜に営業していないので、特に今回の伊勢神宮初詣きっぷのように途中下車できない切符では、その点は要注意です(以前、終夜運転で行くことがあった大和西大寺駅では改札内のファミリーマートは営業していたが)。
京都・橿原線の各駅停車で、大和八木駅に到着。8A系もすっかり当たり前の存在に。
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今回のメインディッシュとも言える、特急”ひのとり”は大和八木2:33発。終夜運転で大阪難波を発車する、伊勢方面の特急”ひのとり”は、0:00発・1:00発・2:00発と、3本ある中の最終となります。
一番直近の列車はホーム上の券売機で特急券を買うことも可能。この時点で空席状況は△。このすぐ近くには特急券発売の窓口もあり(深夜でも営業)。1番のりばには、大和八木行き急行の終電がそのまま留置。
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乗車する”特急ひのとり・五十鈴川行き”。後続の各駅停車とともに、日頃は見られない表示。
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”ひのとり”の五十鈴川行き。これも日頃は見られない。
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2:33、大和八木駅を定刻通り発車。日中であれば、耳成山など大和三山を見ながら桜井を通過し、奈良盆地が尽きて、山越えの区間へと入り、伊賀盆地、青山峠越えへと入る区間の車窓を見ることができますが、もちろん深夜なので、車窓は漆黒の闇。それでも、大晦日~元旦の終夜運転限定とは言え、深夜に特急で長距離移動できるのも伊勢神宮への初詣需要が多い、近鉄ならではと言えます。途中、榛原・名張・伊賀神戸・榊原温泉口と、大阪線の途中駅に停車しますが、ほとんど乗り降りはありませんでした。ちなみに、大阪線・名張~伊勢中川の終夜運転は特急のみとなっていて、以前は急行もあったことを考えると、やはり削減の流れは止まらないことも実感します。

”ひのとり”に関しては、個人的にもデビュー以来、名阪間で何度か乗っていますが、レギュラーシートであっても座席間隔が広くて、ゆったりとしていて、そして何と言っても後ろの人を一切気にすることなく、リクライニングできるバックシェルが付いている点であり、本当に快適です。プレミアムシートを除き、車内も一通り見てみることにしました。
深夜でも、ほぼ満席の車内。レギュラーシートでもバックシェルがあり、後ろの人を一切気にすることなく、リクライニング可能。テーブルもあり。
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レギュラーシートの座席。全席、足置きやコンセントもあり。WiFiも利用可能。
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JR東日本の”あずさ””ひたち”等のように、駅間ごとに空席の有無を示すランプあり(青は空席、緑は座席指定済みを示す)。これをもっと普及させて欲しいが・・・。頭上の荷棚が透明になっていて、忘れ物防止にも。
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ちょっとした気分転換や、電話の通話などに使える、デッキのベンチ。新幹線にも欲しいと思うことも。
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ベンチの向かいには、大型荷物を預けるロッカーもあり。東海道山陽新幹線にも、かつての喫煙スペースにこれを設置して欲しいところも。
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挽きたてのコーヒーや、お菓子などの自販機。やはり新幹線にも、せめてこのような自販機は欲しい。
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ホットコーヒーを味わう。おしぼりもあり。
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4号車はバリアフリー対応の車いす用の座席や、車いす対応のトイレも。
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※参考までにプレミアムシート。東北新幹線や北陸新幹線のグランクラス、飛行機のビジネスクラス並みの座席。今回は乗車していません。デビュー直後に名阪特急で乗車したもの。
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乗客に動きがあったのは、青山峠を越えて、完全に伊勢平野に入り、3:24に到着した伊勢中川駅。
ここは名古屋線との乗り換え駅。終夜運転では直通こそありませんが、この伊勢中川駅で乗り換えることにより、大阪~名古屋を深夜に移動することも可能で、同一ホームで6分後に五十鈴川発名古屋行きの特急”ひのとり”に連絡するダイヤとなっていて、乗り換える乗客もそれなりにありました。
日頃は”ひのとり”が通ることのない、伊勢中川駅のホーム
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通常、名阪特急専任とも言える、”ひのとり”は伊勢中川駅のすぐ近くにある、大阪線と名古屋線との短絡線を通過するので、伊勢中川駅に”ひのとり”が停車するのも、この先の伊勢方面を走行することも、日ごろはなかなか見られない光景です。


この先は伊勢平野を南下し、松阪・伊勢市・宇治山田と停車。この中で一番降車が多かったのは、やはり外宮の最寄り駅である伊勢市駅。ここはJRも乗り入れていますが、JRは終夜運転を実施していません。

3:51、終点の五十鈴川駅に到着。本当に快適で、あっという間でした。
ここで、大阪発着と名古屋発着の”ひのとり”が並びますが、これも元旦未明にしか見れない光景であり、多くの利用者がカメラを向けていました。
五十鈴川駅に到着。駅名標と合わせて。
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折り返しで、名古屋行きが発車後、4分後に大阪難波行きが発車。両方とも”ひのとり”。
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深夜の五十鈴川駅に、大阪方面と名古屋方面へ行く、それぞれの”ひのとり”がダブルで並ぶ。この時点では、両者は向きが異なる状態となり、朝からの名阪特急の運転を考慮し、大阪方面は大阪方面へ、名古屋方面は名古屋方面へ必ず折り返すようになっている(大阪方面から名古屋方面へ折り返すことはない、逆も同様)。
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深夜の五十鈴川駅で前面部分をもう一枚
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このあとですが、ここからまずは内宮へと向かいました。次の記事で取り上げます。本来は外宮から参拝することが、しきたりとされていますが、時間の都合上、逆となりました。

以上、通常ではなかなか見ることができない、深夜の近鉄特急”ひのとり”に乗って、伊勢方面へ行ってみたことを取り上げました。来期以降も継続することを願いたいところであります。

ここまでご覧いただき、ありがとうございます。