JR東日本、仙石線に約80年ぶりとなる、新型車両E131系がデビュー。
今年度中に205系が完全に置き換えの計画ですが、今回は個人的には震災後に何度か、松島や石巻などへ、仙石線に乗って行くことがあったので、これを機に、過去の記録などを取り上げようと思います。
◆新型車両E131系の概要等
当ブログではまだ取り上げていませんでしたが、まずは仙石線の新型車両E131系に関する情報から。
国有化され、国鉄・JR東日本になってからは103系・205系と、山手線を中心とした、首都圏からの中古車両で賄われて、この20年ほどは山手線からの中古車両205系が走っていますが、ここ数年、トラブルが続出し、置き換えが急務とされてきました。それが果たして、首都圏からの中古車両でまた賄うのか、それとも待望の完全な新車となるのか、注目されていましたが、結果は後者となりました。
個人的には、今回の新型車両導入を機に、高城町以北に乗り入れる仙石東北ラインなど、他の仙台地区の車両と合わせて、3ドア化も予想しましたが、そうではなく4ドアは維持されることになりました(JR西日本の大阪環状線等みたいに3ドア化されることはなかった)。
E131系は、山手線や横須賀・総武快速線のE235系の郊外線区バージョンとも言える車両で、既に首都圏郊外の宇都宮・日光線、相模線、鶴見線、房総地区で活躍中で(いずれもワンマン運転化も実現)、これらと同じ型の車両ですが、前面のデザインはやや変わっているところでしょうか。
宇都宮・日光線用のE131系。若干、前面デザインが異なる?

約80年ぶりの新車と言うこともあり、地元メディアも積極的に取り上げたり、JR東日本の東北本部もSNSで積極的に取り上げりなど、地元宮城県内では注目の的となっていることを感じます。
それと同時に、これまで20年ほど、山手線時代を含めると40年ほど走ってきた、205系は今年度中の置き換えが決まっています。恐らくは2026年3月のダイヤ改正までに全て置き換え、そしてワンマン運転開始となります。
◆震災後に何度か仙石線に乗車し、松島・石巻等へ行った記録(205系の記録など)
仙石線と言えば、2011年の東日本大震災の際には津波で大きな被害を受けた路線。特に、東松島市内の野蒜駅近辺の被害が甚大なものとなり、この近辺に関しては線路を移設するなどして、2015年に全面復旧。同時に東北本線と線路を接続させ、仙石東北ラインとして、仙台~石巻をハイブリッド車両HB-E210で直通列車も走るようになりました(これにより時間短縮を実現)。
震災から約15年、全面復旧&仙石東北ライン開業から約10年を経て、E131系新型車両に置き換えられることになり、時代の流れではありますが、震災を知る車両がいなくなることを示します。
個人的には、震災後は松島や石巻などへ、ボランティア等で行くことがあり、この仙石線も何度か利用しました。代行バスで移動したり、徐々に開通区間が伸びて行く様子、全線復旧&仙石東北ラインの運行開始など、復旧の過程を当時見つめていました。
今回、E131系に置き換えを機に、今後は貴重になるであろう205系の記録とともに、震災後に松島や石巻へ行った記録なども合わせて、取り上げようと思います。
仙石線沿線の最大の観光地、日本三景・松島。点在する島々が津波の勢いを弱め、周辺と比べると、まだ被害は抑えられた。


日本三景・松島の最寄り駅、仙石線・松島海岸駅。まだ旧駅舎の時代に。

東北本線の松島駅は松島への最寄り駅ではなく、間違いないよう要注意です。この裏手に東北本線が走っていますが、ホームはありません。本当はここに東北本線のホームが設置できて、仙石東北ラインや東北本線が停車できれば理想でしたが、地形の制約などから不可能に。それが故に、仙台駅からは駅数が多い、仙石線普通列車に乗車するしかありません。仙石東北ライン開業前までは、仙石線の快速も存在しただけに、松島へのアクセスを考えると、不便になった感はあります。そして、日本三景・松島の最寄り駅でありながら、ホームは狭く、階段しかなく、バリアフリーにも非対応でしたが、2022年に新駅舎の改築とともに、ホーム拡張とエレベーター設置などのバリアフリー化が完了しています。
JR東日本:仙石線「松島海岸駅」の整備が完了いたします
松島海岸駅~矢本駅は、2015年までは代行バスで結んでいた

続いては石巻駅
石巻駅の駅舎。このあたりも冠水などの被害を受ける。

石巻駅から徒歩20分ほどで、日和山の展望台へ。旧北上川の河口付近、門脇・南浜エリアなどを望む。ここも津波の被害が甚大だった場所。

仙石東北ラインのHB-E210

2015年の全面復旧の際に、新たに移設された野蒜駅付近を通る。この付近は鳴瀬川に近い場所で、震災当時に奇跡的に高台で被害を免れた車両(205系M16編成)が停まっていた場所も近い。

そして、ここからは今年度中に見られなくなる、205系の記録を。
東塩釜駅にて

石巻駅にて

石巻駅で、205系と仙石東北ラインHB-210と並ぶ。全面復旧から約10年見られた、この並びもまもなく見納め。

今回の置き換えに先立ち、12/7には205系のマンガッタンライナーがラストランとなります。石巻は石ノ森章太郎のマンガミュージアムがあり、個人的にも訪れたことがありますが、これにちなんだラッピング車両でした。何とかE131系にも、このラッピングが受け継がれて欲しいものです。仙石東北ラインのHB-E210には、マンガッタンのラッピング車両がありますが。
JR東日本:「仙石東北ライン マンガッタンライナー」の運行開始について
マンガッタンライナー。何種類かあり、2種類を見ることができた。上:松島海岸駅、下:あおば通駅にて。


◆残り少なくなった、国鉄最後の通勤車両205系
今回の仙石線の置き換えが完了すると、国鉄最後の通勤車両とも言われる、205系が見られるのはJR西日本の奈良線や富士急行程度となり、いよいよ終わりが近づいていることを実感します。今のところ、奈良線では置き換えの計画はありませんが、40年選手と言うことを考えると、数年以内には置き換えもあり得る話なので、こちらも最後に慌てるのではなく、今から記録でしょうか。
JRの路線では、最後まで残ることになりそう?、な奈良線の205系

最後に、震災から約15年を機に新車両置き換えと言う、大きな転機を迎える仙石線。個人的に、最後に行ったのは2020年でした。205系を記録するなら、ダイヤ改正直前に慌てるのではなく、本当に今のうちでしょう。個人的にも、ぜひ行ってみたいところではあります。
そして、仙石線に乗車して、日本三景・松島や石巻等へも、ぜひ行ってみてはいかかでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
今年度中に205系が完全に置き換えの計画ですが、今回は個人的には震災後に何度か、松島や石巻などへ、仙石線に乗って行くことがあったので、これを機に、過去の記録などを取り上げようと思います。
今回取り上げる主な内容
◆新型車両E131系の概要等
◆震災後に、仙石線で何度か松島、石巻等へ行った記録(205系の記録など)
◆残り少なくなった、国鉄最後の通勤車両205系
◆新型車両E131系の概要等
当ブログではまだ取り上げていませんでしたが、まずは仙石線の新型車両E131系に関する情報から。
仙石線の新型車両E131系昨年に新車の導入が公表され、完全な新車が導入されるのは、ルーツとなる元宮城電気鉄道の時代以来、約80年ぶり(仙石東北ラインは除く)。仙石線は元々、宮城電気鉄道と言う私鉄路線だったのが戦時中に国有化された経緯があり、それが故に東北本線など、他の仙台地区の国鉄・JRの路線は元々汽車路線と呼ばれ、電化の際にも交流電化となっているのに対し、仙石線に関しては元から仙台近郊の電車路線であり、電化方式も直流と、何かと異質な点があります。
JR東日本:仙石線への新型車両投入について
JR東日本:仙石線に新型車両E131系 12月1日デビュー!! 「いい、131。~ 80年ぶり新車投入 ~」
▲新型車両E131系(上記リンクより)
▲ポスターやイメージなど(上記リンクより)
▲新型車両の概要(上記リンクより)
◎2025年12月1日より運転開始
◎4両×14編成を導入
◎前面デザインは205系の色彩を踏襲し、E131系特有のドット柄
◎インテリアは海の景色をイメージ、スカイブルーのロングシートなど
◎防犯カメラや非常通報装置の設置
◎車両側面にカメラを設置し、ワンマン運転に対応、置き換え後にワンマン運転開始
◎一部のドア上部に17インチの液晶ディスプレイを設置
◎バリアフリー対応で、車いす・ベビーカー向けのフリースペースを各車両に設置。トイレもあり。
◎置き換え完了とともに、ワンマン運転開始
など
国有化され、国鉄・JR東日本になってからは103系・205系と、山手線を中心とした、首都圏からの中古車両で賄われて、この20年ほどは山手線からの中古車両205系が走っていますが、ここ数年、トラブルが続出し、置き換えが急務とされてきました。それが果たして、首都圏からの中古車両でまた賄うのか、それとも待望の完全な新車となるのか、注目されていましたが、結果は後者となりました。
個人的には、今回の新型車両導入を機に、高城町以北に乗り入れる仙石東北ラインなど、他の仙台地区の車両と合わせて、3ドア化も予想しましたが、そうではなく4ドアは維持されることになりました(JR西日本の大阪環状線等みたいに3ドア化されることはなかった)。
E131系は、山手線や横須賀・総武快速線のE235系の郊外線区バージョンとも言える車両で、既に首都圏郊外の宇都宮・日光線、相模線、鶴見線、房総地区で活躍中で(いずれもワンマン運転化も実現)、これらと同じ型の車両ですが、前面のデザインはやや変わっているところでしょうか。
宇都宮・日光線用のE131系。若干、前面デザインが異なる?

約80年ぶりの新車と言うこともあり、地元メディアも積極的に取り上げたり、JR東日本の東北本部もSNSで積極的に取り上げりなど、地元宮城県内では注目の的となっていることを感じます。
それと同時に、これまで20年ほど、山手線時代を含めると40年ほど走ってきた、205系は今年度中の置き換えが決まっています。恐らくは2026年3月のダイヤ改正までに全て置き換え、そしてワンマン運転開始となります。
◆震災後に何度か仙石線に乗車し、松島・石巻等へ行った記録(205系の記録など)
仙石線と言えば、2011年の東日本大震災の際には津波で大きな被害を受けた路線。特に、東松島市内の野蒜駅近辺の被害が甚大なものとなり、この近辺に関しては線路を移設するなどして、2015年に全面復旧。同時に東北本線と線路を接続させ、仙石東北ラインとして、仙台~石巻をハイブリッド車両HB-E210で直通列車も走るようになりました(これにより時間短縮を実現)。
震災から約15年、全面復旧&仙石東北ライン開業から約10年を経て、E131系新型車両に置き換えられることになり、時代の流れではありますが、震災を知る車両がいなくなることを示します。
個人的には、震災後は松島や石巻などへ、ボランティア等で行くことがあり、この仙石線も何度か利用しました。代行バスで移動したり、徐々に開通区間が伸びて行く様子、全線復旧&仙石東北ラインの運行開始など、復旧の過程を当時見つめていました。
今回、E131系に置き換えを機に、今後は貴重になるであろう205系の記録とともに、震災後に松島や石巻へ行った記録なども合わせて、取り上げようと思います。
仙石線沿線の最大の観光地、日本三景・松島。点在する島々が津波の勢いを弱め、周辺と比べると、まだ被害は抑えられた。


日本三景・松島の最寄り駅、仙石線・松島海岸駅。まだ旧駅舎の時代に。

東北本線の松島駅は松島への最寄り駅ではなく、間違いないよう要注意です。この裏手に東北本線が走っていますが、ホームはありません。本当はここに東北本線のホームが設置できて、仙石東北ラインや東北本線が停車できれば理想でしたが、地形の制約などから不可能に。それが故に、仙台駅からは駅数が多い、仙石線普通列車に乗車するしかありません。仙石東北ライン開業前までは、仙石線の快速も存在しただけに、松島へのアクセスを考えると、不便になった感はあります。そして、日本三景・松島の最寄り駅でありながら、ホームは狭く、階段しかなく、バリアフリーにも非対応でしたが、2022年に新駅舎の改築とともに、ホーム拡張とエレベーター設置などのバリアフリー化が完了しています。
JR東日本:仙石線「松島海岸駅」の整備が完了いたします
松島海岸駅~矢本駅は、2015年までは代行バスで結んでいた

続いては石巻駅
石巻駅の駅舎。このあたりも冠水などの被害を受ける。

石巻駅から徒歩20分ほどで、日和山の展望台へ。旧北上川の河口付近、門脇・南浜エリアなどを望む。ここも津波の被害が甚大だった場所。

仙石東北ラインのHB-E210

2015年の全面復旧の際に、新たに移設された野蒜駅付近を通る。この付近は鳴瀬川に近い場所で、震災当時に奇跡的に高台で被害を免れた車両(205系M16編成)が停まっていた場所も近い。

そして、ここからは今年度中に見られなくなる、205系の記録を。
東塩釜駅にて

石巻駅にて

石巻駅で、205系と仙石東北ラインHB-210と並ぶ。全面復旧から約10年見られた、この並びもまもなく見納め。

今回の置き換えに先立ち、12/7には205系のマンガッタンライナーがラストランとなります。石巻は石ノ森章太郎のマンガミュージアムがあり、個人的にも訪れたことがありますが、これにちなんだラッピング車両でした。何とかE131系にも、このラッピングが受け継がれて欲しいものです。仙石東北ラインのHB-E210には、マンガッタンのラッピング車両がありますが。
JR東日本:「仙石東北ライン マンガッタンライナー」の運行開始について
マンガッタンライナー。何種類かあり、2種類を見ることができた。上:松島海岸駅、下:あおば通駅にて。


◆残り少なくなった、国鉄最後の通勤車両205系
今回の仙石線の置き換えが完了すると、国鉄最後の通勤車両とも言われる、205系が見られるのはJR西日本の奈良線や富士急行程度となり、いよいよ終わりが近づいていることを実感します。今のところ、奈良線では置き換えの計画はありませんが、40年選手と言うことを考えると、数年以内には置き換えもあり得る話なので、こちらも最後に慌てるのではなく、今から記録でしょうか。
JRの路線では、最後まで残ることになりそう?、な奈良線の205系

最後に、震災から約15年を機に新車両置き換えと言う、大きな転機を迎える仙石線。個人的に、最後に行ったのは2020年でした。205系を記録するなら、ダイヤ改正直前に慌てるのではなく、本当に今のうちでしょう。個人的にも、ぜひ行ってみたいところではあります。
そして、仙石線に乗車して、日本三景・松島や石巻等へも、ぜひ行ってみてはいかかでしょうか。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。


































































