ブログ記事、随時更新中。日本・関西地区を拠点に活動。これまで世界16か国を訪問。交通やまちづくりに関する研究も活かし、主に世界&日本の旅や交通、まちづくり、バリアフリー等に関する情報を中心に、時には楽しく役立つ記事を、時には将来像や社会提言などを発する記事など、様々な情報を発信。時々、他のことを発信することもあり。コメントやご意見はご自由にどうぞ(誹謗中傷は絶対にお止めください)。

JR東日本

JR東日本:仙石線に約80年ぶりの新型車両がデビュー。震災後に何度か行くことがあった、過去の記録も紹介(205系の記録を中心に)。

JR東日本、仙石線に約80年ぶりとなる、新型車両E131系がデビュー。
今年度中に205系が完全に置き換えの計画ですが、今回は個人的には震災後に何度か、松島や石巻などへ、仙石線に乗って行くことがあったので、これを機に、過去の記録などを取り上げようと思います。

今回取り上げる主な内容
◆新型車両E131系の概要等
◆震災後に、仙石線で何度か松島、石巻等へ行った記録(205系の記録など)
◆残り少なくなった、国鉄最後の通勤車両205系

◆新型車両E131系の概要等

当ブログではまだ取り上げていませんでしたが、まずは仙石線の新型車両E131系に関する情報から。
仙石線の新型車両E131系

JR東日本:仙石線への新型車両投入について
JR東日本:仙石線に新型車両E131系 12月1日デビュー!! 「いい、131。~ 80年ぶり新車投入 ~」
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▲新型車両E131系(上記リンクより)

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▲ポスターやイメージなど(上記リンクより)

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▲新型車両の概要(上記リンクより)
◎2025年12月1日より運転開始
◎4両×14編成を導入
◎前面デザインは205系の色彩を踏襲し、E131系特有のドット柄
◎インテリアは海の景色をイメージ、スカイブルーのロングシートなど
◎防犯カメラや非常通報装置の設置
◎車両側面にカメラを設置し、ワンマン運転に対応、置き換え後にワンマン運転開始
◎一部のドア上部に17インチの液晶ディスプレイを設置
◎バリアフリー対応で、車いす・ベビーカー向けのフリースペースを各車両に設置。トイレもあり。
◎置き換え完了とともに、ワンマン運転開始
など
昨年に新車の導入が公表され、完全な新車が導入されるのは、ルーツとなる元宮城電気鉄道の時代以来、約80年ぶり(仙石東北ラインは除く)。仙石線は元々、宮城電気鉄道と言う私鉄路線だったのが戦時中に国有化された経緯があり、それが故に東北本線など、他の仙台地区の国鉄・JRの路線は元々汽車路線と呼ばれ、電化の際にも交流電化となっているのに対し、仙石線に関しては元から仙台近郊の電車路線であり、電化方式も直流と、何かと異質な点があります。

国有化され、国鉄・JR東日本になってからは103系・205系と、山手線を中心とした、首都圏からの中古車両で賄われて、この20年ほどは山手線からの中古車両205系が走っていますが、ここ数年、トラブルが続出し、置き換えが急務とされてきました。それが果たして、首都圏からの中古車両でまた賄うのか、それとも待望の完全な新車となるのか、注目されていましたが、結果は後者となりました。
個人的には、今回の新型車両導入を機に、高城町以北に乗り入れる仙石東北ラインなど、他の仙台地区の車両と合わせて、3ドア化も予想しましたが、そうではなく4ドアは維持されることになりました(JR西日本の大阪環状線等みたいに3ドア化されることはなかった)。
E131系は、山手線や横須賀・総武快速線のE235系の郊外線区バージョンとも言える車両で、既に首都圏郊外の宇都宮・日光線、相模線、鶴見線、房総地区で活躍中で(いずれもワンマン運転化も実現)、これらと同じ型の車両ですが、前面のデザインはやや変わっているところでしょうか。
宇都宮・日光線用のE131系。若干、前面デザインが異なる?
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約80年ぶりの新車と言うこともあり、地元メディアも積極的に取り上げたり、JR東日本の東北本部もSNSで積極的に取り上げりなど、地元宮城県内では注目の的となっていることを感じます。


それと同時に、これまで20年ほど、山手線時代を含めると40年ほど走ってきた、205系は今年度中の置き換えが決まっています。恐らくは2026年3月のダイヤ改正までに全て置き換え、そしてワンマン運転開始となります。


◆震災後に何度か仙石線に乗車し、松島・石巻等へ行った記録(205系の記録など)
仙石線と言えば、2011年の東日本大震災の際には津波で大きな被害を受けた路線。特に、東松島市内の野蒜駅近辺の被害が甚大なものとなり、この近辺に関しては線路を移設するなどして、2015年に全面復旧。同時に東北本線と線路を接続させ、仙石東北ラインとして、仙台~石巻をハイブリッド車両HB-E210で直通列車も走るようになりました(これにより時間短縮を実現)。
震災から約15年、全面復旧&仙石東北ライン開業から約10年を経て、E131系新型車両に置き換えられることになり、時代の流れではありますが、震災を知る車両がいなくなることを示します。

個人的には、震災後は松島や石巻などへ、ボランティア等で行くことがあり、この仙石線も何度か利用しました。代行バスで移動したり、徐々に開通区間が伸びて行く様子、全線復旧&仙石東北ラインの運行開始など、復旧の過程を当時見つめていました。
今回、E131系に置き換えを機に、今後は貴重になるであろう205系の記録とともに、震災後に松島や石巻へ行った記録なども合わせて、取り上げようと思います。

仙石線沿線の最大の観光地、日本三景・松島。点在する島々が津波の勢いを弱め、周辺と比べると、まだ被害は抑えられた。
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日本三景・松島の最寄り駅、仙石線・松島海岸駅。まだ旧駅舎の時代に。
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東北本線の松島駅は松島への最寄り駅ではなく、間違いないよう要注意です。この裏手に東北本線が走っていますが、ホームはありません。本当はここに東北本線のホームが設置できて、仙石東北ラインや東北本線が停車できれば理想でしたが、地形の制約などから不可能に。それが故に、仙台駅からは駅数が多い、仙石線普通列車に乗車するしかありません。仙石東北ライン開業前までは、仙石線の快速も存在しただけに、松島へのアクセスを考えると、不便になった感はあります。そして、日本三景・松島の最寄り駅でありながら、ホームは狭く、階段しかなく、バリアフリーにも非対応でしたが、2022年に新駅舎の改築とともに、ホーム拡張とエレベーター設置などのバリアフリー化が完了しています。
JR東日本:仙石線「松島海岸駅」の整備が完了いたします

松島海岸駅~矢本駅は、2015年までは代行バスで結んでいた
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続いては石巻駅
石巻駅の駅舎。このあたりも冠水などの被害を受ける。
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石巻駅から徒歩20分ほどで、日和山の展望台へ。旧北上川の河口付近、門脇・南浜エリアなどを望む。ここも津波の被害が甚大だった場所。
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仙石東北ラインのHB-E210
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2015年の全面復旧の際に、新たに移設された野蒜駅付近を通る。この付近は鳴瀬川に近い場所で、震災当時に奇跡的に高台で被害を免れた車両(205系M16編成)が停まっていた場所も近い。
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そして、ここからは今年度中に見られなくなる、205系の記録を。
東塩釜駅にて

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石巻駅にて
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石巻駅で、205系と仙石東北ラインHB-210と並ぶ。全面復旧から約10年見られた、この並びもまもなく見納め。
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今回の置き換えに先立ち、12/7には205系のマンガッタンライナーがラストランとなります。石巻は石ノ森章太郎のマンガミュージアムがあり、個人的にも訪れたことがありますが、これにちなんだラッピング車両でした。何とかE131系にも、このラッピングが受け継がれて欲しいものです。
仙石東北ラインのHB-E210には、マンガッタンのラッピング車両がありますが。
JR東日本:「仙石東北ライン マンガッタンライナー」の運行開始について
 

マンガッタンライナー。何種類かあり、2種類を見ることができた。上:松島海岸駅、下:あおば通駅にて。
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◆残り少なくなった、国鉄最後の通勤車両205系
今回の仙石線の置き換えが完了すると、国鉄最後の通勤車両とも言われる、205系が見られるのはJR西日本の奈良線や富士急行程度となり、いよいよ終わりが近づいていることを実感します。今のところ、奈良線では置き換えの計画はありませんが、40年選手と言うことを考えると、数年以内には置き換えもあり得る話なので、こちらも最後に慌てるのではなく、今から記録でしょうか。
JRの路線では、最後まで残ることになりそう?、な奈良線の205系
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最後に、震災から約15年を機に新車両置き換えと言う、大きな転機を迎える仙石線。個人的に、最後に行ったのは2020年でした。205系を記録するなら、ダイヤ改正直前に慌てるのではなく、本当に今のうちでしょう。個人的にも、ぜひ行ってみたいところではあります。
そして、仙石線に乗車して、日本三景・松島や石巻等へも、ぜひ行ってみてはいかかでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。

JR東日本:”Suicaのペンギン”が来年度で卒業へ。新たなキャラクターはどうなる?

JR東日本は、Suica Renaissanceの一環として、ICカード・Suicaにコード決済の導入、上限を2万円から30万円への引き上げ、ウォークスルー改札等の変革に合わせて、これまで親しまれてきた”Suicaのペンギン”を来年度で卒業することを発表。新たなキャラクターにバトンタッチすることになりました。

JR東日本:「Suica Renaissance」第2弾

最近の日テレニュース・YouTubeでは、JR東日本社長会見が全て動画でアップされていて、見ることができ、”Suicaのペンギン”卒業の件も触れられています。
 

”Suicaのペンギン”と言えば、2001年にICカード・Suicaがデビューする際に、坂崎千春氏がデザインしたもので、SuicaそしてJR東日本のマスコットとして、親しまれているところがあり、個人的にも可愛らしくて、結構好きなゆるキャラの一つで、これまで色々とグッズも購入しているだけに、今回の卒業はやはり残念の一言です。

2025年4月、万博開催に合わせて、大阪ステーションシティにやってきた、”Suicaのペンギン”。”ミャクミャク”や”カモノハシのイコちゃん”とともに登場。今後、卒業までに再び大阪で見れる機会はある?
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当ブログでも取り上げましたが、今年(2025年)4月には万博開幕に合わせて、”ミャクミャク”とともに、大阪ステーションシティにもやってきたことがありました。JR東日本エリア外の大阪で、”Suicaのペンギン”が見れることは、めったにないレアな機会でしたが、果たして卒業までに再び大阪で見れる機会はあるのでしょうか。



そして、次の新たなキャラクターにバトンタッチと言うことが触れられていますが、こちらもどのようなものになるか、気になります。ぜひ”Suicaのペンギン”のように、可愛らしくて、末永く親しまれるキャラクターの登場を願いたいところです。

新宿駅・バスタ新宿にある、”Suicaのペンギン”の銅像。これもどうなる?
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購入した”Suicaのペンギン”グッズ、ストラップ

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あと、Suica等の交通系ICカードは当初、首都圏をはじめとした、主には都市圏エリア内の短距離区間の利用や、コンビニ等での少額決済が前提となっていて、新幹線をはじめとした長距離利用や地方部での利用、高額決済などを想定していませんでした。今後は高額決済や長距離利用、地方部での利用も想定して、今回の変革があるので、やはり時代の変化への対応は避けられない、と言えるでしょう。それでも、やはり"Suicaのペンギン"の卒業は、残念の一言ではあります。


以上、”Suicaのペンギン”卒業に関する話題でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

JR東日本:山手線環状運転100周年。ラッピング車両、スタンプなど。

2025年11/1、山手線は環状運転100周年です。これに合わせて、JR東日本では”つながる山手線フェス”と題して、様々なイベントやキャンペーンなどが行われています。
個人的には、先日は用事で東京に行く機会があり、ラッピング列車を見物したり、スタンプラリーなどをしてきましたので、今回取り上げます。

JR東日本:つながる山手線フェス、環状運転100周年
JR東日本:山手線環状運転100周年を記念して 「つながる山手線フェス ~環状運転 100周年~」を開催します!

山手線は言わずと知れた、東京都心部の主要なエリア(新宿、渋谷、池袋、上野、東京、品川等)を結んで環状運転する路線であり、途中ほとんどの駅では地下鉄や東京都心に乗り入れるJR・私鉄の放射状の路線に接続する、まさに東京都心の大動脈と言える路線です。

最初から環状運転していた訳ではなく、原型は1885年の品川~赤羽を結ぶ品川線から始まり、”し”の字運転、”の”の字運転などを経て、1925年に上野~東京の高架線が開通したことにより、現在の環状運転を開始したことになります。

ここからは今回、記録した山手線のラッピング列車とスタンプラリーについて、以下、写真で取り上げます。

E235系に、103系をイメージした復刻デザインのラッピングを施した編成。ヘッドマークもあり。ただ、先頭部のみであり、編成全体ではなかった点は残念。新橋駅にて。
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参考までに、2013年のみどりの山手線・103系誕生50周年の際には、E231系1編成全体が103系をイメージしたラッピングだった。東京駅にて。まだホームドアがない。
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E235系に、205系をイメージした復刻デザインのラッピングを施した編成。窓下に帯のカラーが入っている(ホームドアへの対応からE235系ではドア上部のみ)。ヘッドマークもあり。巣鴨駅にて。
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E235系の通常のデザインも。新宿駅にて。山手線でホームドアのない駅も、貴重に。
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次はスタンプラリー。これは山手線環状運転とともに、シャチハタも創業100周年を迎えたことから、両者がコラボして実施されているもので、東京駅・新宿駅・上野駅・巣鴨駅・原宿駅・高輪ゲートウェイ駅の6駅に設置された、スタンプを重ねて捺すと1枚の絵柄が完成すると言うものです。
EXPO2025、大阪・関西万博の公式スタンプラリーで、6つあるコモンズ館のスタンプを重ねて捺すと、一つの絵柄が完成するスタンプと全く同じものです。
重ねて捺すと、一つの絵柄が完成するスタンプ
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そして、関西の話となりますが、山手線では20年前に運転を終了した、205系がまだ今でも奈良線で現役で走行中です。以前は阪和線や京都・神戸線等を走っていました。なぜか、帯のカラーはスカイブルーのまま、今も走行中です。首都圏でこのカラーと言えば、京浜東北線のカラーでしょうか(実際に、時期的には短く、少ないながら京浜東北線で205系が走っていたことはある)。さらに、山手線と全く同じカラーで、山手線では昭和末期に運転を終了した103系も、つい数年前までは奈良線を走っていました。
個人的には、奈良線と言えば、山手線と同じ、ウグイス色と呼ばれる、グリーンのカラーなので、奈良線の205系もウグイス色に変えた方が、しっくりくるような気がします。
数年前まで奈良線を走った103系。山手線とカラーも同じ。
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今も奈良線を現役で走る、205系。山手線で終了して20年。帯のカラーを見ると、首都圏では京浜東北線?
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205系は国鉄最後の通勤車両と言うことで、その後は分割民営化で、東西で完全に別の車両を製造することになったことから、昔の山手線が関西に行けば見れる、と言うのも、この205系が最後になりますが、今後はJR東日本とJR西日本で共通の車両設計との話もありますので、将来的にはまた東西で同一設計の車両が見られるかもしれません。
JR 東日本とJR西日本が車両の装置・部品共通化の検討を開始



さて、過去にはラッシュ時間帯の凄まじい混雑が有名となりましたが、近年は地下鉄路線の整備に、上野東京ライン・湘南新宿ライン・埼京線など、並行する山手線の快速線とも呼べる、路線の整備などもあり、混雑率は低下。もし現在でも、これらの路線なしで、山手線のみであれば、パンク状態だったことでしょう。ただ、その一方でコロナ禍以降、日中の本数が5分間隔まで減便された点は残念なところです(御堂筋線よりも少ない)。

近い将来では、ワンマン運転や自動運転なども計画されていて、それのためなのか、ここ1年で発車メロディーがどんどん変わっている点も挙げられます(正直ワンパターンで面白味に欠け、せめて東京メトロ東西線や京阪みたいに、各駅ごとに変えて、つなげれば一つの曲になる、と言うものであれば良かったが)。

1日100万人もの利用者がいて、東京都心の大動脈として不動の地位を築いている山手線。
JR東日本にとっても、最重要路線であることは変わりなく、今後も新車が優先的に導入され、新たな設備も絶えず導入され、改良を続けて行くことでしょう。

以上、山手線環状運転100周年の話題でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。

JR東日本:山形新幹線”つばさ”、8/1から定期列車は通常通りに。ただ、臨時列車を含めると、E8系トラブルの影響は長引く?

JR東日本:山形新幹線”つばさ”、8/1から定期列車は通常通りに。ただ、臨時列車を含めると、E8系トラブルの影響は長引く?
発表された主な内容
JR東日本:山形新幹線 E8系車両故障の調査結果と対策及び今後の運転計画について 2025.7.22
山形新幹線”つばさ”・E8系。JR東日本のE8系デビュー特設サイト SERIES E8 2024.3.16 DEBUT:JR東日本 より
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◎8/1より、山形新幹線”つばさ”の定期列車は全て通常通りに(東京直通も全面的に再開)(トラブルがあった、6/17以降も東京~福島~仙台でE5系との連結した運転は継続中)。ただし、8/1は車両繰りの影響で、一部運休。
◎臨時列車に関しては、減便を継続。今後の計画は随時お知らせ予定。
◎山形県への観光誘客策として、5,000円のクーポン券を設定
◎今後も、運転計画や運行情報等の詳細は、随時JR東日本のホームページで要確認



日テレNEWSのYouTubeにも、今回の件のJR東日本記者会見の動画がアップされています。


ここから取り上げる主な内容
①E8系のトラブルが起きた状況から、現在までの状況。E8系は単独運転を中止し、ほとんどは福島での乗り換えが必要に。トラブルが発生した編成は、今年初めて夏の暑い時期を迎えた編成に集中。
②何とかお盆の帰省シーズンに間に合わせるように、特にトラブルがなかった6編成の単独運転を再開?臨時を含めると、まだ影響は長期化?E3系の引退も先送り?
③山形県への経済や観光等の影響も大きく、救済として観光誘客策も。

①E8系のトラブルが起きた状況から、現在までの状況。E8系は単独運転を中止し、ほとんどは福島での乗り換えが必要に。
トラブルが発生した編成は、今年初めて夏の暑い時期を迎えた編成に集中。


まずはトラブルが起きてから、現在に至る状況から
◎6/17、宇都宮~那須塩原間で試運転中のE8系でトラブルが発生し、本線上で長時間立ち往生。他の東北新幹線等にも大きな影響を及ぼす事態に。同時に、他の4編成でも次々とトラブルが発生(他に、小山駅・郡山駅・福島~笹木野間で)。その後、6/30にもう1編成にもトラブルが判明し(東京の車両センター)、計5編成に。
◎昨年秋以降に製造し、今年初めて夏の暑い時期を迎えた、計5編成にトラブルが集中。逆に昨年、既に夏の暑い時期を走行した、計6編成には特に目立ったトラブルが起きていない。
◎6/17のトラブル以降、原因が判明するまで、E8系は全面的に単独運転を中止に。ただし、東京~福島~仙台で、E5系との連結運転は継続(もし何かあっても、E5系が連結していると運転は可能)。
◎”つばさ”はごく一部を除き、東京方面との直通が不可能となり、大部分は福島駅での乗り換えに。残っているE3系のみで何とか凌ぐため、定期列車も運休が発生。
◎原因は、主に補助電源装置のトラブル(この内部の半導体素子の損傷)。周囲の外気温の高さなども影響。
JR東日本:山形新幹線 現在の調査経過と当面の対応について 2025.7.9
JR東日本:山形新幹線 現在の調査経過と当面の対応について 2025.6.25
JR東日本:東北新幹線 宇都宮~那須塩原駅間 回送列車(E8系)が故障した事象について 2025.6.18

昨年・今年と、連結部が外れるトラブルが2件起きるなど、最近は何かとトラブルの多い、東北新幹線。3月の連結部が外れるトラブルに関しては、併結運転を約1週間完全に取りやめる、と言う事態にもなりました。
JR東日本:東北新幹線上野~大宮間はやぶさ・こまち21号が走行中に連結部が外れ停車した事象に関する 現在の状況について 2025.4.23
JR東日本:東北新幹線上野~大宮間はやぶさ・こまち21号が走行中に連結部が外れ停車した事象の 現在の調査状況と当面の対策について 2025.3.11
JR東日本:東北新幹線上野~大宮間はやぶさ・こまち21号が走行中に連結部が外れ停車した事象について 2025.3.6
JR東日本:東北新幹線古川~仙台間はやぶさ・こまち6号が走行中に連結部が外れ停車した事象について 2024.9.19

また今回も、列車の運行に大きな影響を及ぼす事態が起きてしまったと言えます。
今のJR東日本の新幹線ネットワーク、特に東北新幹線系統は、連結運転なしでは運行が成り立たないと言われるほど、重要とも言われていますが、今回はその連結器ではなく、E8系単体でのトラブルです。
あくまで、個人的な見解ですが、昨年秋以降に製造した5編成の補助電源装置が、周囲の外気温の高さに耐えられなかった、と言う気がします。鉄道車両に限らず、新製品には初期トラブルが起きることがあるとも言われていますが、同じE8系でも昨年の夏の時期を走行している、6編成は特にトラブルは起きていないことを考えると、初期トラブルとも言いにくいでしょう。
原因が判明しない以上、また同じトラブルが起きると、さらに影響は大きくなるので、E8系は単独運転を全面的に中止する事態に至っています。ただし、東京~福島~仙台でE5系との連結運転に関しては、もし何かあってもE5系で引っ張ることが可能なのか、6/17以降も継続中です。
ただ、現在はE3系からE8系への置き換え過渡期。福島~山形~新庄は残ったE3系をフル活用することで凌いでいますが、それも限界があり、東京~山形方面への直通は一部を除き、絶たれることとなり、大半は福島での乗り換えを強いられる形になっています。もし、さらにE8系への置き換えが進み、E3系がもっと少なかったら、福島~山形方面もさらに減便と言う事態になっていたでしょう。


②何とか花笠まつりやお盆の帰省シーズンに間に合わせるように、特にトラブルがなかった6編成の単独運転を再開?臨時を含めると、まだ影響は長期化?E3系の引退も先送り?

上記に掲載の会見動画を見るとわかりますが、今回はトラブルの原因が特定でき、特にトラブルがなかった、昨年夏以前に製造した6編成で単独運転を再開し、まだ残っているE3系と合わせて、何とか定期列車の運転を確保するだけの体制が整ったことから、定期列車に関しては通常通りとなり、東京直通も全面的に再開されることになりました。
利用者はもちろんですが、JR東日本にとっても、安全に運転できることを大前提としつつ、何としてでも、花笠まつりやお盆の帰省シーズンには間に合わせたいと、考えていたことは間違いないでしょう。
ただ、これで全面的に正常化するかと言えば、そうではありません。1年の中でも、一番の繁忙期の一つである、お盆の帰省シーズンや花笠まつりに運転予定であった、臨時列車に関しては減らさざるを得ない状況と公表されています。やはり、トラブルのあった計5編成はまだ復帰の目途が立たず、臨時列車を含めると、影響は長期化すると言えるでしょう。
もし、この影響が長期化すると、今年度中のE3系の置き換えも先送りになる可能性もあり得る話です(下記リリースではこのようなプロジェクトも始まっているが・・・)。
JR東日本:~山形新幹線つばさE3系からE8系へ~ 「つばさ、つなぐ。」プロジェクトをスタートします!
そして、上記に掲載の会見動画では、お盆シーズンには救済として、仙山線や福島~米沢等で快速・普通列車を臨時運転で対応することなどが、公表されています。


③山形県への経済や観光等への影響も大きく、救済として観光誘客策も。

今回、東京・首都圏との直通がほぼ絶たれたことによる、山形県への経済や観光等への影響は決して小さいものではないでしょう。特に、東京~山形に関しては、航空便が存在せず、ほぼ新幹線が独占と言えるだけのシェアがあります。
既に、知事や県関係者もこのような事態を静観する訳には行かず、JR東日本に対して、色々と申し入れを行っていることが各種報道でも取り上げられています。

そう言ったこともあり、今回はJR東日本側のトラブルにより、影響が大きくなったことに対する、お詫びと言うことで、既に自社の旅行ツアーである、びゅうトラベルでは山形県の旅行に対して、クーポンが既に設定されています。

また、今後さらに山形県への観光キャンペーンなどが計画中とも、上記の動画では公表されています。


最後に、個人的にはまだE8系には乗車したことがなく、実車も見たことがありません(E3系の”つばさ”は何度か乗車して、山形に行ったことはあり)。可能であれば、E3系とE8系を行き帰りで乗り比べして、山形に行ってみたい、と思うとともに、何よりも安全で安定的な運行が続いて欲しいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

JR東日本:指定席券売機を新型機に更新、画面もやっとシンプルでわかりやすいものに改善

JR東日本:指定席券売機を新型機に更新、画面もやっとシンプルでわかりやすいものに改善。

公表されている主な内容
JR東日本:指定席券売機が便利になります! ~新型機を導入!従来機も画面更新・機能拡充により更に便利・快適に!~
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▲シンプルでわかりやすい画面に変わる、指定席券売機のトップ画面のイメージ。上記リリースより。

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▲きっぷ購入時の手順のイメージ。上記リリースより。

◎首都圏を中心に、新型の指定席券売機に更新
トップ画面を目的別に、シンプルでわかりやすく
◎新幹線乗り換え口に限定で、モバイルSuica等にも対応
◎パスポートリーダー付き、新型機でジャパン・レール・パスの発券も可能に(成田空港、羽田空港等、一部の駅限定)
◎運休列車の払い戻しに対応
◎新幹線が2時間以上遅れた場合に払い戻し対象のきっぷを拡大

まず今回のリリースを見て、個人的に思ったことは、使い慣れた客ならともかく、使い慣れていない客にとっては、戸惑うことが多い画面表示が、ようやく使いやすいものに改善される、と言えることです。

その使い慣れていない客が戸惑う表示と言えば、ズバリこの表示にあると思います。

最初の画面でいきなり、なぜ指定席または自由席を選ばせる?
※画像はJR西日本のみどりの券売機だが、今までは他のJRもほぼ似たような表示。
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最初のこの表示に対して、ずっと疑問に感じていて、使い慣れていない客が戸惑うのも当然と言えます。これでは、いくらJR側が窓口をなくして、券売機へと誘導しても、結局は使い慣れていない客が戸惑って、券売機を使わず、残った駅の窓口に利用が集中し、混雑は悪化して、より使いにくい印象になってしまいます。

ここで、きっぷを買うにあたって、肝心なことは何なのか?、考えてみましょう。
◎どこから、どこまで利用するか?(例:東京⇒大阪等)
◎いつ利用するか?何年何月何日の何時発(着)か?(例:2025年8月1日10時00分発など)
◎人数は何人か?(例:大人1人等)
これら3点が一番肝心なことと言えるでしょう。
指定席または自由席の選択は、これらの3点を確定させた後に行なうことであり、最初に選ぶものではありません。恐らくは、乗客目線と言うよりは、従業員目線か使い慣れた客目線で考えた画面なのでは?、と感じざるを得ませんでした。
それに、近年は新幹線・特急列車の指定席化が進み、自由席が減っている現状を見ると、自由席を選択する余地すらないケースも多くあるのに、なぜ自由席の画面があるのか、これも疑問を感じます。

ちなみに、上記の3点を入力して、きっぷを購入できる方法は存在します。それは、上記の画像から”時刻検索からきっぷを購入”(場合によっては”乗り換え案内からきっぷを購入”)を押せば、以下のような画像を表示してくれるようにはなっています。ただ、これも私のように日頃から使い慣れている客だからこそ、知っているとも言え、使い慣れていない客からすれば、それもわからない、と言ったことは十分にあり得ます。

”時刻検索からきっぷを購入”を押せば、このような区間・日時・人数を入力できる画面になるが、使い慣れていない客からすれば、それもわからないはず。
※画像はJR西日本のみどりの券売機だが、今までは他のJRもほぼ似たような表示。
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最初からこの画面を表示して、下の方に”予約したきっぷの受け取り”、”定期券”、”きっぷの変更・払い戻し”、”言語選択”の画面などを用意する形の方が、戸惑いは少なかったのでは?、と感じていました。

あと今回、運休や遅れが発生した場合でも、指定席券売機で払い戻しができるようになる点もあります。これに関しては、運休や遅れが出ると、実際には1年以内に窓口へ対象のきっぷを持って行けば、払い戻しは可能とは言え、やはりすぐに払い戻したくなる心理があること、また窓口でしか対応していない点から、これが余計に残った窓口の混雑を助長しているところもあることから、券売機でも対応可能になれば、窓口の混雑緩和や駅員の負担軽減にも大きく繋がりそう、と言えます。

今回、JR東日本が指定席券売機が使い慣れていない客にはわかりにくい点に、ようやく気付き、このように改善されることになる点は評価したいところであり、これを他のJR各社も早期に追随して欲しいと感じます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

JR東日本、新たな夜行列車の計画。夜行列車復権となるのか?

※はじめに・・・体調を崩していたことなどもあり、ブログ更新が久しぶりとなりました。今後も、過去に更新できず、たまっている話題なども取り上げながら、随時ブログを更新し、記事更新の頻度を上げてまいります。

JR東日本が新たな夜行列車の計画を発表。
発表された主な内容
JR東日本:新たな夜行特急列車を導入します ~運行を通じて地域の皆さまと新たな観光需要を創出します~
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▲外観イメージ、上記リリースより

◎運行開始時期:2027年春
◎運行エリア:首都圏~北東北エリア
 ※時期によって変更あり
 ※詳しい運行区間やダイヤ等は今後決定

◎E657系10両1編成を改造
◎全車グリーン車指定席(個室)、定員120人程度、個室は1~4人
◎エクステリアデザイン:夜行列車(ブルートレイン)の記憶を受け継ぐ明るい青「メモリアルブルー」と、真夜中から夜明けへと向かう時の流れを象徴する濃紺「ミッドナイトホライズン」の2色で、それらをつなぐ白いラインによって夜明け前の一瞬の輝き「ブルーモーメント」を描き出し、かつての夜行列車の旅の楽しさを受け継ぎながら、地域のみなさまとともに新しい未来を切り拓く

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▲車両編成イメージ、上記リリースより

◎インテリアデザイン:「シンプルでありながら上質な移動空間」をコンセプト。全席をグリーン車指定席の個室タイプ。一部はプレミアムグリーン個室。一人利用の他、二人以上の利用も想定した複数のタイプの部屋を用意。他に、ラウンジスペースや販売スペースも予定。
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▲プレミアムグリーン個室のイメージ、上記リリースより

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▲グリーン個室のイメージ、上記リリースより

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▲4人用グリーン個室のイメージ、上記リリースより

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▲ラウンジのイメージ、上記リリースより

ここからは私見、取り上げる主な内容
①WEST EXPRESS銀河の東日本版とも言える、手軽に乗れる、新たな夜行列車が誕生。E657系を改造。
②夜行列車復権の時代となるのか?
①WEST EXPRESS銀河の東日本版とも言える、手軽に乗れる、新たな夜行列車が誕生。E657系を改造。
まず、このニュースを聞いた、個人的な感想ですが、新たな夜行列車誕生と言うことで、素直に喜ばしいと思います。
かつては北海道へ、ほぼ毎日のように走っていた、”カシオペア”がツアー列車としても、完全に運行終了が公表され、このままではクルーズトレイン四季島だけとなってしまう、JR東日本の夜行列車でしたが、”カシオペア”が完全に運行終了の直前で、今回このように新たな夜行列車の計画が発表されました。クルーズトレイン四季島は料金もかなりの高額で、正直手軽に乗れる列車ではありません。
今となっては懐かし、札幌駅で撮影した”カシオペア”。ツアーも含めて、まもなく完全に運行終了。
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他方、JR西日本では、既に2020年より、新快速等で活躍した117系を改造したWEST EXPRESS銀河が、クルーズトレイン・トワイライトエクスプレス瑞風とは異なる、手軽に乗れる夜行列車・観光列車としてデビュー、これまで大阪発を中心に、南紀方面、山陽方面、山陰方面と各地に運転されているところです。
京都駅で撮影、WEST EXPRESS銀河
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JR東日本においても、東北・信越方面に広大な路線網があることから、WEST EXPRESS銀河の東日本版とも言える、手軽に乗れる夜行列車が待ち望まれていたところでしたが、今回このような形で実現すると言えます。既に、JR東日本では、中央線で夜行特急”アルプス”が、新潟~秋田・青森方面へ”海里”の車両を使用した夜行列車が、時々臨時列車や旅行商品で設定されるなどしていましたが、これらは今回の新たな夜行列車に向けての布石だったと言えるでしょう。
しかも、改造する車両が、常磐線の特急”ひたち””ときわ”で現役バリバリで活躍中、デビューから10年少々のE657系と言うところは、少し意外なところもありますが、車齢が若いと、その分運行期間も長く見込めそうなところがあると言えます。一方で、JR西日本のWEST EXPRESS銀河は117系の車齢を考えると、そんなに長く運行できるとは思えず、今後どうなるのしょうか?奇しくも、WEST EXPRESS銀河も、今回のJR東日本の新たな夜行列車も、外観がかつてのブルートレインをイメージしたカラーとなっている点は共通です。
常磐線、特急”ひたち”E657系(今回1編成が改造)、仙台駅にて

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車内に関しては、フェリーなどでも、そうですが、近年は防犯面やプライバシーなどを重視し、開放型の寝台車・座席車や雑魚寝タイプのシートは少なくなり、個室主体となってきていますが、今回の新たな夜行列車も同様に、全てが個室となり、しかも全てがグリーン指定席の個室です。
また、リリースには触れられていませんが、下記のJR東日本社長会見の動画では、ラウンジカーには簡単な飲み物やスナック等を販売する自販機の設置も言及されています。近年は車内販売を廃止した上に、代わりの自販機すらも設置しない列車が多くなる中、長距離・長時間走る以上は、トイレと並んで、飲み物等の自販機は必須と言えます。
料金としては、既にJR東日本には”サフィール踊り子”と言う、全車グリーン車またはグリーン個室と言う列車が存在するので、これの料金がベースになると考えられます。JR東日本社長会見の動画を見ると、東京~青森の場合、現在の東北新幹線のグリーン車またはグランクラスに+α程度と述べられています。

そして、主な運行区間は首都圏~北東北方面とのことで、個人的な予想になりますが、新幹線が通らず、三セク区間も通過することなく、全てがJR東日本の路線のみとなる、日本海側になるのでは?、と予想します。つまりは、首都圏から酒田・秋田・大館等を経由して、青森まで行く、かつての”あけぼの”のようなものを目指しているのでは?、と思います。そして、首都圏側の始発駅も単純に考えたら、かつては東北方面の多くの夜行列車のターミナルとなった上野と予想しますが、この10年は上野東京ラインができたことから、上野東京ラインを活用して、東京・品川・横浜方面発着も可能で、需要を開拓する可能性もあり得る話です。


②夜行列車復権の時代となるのか?
かつては日本全国あちこちで走っていた、ブルートレインとも呼ばれる夜行列車。新幹線や航空機と言った、高速移動手段の誕生や車両の老朽化、車内設備が時代に合わないなど、様々な理由から廃止が進み、現在日本国内で毎日走る夜行列車は”サンライズ瀬戸・出雲”のみです。

世界を見ると、特にヨーロッパの場合、かつては日本と同じく、高速列車の発達などもあり、夜行列車は廃止・縮小の一方でしたが、近年は環境問題などから、見直される傾向にあり、オーストリア国鉄のナイトジェットを中心に、年々運行区間が拡大されるなど、夜行列車が再び脚光を浴びる時代へとなってきています。
これは日本においても、環境問題などを考えると、夜行列車が再び必要なのでは?、と個人的には考えていたところでした。夜行列車のメリットと言えば、まさに夜寝ている間に移動でき、新幹線や飛行機では到着できない、朝早くの時間帯に到着できること、などと言えます。現在でも夜行バスが盛況な状況を見ると、夜間移動の需要は多く、やはり夜行列車の必要性を感じていたところです。特に、昨今のバス運転士不足を考えると、なおさらです。
もちろん、夜行列車を運転するにしても、線路の保線の問題に、駅の営業時間の問題、乗務員の深夜時間帯の労働問題など、たくさんの課題があり、簡単には行かないことも、また事実であります。これに関しては、民間会社のJR任せでは何ともできないことであり、国を挙げて考える必要があると言えます。
正直、個人的には法律等を変えた上で、JR貨物に運行委託した方が夜行列車は運転しやすいのでは?、と思えます。これは現在でも機関車牽引列車を運行している上に、旅客会社を跨いで走る貨物列車も、三セク区間を経由する貨物列車も当たり前のように走っていて、障壁は少ないと思えるからです。逆に、とにかく新鮮な魚等を早く運びたい、と言うことであれば、JR貨物から新幹線を運行する旅客会社へ委託する、と言うこともありだと思えます。

最後に、今回JR東日本から発表された、新たな夜行列車が成功し、JR西日本のWEST EXPRESS銀河とともに、日本においても夜行列車復権の時代が来て欲しいと思う他、自社のエリアに限らず、積極的に他社にも乗り入れて、日本全国を走ること、また他のJRも夜行列車を走らせて欲しい、と個人的には思います。そして、私は関西在住でありながら、実はまだWEST EXPRESS銀河に乗ったことがなく、これも近いうちに乗車するとともに、このJR東日本の新たな夜行列車も、デビューしたら、ぜひ乗車したいと思います。

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JR東日本:上野東京ラインの川口駅停車に向けて川口市と基本協定締結。浦和以北の利用者にはデメリットしかない?

JR東日本は上野東京ラインの川口駅停車に向けて、川口市と基本協定を締結。
JR東日本:川口駅上野東京ラインホーム及び自由通路等整備 に関する基本協定を締結しました

公表された主な内容
●JR東日本大宮支社と川口市は基本協定を締結
●上野東京ラインホームの整備、自由通路整備、店舗整備
●まちづくりビジョン実現に向けて双方が連携して取り組み
●2025年度より測量・地質調査、基本・概略設計を実施
など
川口駅
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まずはじめに、JR東日本が川口駅の中距離電車停車に関して、公式に公表したのは今回が恐らく初めてでしょう。私が知っている限り、これまでJR東日本側が公式に見解を示したところは見たことがありませんので、下記のような、これまでのJR東日本側の見解は川口市長の発言、各種メディアや埼玉県議会、川口市議会等によるものとなります。


私見、取り上げる主な内容
●埼玉県内のJRでは大宮・浦和に次ぐ、県内3位の乗降客数でありながら、京浜東北線しか停車せず、ダイヤが乱れた時の混雑が問題となり、川口市としては長年の悲願。以前から要望を続け、ホーム設置の用地を確保していたほか、建設費等を川口市が負担してでも、停車を実現させたかった。
●JR東日本としては、既に隣の赤羽駅に停車している中、大宮方面や大宮以北への速達性低下などを理由に、以前は要望を拒否し続けていた(個人的にも以前のJR東日本の考えに賛同していて、できるものなら拒否する姿勢を貫いて欲しかった)。
●上記のJR東日本側の見解と重なるが、隣の赤羽駅のように他線との乗換がなく、浦和のように県庁や公的機関がある駅でもなく、浦和以北の利用者をはじめ、川口駅利用者以外には速達性低下や混雑率悪化など、デメリットが大きい
●それにも関わらず、JR東日本側が川口市の要望を受け入れ、上野東京ライン停車を決めた背景には、今後の少子高齢化や都心回帰などにより、中長距離の利用者減少等で混雑率低下が見込まれ、逆に川口駅に停車させて利用者増を見込みたい?
●湘南新宿ラインは今後も通過。湘南新宿ライン停車の方が山手線西側の池袋・新宿・渋谷への直通が実現するが、それよりも今後の羽田空港直通を優先した?
上野東京ライン、グリーン車
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現状、川口駅に停車する列車は、京浜東北線のみです。この区間では、上野東京ライン・湘南新宿ラインが実質快速線的な役割を担っている一方で、並行する京浜東北線が各駅停車的役割を担っているので、川口駅には実質各駅停車的な列車しか停車しません。個人的には正直、浦和以北の利用者にメリットがほとんどなく、大宮方面への速達性を考えると、今回の川口駅停車は実現して欲しくなかったのが本音です。

私は関西地区在住ですが、川口駅には何度か降りたことがあり、南隣の駅は荒川を渡り、東京都北区の赤羽と言う、東京都心からのアクセスは便利な立地で、昨今は都内のホテルは高騰していることもあり、最近でも川口駅近くで泊まったほどです。
実際に駅を降りると、周辺は商業施設やタワーマンションなどが目立ちますが、駅西側は公園や市有地となっているところもあり、本来なら民間事業者に売却して、タワーマンションなどを開発となるところ、川口市はいつでも上野東京ライン・湘南新宿ライン用のホームを設置できるだけの用地を確保している様子をうかがうことができます。

川口駅西側の公園等
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今後、測量・設計などを行なってから、線路移設・ホーム設置工事となり、それなりの期間を要することは間違いなく、今回のリリースでは具体的な時期は示されていませんが、各種報道では上野東京ライン停車実現は2037年以降とされています。

2037年以降となると、今とはまた状況が大きく変わり、少子高齢化や中長距離の利用者減少等により、混雑率低下や都心回帰などの傾向となり、JR東日本としては川口駅停車により、利用者数を増やしたいと言う方向へと変化したと言えるでしょう。

一方、湘南新宿ラインに関しては、引き続き通過で間違いないでしょう。上野東京ラインよりも、湘南新宿ラインの停車の方が、現状は京浜東北線で直通では行けない、山手線西側の池袋・新宿・渋谷への直通が実現することになりますが、各種報道では本数の多い上野東京ラインの方が選ばれたとされています。個人的にはそれとともに、羽田空港アクセス線も開通することから、羽田空港への直通も考慮したかもしれません。

今後、また情報があれば、取り上げようと思います。

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2025.3.15ダイヤ改正:JR東日本・首都圏エリア&長野エリア

2025.3.15のダイヤ改正。続いては、JR東日本の首都圏エリアと長野エリア。

2025年3月 ダイヤ改正について JR東日本 2024.12.13
2025年3月ダイヤ改正について JR東日本八王子支社 2024.12.13
2025年3月 ダイヤ改正について JR東日本高崎支社 2024.12.13
2025年3月 ダイヤ改正について JR東日本水戸支社 2024.12.13
2025年3月ダイヤ改正について JR東日本千葉支社 2024.12.13
2025年3月ダイヤ改正について JR東日本長野支社 2024.12.13
主な内容
◆中央線快速・青梅線でグリーン車サービス開始。”ホリデー快速おくたま”は東京発着に変更
◆特急”はちおうじ””おうめ”廃止。
◆中央線特急”あずさ””かいじ”は新宿16:30以降に発車する全列車が東京発に。
◆大糸線直通の特急”あずさ”を新宿~白馬に変更し、新宿行きの時刻も変更。臨時特急”はくば”を運転
◆中央線、早朝5:40甲府発の臨時特急”かいじ”を運転
◆常磐線特急を全て品川発着に
◆成田エクスプレスの千葉駅停車を拡大
◆横須賀線品川~東京の初電繰り下げ&終電繰り上げ
◆山手線・南武線・武蔵野線・日光線等で増発
◆東海道線、京葉線で一部輸送体系見直し
◆特急”あかぎ”の運転区間変更&土休日取りやめ
◆南武線、常磐線各駅停車でワンマン運転開始
◆特急”信州”を全席指定席に
◆篠ノ井線塩尻~松本で普通列車増発
いくつか個人的に気なったところを述べていきます。

◆中央線快速・青梅線でグリーン車サービス開始。特急”はちおうじ””おうめ”廃止。
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▲無料お試し期間に中央線快速のグリーン車に乗車
一番の目玉は中央線快速・青梅線でついにグリーン車が始まることでしょう。2015年に計画が公表されてから10年。12両対応のホーム延長などの工事延期に、半導体不足など、様々な要因が重なり、何度かの延期を経て、10年越しで、ようやくめでたくサービス開始となる中央線のグリーン車
さすがに、50編成以上あるものを全て一気に組み込むことは難しいので、昨年10月から順次組み込むこととなり、全編成の組み込みが完了するまでは無料お試し期間となっていましたが、それも3/14で終了です。
個人的にも、最近東京に行くことがあり、中央線快速のグリーン車に試し乗りしてきました。また近々取り上げる予定です。
グリーン車開始と同時に、通勤時間帯の着席列車となっていた、特急”はちおうじ””おうめ”は廃止に。東海道線などでは、グリーン車と通勤客向けの特急列車両方を運転している例はありますが、中央線ではそうはならなかったようです。中央線快速と言えば、過密なダイヤであり、少しでもダイヤのことを考えると、着席サービスはグリーン車で十分となったのでしょうか。

◆中央線特急”あずさ””かいじ”
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▲以前、たまたま白馬駅近くの踏切で撮影した、白馬を発車したばかりの南小谷行き、特急”あずさ”。まさかこのシーンが貴重なものになるとは。

個人的に大きいと思ったのは、大糸線乗り入れの特急”あずさ”が白馬止まりとなり、南小谷乗り入れが廃止になることでしょうか。白馬は登山やスキーのリゾート地として有名ですが、長野新幹線(北陸新幹線)の開業後は長野駅からバス利用が主体となり、大糸線直通の特急”あずさ”は大幅に減らされ、現在は1日1往復のみと寂しい状況ですが、区間短縮でより寂しくなりそうです。大糸線は糸魚川~南小谷の利用者が少ないですが、白馬~南小谷も人口が少なく、利用者が少ないので、白馬までに短縮となったのでしょう。

そして、甲府を早朝5:40発の臨時”かいじ”を運転に関して、これは定期化してもいいのでは?、と思うところがあります。中央線の場合、都内の区間のダイヤがあまりにも過密なこともあってか、朝の時間帯に特急が少なく、甲府・松本から朝に都内に着こうと思うと、不便な点が否めません。一方、常磐線などを見ると、朝の時間帯にも特急がそれなりに走っています。やはり、中央線の過密なダイヤが大きいのでしょうか。
あと、特急”あずさ””かいじ”の特急料金に関して、東京・新宿~立川・八王子に関しては上記のグリーン車より特急料金が安くなってはいけないと感じます(例:新宿~八王子、Suicaグリーン料金750円、チケットレス特急券660円。しかも前者は着席保証がないが、後者は着席保証あり。)。特急”あずさ””かいじ”は甲府・松本方面への長距離利用者向けの列車であり、東京都内区間の短距離着席利用者向けにはグリーン車へと分離させるためにも、この都内区間だけでも特急料金の値上げは必要です。

◆常磐線特急
上野東京ライン開業から10年。段階的に品川発着が増えて行った、常磐線特急。ついに今回全列車が品川発着となり、長年始発終着駅だった上野始発終着の列車が消えることを意味し、上野駅がますます中間駅と化すことになります。

◆成田エクスプレス
近年、成田エクスプレスの千葉駅停車が拡大する傾向にありますが、正直遅かったと言わざるを得ません。京成の成田スカイアクセス開通の頃から、始めたら良かったのに、と思うところがあります。千葉市内から直接成田空港へ鉄道でアクセスできるのはJRのみであり、さらに停車を拡大させてもいいのでは?、と思えます。今後、インバウンドの需要増大を考えると、なくてはならない存在となるでしょう。

◆山手線
山手線に関しては、近年は平日日中時間帯に5分間隔まで減便となっていますが、今回も平日昼間は5分間隔のまま。東京都心部の一番の中心路線としてはやはり少ないことが否めません。休日などでは混雑が悪化している例も見たほどです。

◆日光線
日光線に関しては、近年は新車置き換えと同時に両数が減らされ、混雑が悪化したことが、地元からブーイングを浴びるほどにもなっていますが、どこまで改善されるのでしょうか。


◆東海道線
東海道線に関しては、リリースには詳しいことが書かれていませんが、時刻表を確認したところ、沼津直通がまた削減となっていることが挙げられます。やはり、丹那トンネルを境に旅客流動が変化することもあって、現在ではJR東日本とJR東海の境界にもなっていますが、それを踏まえたものでしょうか。

◆京葉線
京葉線に関しては、昨年は通勤快速の廃止に、快速の大幅削減など、物議を醸しだし、ついには地元自治体から抗議が出るほどの騒ぎとなり、後にダイヤを修正する事態にまでなりましたが、京葉線は長距離利用もあることを考えると、やはり快速は終日ある程度は走らせる必要があるように思えます。

◆横須賀・総武快速線
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▲いよいよ引退?E217系。以前に横浜駅で撮影。
横須賀線は終電を繰り上げとのことで、この横須賀・総武快速線の都内地下区間、何かと保守に悩まされているところは、壁などを見ると何となく気付くところはありますが、その保守時間確保のための終電繰り上げでしょう。そして、このダイヤ改正で横須賀・総武快速線はE235系への置き換えは完了し、E217系は撤退すると言ってもいいでしょう(近年は一部のマナーを守らない者のせいで、ラストランの公開はしない傾向にある)。

◆南武線と常磐線各駅停車のワンマン化
これまで利用者が少なく、両数も少ない、地方路線や支線などでのワンマン運転は珍しいものではありませんが、都市部を走り、利用者も多く、両数も多い路線で本格的にワンマン運転はJRでは今回が初めてでしょう。人手不足や合理化などを考えると、ワンマン運転に踏み切らざるを得ない点がありますが、やはり寂しさも感じます。そして、ワンマン化とともに、消えるものが駅の発車メロディー。特に南武線の場合、川崎市も加わり、あらゆるご当地メロディーが流れていますが、これらが一気に消えます。車掌不在となれば、運転士が車載のメロディーを流すしかなくなり、これを駅ごとに変えることが難しいと言いますが、実際に他の私鉄などを見ると、車掌が何も操作しなくても自動的に流れていることもある他、接近メロディーで流すなど、いくらでも方法はあるのに、と感じます。恐らく、そのような手間を掛けたくないのでしょう。
今後、横浜線・根岸線・中央総武線各駅停車・京浜東北線・山手線・埼京線など、首都圏で近距離の電車とも呼ばれる区間(各駅停車が多い)では、ワンマン運転の計画があり、この傾向は広まるでしょう。来年春には横浜線でのワンマン運転が決まってます。
首都圏主要線区でワンマン運転を実施します 2024.11.6
さすがに、上野東京ラインや中央線快速と言った、中長距離の快速線ではまだワンマン運転とはならないようですが。



全国のJR・私鉄・三セクなど、多くの事業者でダイヤ改正日を迎えてしまいましたが、引き続き全国のダイヤ改正で個人的に気なるところを、あと数日程度は取り上げようと思います。

JR東日本、次期東北新幹線車両・E10系

JR東日本は次期東北新幹線車両・E10系の開発を発表。
JR東日本 次期東北新幹線車両(E10系)を開発します  2025.3.4

公式に発表された主な内容
◎車両形式・最高速度・今後の予定などの概要
◎エクステリアデザイン
◎究極の安全の追求
◎お客さま志向
◎サステナブルな社会の実現

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▲外観イメージ JR東日本のリリースより

◎車両形式・最高速度・今後の予定などの概要
 ・車両形式:E10系新幹線電車
 ・最高速度:320km/h
 ・編成両数:10両編成
 ・2027年秋に車両が落成、各種試験後、2030年度に営業運転開始を目指す
 ・札幌延伸に向けては、今回の車両をベースに別途検討

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▲E10系の主な特徴・設備など JR東日本のリリースより

◎エクステリアデザイン
 ・東北地方の山々を想起させる緑色を基調
 ・上部の明るい緑色は「Tsugaru green(津軽グリーン)」、下部の濃い緑色は「Evening elm(イブニング エルム)」
 ・車体横のラインはこれまでのイメージを継承しつつも、日本らしさを表現するモチーフとして「桜の花弁」の形状を模した曲線を車両間でつなげる
 ・デザイナーには海外デザインファームとなるtangerine社(イギリス)を採用

◎究極の安全の追求
 ・試験車両ALFA-Xでの検証を基に、地震対策として、逸脱防止用のL型車両ガイドに加え、ブレーキ距離の短縮および地震時の揺れを吸収し車両の損傷や脱線を防止するための左右動ダンパの採用等、より高い安全性の確保

◎お客さま志向
 ・TRAIN DESKをさらに発展させたサービス・・・隣の座席の間に仕切りを設置しプライベート感の向上、2+2列座席、全席コンセント&USB電源、Wi-Fiルーター増設、幅広の可動式背面テーブルなど
 ・大型荷物置き場の拡幅
 ・全席コンセント
 ・グリーン車・普通車ともに2030年代に向けてアップデート
 ・車イススペースの拡充(車イスに乗ったまま車窓を楽しむことが可能)

◎サステナブルな社会の実現
 ・「スマートメンテナンス」に対応可能な車両システムの導入
 ・冷却モータが不要なブロアレス誘導電動機
 ・車両駆動インバータにはSiC素子採用による車両駆動システムの効率向上
 ・物流・荷物輸送「はこビュン」を柔軟に実現できる設備の導入(始発・終着駅以外でも荷物の積み下ろしが可能なドアの設置)
 ・将来的な自動運転導入に向けた機能搭載の準備



個人的な所見
①初期車置き換えの時期が迫るE5系、その動向の答えが明らかに
②中途半端さが否めない、グランクラス
③車内設備(TRAIN DESK、バリアフリー等)
③札幌延伸に向けた動き
④最後に(今後のスケジュールなど)

①初期車置き換えの時期が迫るE5系、その答えが明らかに
現時点での東北新幹線の主力車両と言えば、国内最高速度である320km/h運転を初めて実現し、さらに初めて新幹線で最上級クラスのグランクラスのデビューなどで、話題となったE5系。東北新幹線は一部に新青森延伸の頃に製造されたE2系が残っていますが、現在では大部分がE5系であり、東北新幹線の顔と言えます。500系以来となる国内最高速度の更新に、優れたデザイン性やカラーリングなど、デビュー時のインパクトはかなりありました。
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そんなインパクトのあったE5系も初期車は2011年デビューなので、個人的にはまだまだ信じられない点はありますが、2030年頃となると、新幹線車両の平均寿命である20年となり、置き換えが迫りつつある時期に入り、また北海道新幹線札幌延伸の延期なども踏まえ、どのような動きがあるか、気になっていたところでした。既にALFA-Xと言う試験車両で360km/h運転を目指す試験車両による試験が行われていたところですが、その答えはALFA-Xをベースに新たにE10系を導入する、と言うことになりました。個人的には札幌延伸が正式に決まるまで、新しいE5系を増備して、古いE5系を置き換えと言う、国鉄時代の0系のようなことも予想していました。
このE10系に関しても、なかなかカッコイイ、デザインだと感じます。既に動画が公表されています。E5系や200系でもおなじみの東北新幹線の緑色は引継ぎつつ、下部は濃い緑色になっているのが特徴で、JR東日本の新幹線車両では初めて海外(イギリス)のデザイン会社のデザイナーを起用しているところでしょうか。
ALFA-Xでは360km/h運転を目指すとしていましたが、今回のE10系は320km/h運転のままとなり、以下にある社長会見の動画では速度向上には車両だけでなく、路盤や環境、騒音などの基準をクリアする必要があることから、今回は速度向上は見送られるようです。恐らくですが、新函館北斗以南で使用するなら速度向上の必要性が低く、札幌延伸が明らかになるまでは速度向上はないと予想します。ただし、盛岡以北の整備新幹線区間の速度向上はあり得るかもしれません260km/h制限は明らかに時代遅れであり、せめて300km/hまで引き上げは必要、ただし貨物と共用する青函トンネル区間は不可能)。


②中途半端さが否めない、グランクラス
こちらのJR東日本社長会見の全てを流している日テレYouTubeや一部メディアでは、最上級座席のグランクラスを今回のE10系第一編成では設置せず、今後の状況を見て、グランクラスの設置は検討するとのことが示されています。


個人的な予想となりますが、E10系は東北新幹線か、せいぜい北海道新幹線新函館北斗以南向けの車両で、グランクラスは設置しないのでは?、と予想します。新幹線最上級車両としてE5系デビューと同時にデビューしたグランクラスですが、今となってはドリンク・食事なしの列車が増え、何かと中途半端な感じが否めません。やはり、グランクラスはドリンク・食事が付いてこそ価値があると言え、ドリンク・食事なしならグリーン車でいい、と言った感じになることが多いと言えます。
ただ、後述する札幌延伸を考えると、距離も所要時間も長くなることから、札幌延伸向けに関してはグランクラスを設置するのでは?、と思えます。もし、グランクラスを設置するなら、ドリンク・食事はもちろん付いた上で、主要駅にはラウンジも絶対に必要と言えます。ドリンク・食事なしで、主要駅のラウンジもないようでは、明らかに中途半端であり、飛行機のビジネスクラスと比べて、明らかに見劣りする点が否めません

③車内設備(TRAIN DESK、バリアフリー等)


まずビジネス向けの座席としてのTRAIN DESKですが、現状はJR東日本の主な新幹線に1車両設定されていますが、個人的には東北新幹線と北陸新幹線で利用したことがありますが、現状は何ら座席面の設備は他の車両と変わる訳ではなく、一部マナーなどが変わる程度となっています。一方で、東海道山陽新幹線には「S Work Pシート」と言う2+2列座席で仕切りもある座席が7号車に設定されていますが、これと同じようなものが東北新幹線にも設置される感じでしょうか。恐らく、普通車とグリーン車との中間の位置づけになるでしょう。
そして、バリアフリー面に関しては、現状は車イス利用者は車イススペース付きの座席を確保して、座席に移乗する必要がありますが、座席への移乗が不要で、車いすのまま窓際へ行くことが可能になり、車窓も楽しめるとのことで、車いす利用者にとっては負担が少なくなりそうです。

③札幌延伸に向けた動き
札幌延伸に際しては別途検討するとのことですが、現状ではいつ延伸開業するかが不透明な以上、その時期が明らかになってからになるでしょう。現状の新函館北斗までとは異なり(新函館北斗までなら現状のE5系のように青森や岩手のような装備で何とかなるが、その先は現状の装備では不可能)、新函館北斗~札幌となると、気候的には今までの新幹線では経験のない、極寒の地を通過するなど、現状の東北新幹線の装備では明らかに不可能なことから、極寒の北海道に対応した別仕様の車両が必要なことが明らかと言えるので、このE10系をベースとした、さらに極寒地仕様とした上で、距離や所要時間も長くなることから、こちらにはグランクラスも設置して、将来的に360km/h運転にも対応した車両が出るのでは?、と予想します。

④最後に(今後のスケジュールなど)
営業開始は2030年頃と言うことで、まだあと5年はあります。その間に、様々な試験等を行い、その結果や状況等も踏まえて、実際の営業車の仕様も決まって行くことでしょう。同時にあと5年でE5系も置き換え開始も示されたことになるので、E5系が全盛として活躍できるのもあと5年と言うことも意味します。

中央線快速・青梅線でグリーン車サービス開始&来年春まで期間限定で無料お試し。長距離利用と短距離利用で、特急とは上手く分離を。

事情により、ブログ更新を休止していましたが、更新を再開します。今後、交通・旅・まちづくり等に関する話題や実際に出かけた旅行に関すること等を中心に、最新の話題はもちろん、過去の話題も取り上げ、随時ペースを上げて、更新してまいります。

再開第一号の記事は、JR東日本の中央線快速・青梅線のグリーン車に関する話題から。

いよいよ来年春からの本格的なサービス開始と、10/13からは順次グリーン車の連結&12両化を開始し、期間限定で来年春までは無料お試し期間となることが公表されています。
JR東日本:中央線快速・青梅線でグリーン車サービスを開始します ~快適な移動空間の提供を通じ、輸送サービスの質的変革を目指します~ 2024.9.10


主な内容
①グリーン車のサービス開始と設備等

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▲サービス開始時期、運行区間、車両など。JR東日本のリリースより

◎2025年春から、新たにグリーン車のサービスを開始する区間:中央線快速(東京~大月・E233系全列車)、青梅線(立川~青梅・中央線と直通する全列車)
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▲運行区間と車両編成、JR東日本のリリースより

◎12両編成で、東京方から4両目(4号車)と5両目(5号車)に連結。8号車と9号車は車内で通り抜けできない場合あり。
◎乗降時間短縮のため、両開きの幅が広いドア、広いデッキ、自動回転シートの導入(定員はこれまで同様180名)
◎全席リクライニングシート、テーブル、ドリンクホルダー、WiFi、コンセントあり。トイレ・洗面台も1カ所あり。
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▲車内サービス等、JR東日本のリリースより

◎グリーンアテンダントが乗務
◎グリーン料金は首都圏の他線と同様(例:Suica料金で50kmまで750円、100kmまで1,000円。最大でも東京~大月は87kmなので、他線のように101km以上料金の適用なし)。グリーン車は自由席で、後戻りしない限りは2つ以上の列車を乗り継ぐことも可能。
※ただし、上野東京ラインや湘南新宿ラインなどの他線との通し料金、また立川乗換で八王子・大月方面~青梅方面との通し料金の適用はなし。
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▲グリーン料金、JR東日本のリリースより


②お試し期間
◎2024年10/13から順次、グリーン車を組み込み、12両運転開始(2025年春までは10両と12両が混在)
◎2025年春まではグリーン料金なしで利用可能
◎ホームでは停止位置や乗車位置の変更あり
◎12両の列車は、当日の駅の案内表示・放送、JR東日本アプリで確認可能
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▲アプリで両数の確認が可能、JR東日本のリリースより

これまで東京都心の山手線内から延びる、首都圏5方面のJR主要路線のうち、唯一グリーン車の連結がなかった中央線。2015年に導入が公表されてから、何度かの延期が公表されながらも、10年の歳月を経て、ようやく本格的なサービス開始となります。
JR東日本:中央快速線等へのグリーン車サービスの導入について 2015.2.4
JR東日本:変革のスピードアップのための投資計画 2022.4.27

まず車両面ですが、他線とは異なり、乗降時間短縮のため、両開きで幅の広いドア、自動回転のシートにするなどの変更も施されています。車内の内装や座席等の設備は、テーブル付きのリクライニングシートはもちろん、コンセントやWiFiも付き、最新のグリーン車である横須賀線・総武快速線のE235系とほぼ同様と言えるでしょう。トイレももちろん設置されていて、グリーン車導入を機に、普通車の6号車にも車イス対応トイレも設置されています。普通車もトイレ付きになったのは、特に高尾より先、大月方面へ乗車する際にはありがたいと言えるでしょう。
JR東日本:中央快速線等へのグリーン車サービス開始時期および車内トイレの設置について  2018.4.3

中央線のE233系。いつでも見れることもあってか、E233系単独では意外にも撮影しておらず、201系置き換えの過渡期に撮影したもの。この頃にグリーン車連結など、想像しなかったでしょう。
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参考までに、過去2回乗車したことのある、横須賀線・総武快速線E235系グリーン車
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E235系グリーン車、座席
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E235系グリーン車、車内
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料金面に関しては、2024年春から大きく変更されたグリーン料金の体系が、そのまま中央線快速・青梅線にも適用されることになります(例:Suica料金で50kmまで750円、100kmまで1,000円、最大で東京~大月は87kmなので101km以上の適用なし)。ただし、湘南新宿ライン・上野東京ラインなどの他線との通し料金の適用はありません。また立川乗換で八王子・大月方面~青梅方面との通し料金の適用もありません
JR東日本:首都圏の普通列車グリーン車の料金体系を見直します 2023.12.15

10/13から来年春まで、過去に宇都宮線・高崎線・常磐線でも行われた、順次グリーン車連結となる期間だけ限定で、無料お試し開放が始まりますが、首都圏で屈指の混雑路線で、無料お試し開放とか、特にラッシュ時間帯など、本当に大丈夫なのか?、と感じます。中央線快速と青梅線限定で、お試し料金500円程度からスタートしても良かったのでは?、と思えるところがあります。そして、東京駅での最短2分の折り返し、本当にできるのか?、とも思えるところがあります。



さて、2階建て車両を2両連結したことが特徴的な首都圏の普通列車グリーン車。
東海道線・横須賀線、宇都宮線・高崎線、常磐線、総武快速線と、他の4方面の中距離列車では既にグリーン車導入が完了し、いずれの路線も好調な利用状況になっていて、首都圏のラッシュ時間帯の混雑が過酷なこともあり、快適性や着席ニーズを求める乗客が多いと言えます。中央線快速においても、混雑率が高いこともあり、グリーン車の需要は十分あると言えるでしょう。

ただ、中央線快速に関しては以下の点から、他の主要4方面とは異なり、グリーン車導入はハードルが高かったことは、容易に想像できることでした。
◎首都圏のJR主要路線の中でも、混雑率が高い
◎特急を除き(特急は以前から最大12両)、今までの最大両数が10両で、上記の混雑率を考えると、普通車を減らすことは現実的でなく、単純にグリーン車分2両を増結して、12両化するしかない状況
◎上記の12両化のために、ホームの延長、信号設備の移設、車両基地の留置線の長さ延長など、大規模な改修工事が必要(上記のように、これまで12両対応は特急停車駅のみ)
◎他のグリーン車連結路線と比べても本数の多い、過密ダイヤで、東京駅での最短2分の折り返し時間の問題

などが挙げられ、グリーン車導入まで、御茶ノ水駅などでは難工事になった他、高尾駅や青梅駅などでは時には列車を運休させるほど、大規模な工事が行われたほどです。2015年に導入が公表されてから、何度か導入延期が公表され、本当にいつになるのか、それとも断念するのか、など考えられたこともありましたが、車両面では両開きドアの車両にするなどの変更もあり、10年の歳月を経て、ようやく本格的にサービス開始となります。

ちなみに、他の主要4方面の路線は最大15両対応で、単純に15両中2両をグリーン車に置き換えれば導入可能で、既存の施設の大規模な改修工事などの必要はほとんどなく、ハードルはそこまで高くなかったと思われます。



そして、これまで中央線で着席サービスと言えば、平日の朝・夕・夜に運行される特急”はちおうじ””おうめ”(2019年以前は中央ライナー・青梅ライナー)と、特急”あずさ””かいじ”などが挙げられます。

中央線特急”あずさ””かいじ”等のE353系
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このうち、特急”はちおうじ””おうめ”に関しては、完全にラッシュ時間帯を中心とした、東京都内の短距離利用者向けの着席サービス列車と言えますが、特急”あずさ””かいじ”に関しては、東京都心~甲府・松本方面の長距離向けの列車であり、こちらはJR東日本の在来線特急でも特に利用者数が多い列車であり、当然甲府・松本方面への需要も多く、本来は東京都内の中央線快速のみの短距離向けの列車ではありません
そう言ったことを考えると、東京都内の中央線快速のみの短距離着席需要はグリーン車で、甲府・松本方面の中長距離の需要は特急”あずさ””かいじ”で、と上手く分離させることが必要と言えるでしょう。そのためにも、特急”あずさ””かいじ”の東京・新宿~立川・八王子の特急料金をグリーン車よりも値上げすることも必要と言えるでしょう


何はともあれ、計画から10年の歳月を経て、ようやく本格的なサービス開始を迎える、中央線快速・青梅線のグリーン車。
個人的には関西在住であり、中央線快速グリーン車の実車はまだ見たことがありませんが、年に何度かは首都圏に行く機会があるので、無料お試し開放も、サービス開始後のグリーン車も両方乗車してみたいとことです。
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