※はじめに。2026年3月14日のダイヤ改正で新登場した、早朝・朝一番の京都始発の”のぞみ548号”。個人的には日頃、東京方面へは京都駅から、広島・福岡(博多)・鹿児島方面へは新大阪駅から新幹線を利用するので、この京都始発の”のぞみ548号”に関しては、今回のダイヤ改正で特に気になっていたことの一つであり、ちょうどタイミング良く、この運行開始日の3/14に首都圏まで行く予定があったので、早速乗車してみることにしました。
早いもので4月に入り、新年度となりました。今年度もよろしくお願い致します。
最近は記事の更新ができておらず、久しぶりの更新となりました。年度も変わり、これまでアップできていなかった記事なども含め、随時アップし、また更新頻度を上げて行きたいところです。
JR東海:2026年3月ダイヤ改正について
運行開始日と言うころもあり、このような横断幕で見送られる

”のぞみ548号”、車両側の表示

まずは”のぞみ548号”のダイヤから。
”のぞみ548号”のダイヤ
京都6:03⇒名古屋6:36⇒新横浜7:54⇒品川8:05⇒東京8:12
運転日:月曜日、休翌日、土曜日、連休初日を中心に運転
※参考:新大阪始発”のぞみ230号”のダイヤ(毎日運転)
新大阪6:00⇒京都6:14⇒名古屋6:48⇒新横浜8:05⇒品川8:16⇒東京8:23
首都圏側では既に、朝一番・早朝6時頃に出発する列車は東京始発に加え、品川始発・新横浜始発の列車も設定されていますが、今回のダイヤ改正では関西側においても新大阪始発に加え、臨時扱いでありながらも、京都始発の列車が新たに設定されたことになります。
これは品川発・新横浜発の列車では既存の東京発の列車より早く、京都発の列車では既存の新大阪発の列車よりも早く出発することになり、乗り換え可能な範囲に関しては後続の列車よりも狭まりますが、その乗り換え可能な範囲内からの利用者に関しては品川・新横浜・京都から、それぞれ当該駅始発の一番列車への乗車が可能になることにより、後続列車への混雑集中を避けるとともに、少しでも到着時刻が早まることにより、現地での滞在時間が拡大する、と言うメリットがあります。新幹線と言えば、法律で24時~翌6時には運転できない、と言う縛りがある中で、近年の東海道山陽新幹線では、今回は深夜に最終の品川行きが新たに設定されるなど、早朝・深夜に可能な限り、選択肢を多く用意する、まさにギリギリを攻める戦略と言えます。
さて、まずはこの列車に乗車するに当たり、いつも通り、EX予約を使って、予約することになりますが、2週間前の時点では十分空席があり、2人掛け席の窓側・E席の予約を確保することができました。京都始発と言うこともあり、自由席でも着席は確保しやすいとは言え、やはり確実に座れた方が良いに越したことはなく、特に”のぞみ”で長距離を利用する場合は指定席一択であり、近年の指定席化の拡大に関しては賛成の立場です。中途半端に、車両ごとに指定席・自由席と明確に区別するよりは、全席指定席として、予約なしでも空席を利用できるシステムの方が、座席を有効活用できると感じます。
3/14の乗車当日は5時半過ぎには、京都駅に到着しましたが、改札がオープンするのは5:45。
改札付近の発車案内表示

5:45、改札がオープンすると、早速改札に入ります。EX予約を使うと、登録した交通系ICカードを改札機にタッチすると、座席などの情報が書かれた、ご利用票が出てきますが、これも近々廃止が発表されているので、貴重なものになりそうです。JR東日本系の新幹線では、同様のチケットレスで乗車した場合、改札機からは何も出て来ない代わりに、改札内には座席を確認できる機械があり、そこで座席情報をレシートのようなもので印刷することが可能ですが、東海道山陽九州新幹線ではそのようなものは用意されるのでしょうか?
今回利用した、ご利用票。今後は貴重に?今回は京都⇒新横浜に乗車。

”のぞみ548号”は11番線からの発車なので、早速ホームに上がりますが、もうドアが開いていて、乗車可能な状態でした。京都始発の列車と言えば、阪神淡路大震災発生後の一時期に設定されていたのみであり、日頃は完全な途中駅で、停車時間は少なく、結構乗降が慌ただしくなりがちですが、この”のぞみ548号”に関しては例外と言え、一旦自席に荷物を置いてから(もちろん貴重品は身に着けた上で)、発車時刻までは再びホームに降りることが可能です。これが京都駅でできるのは、新鮮そのものです。
ホーム上では、上記のようにこの日、この列車でしか見れないものを記録したり、あとは個人的には新幹線に乗る時には欠かせない、あの”新幹線スゴイカタイアイスクリーム”やドリンク・パンなどをホーム上で購入したりしていました。これも始発列車だからこそ、このように一旦ホームに降りて、購入することが可能ですが、グリーン車を除き車内販売が廃止になった今では、荷物を抱えながらでは、なかなか落ち着かないところがあり、やっぱり私鉄特急みたいに、せめて車内に自販機だけでも設置して欲しいとは感じます。
ホーム上の発車案内表示

この日の”のぞみ548号”はN700S。京都駅ビルを背景に。この時はまだ薄暗い。

”新幹線スゴイカタイアイスクリーム”を味わう

そして、この日は運行初日と言うこともあり、何社かマスコミも取材に来ていました。特に多くの人がいた、と言う訳ではありませんでしたので、まだまだ認知されていない、と言った感じもします。
6:03、定刻通り、京都を発車。上記のように、運行初日と言うこともあり、駅員さんから横断幕でのお見送りを受けます。
運行初日の始発列車ならではの放送を期待しましたが、特にそのようなものはなく、ここから先は日頃の東海道新幹線とほとんど変化はありません。ちなみに、今回はN700SのJR東海車でしたが、近年は車内チャイムが”会いに行こう”に更新と同時に、始発終着駅と途中駅での区別がなくなったので、京都発車時点で始発終着チャイムが流れることもありません。もしAMBITIOUS JAPANのチャイムだった頃や、JR西日本車に当たれば、京都発車の時点で始発終着チャイムが流れることも期待できましたが・・・。
京都駅発車後の車窓や車内放送を動画にアップしました
乗車率に関しては、平日とは異なり、ビジネス客は少なく、家族連れや観光客の方が多い感じであり、京都発車時点では窓側席はほぼ埋まり、一部通路側も埋まる程度、名古屋発車時点では通路側もほぼ埋まり、空席は3人席の真ん中・B席のみ、と言った程度であり、やはり早朝であっても東名阪の大動脈と言うこともあり、需要の高さを実感します。
米原を通過したあと、伊吹山を望む。冬は大雪で遅れることも多い場所。

写真等は撮り損ねてしまいましたが、6:25頃には岐阜羽島駅を通過。ここでは、こちらも今回のダイヤ改正で新登場した、岐阜羽島始発の”こだま800号”を追い抜き。岐阜羽島駅利用者にとっては、これを利用することで、名古屋で新大阪始発の”のぞみ230号”に乗り換えると、首都圏に約30分早く到着できるようになったので、大きなニュースと言えます。
車内の様子

名古屋には6:36に到着。ここでは、降車よりも、乗車の方が圧倒的に多い感じでした。
7:20を過ぎた頃、新富士駅前後で、車窓に富士山を望めるベストスポットに差し掛かります。この日は見事な快晴であり、富士山もバッチリ見ることが可能で、多くの乗客がカメラを向けていました。
富士山もバッチリ

動画にもアップしました
7:40を過ぎた頃、神奈川県に入って、小田原駅を通過すると、いつも通り小田原駅を定刻通り通過し、新横浜到着まであと約10分のアナウンスが流れると、車内は降りる支度をし始めるモードに。
横浜市内に入り、相鉄西谷駅の真上を通過した頃に、新横浜到着アナウンスが流れ、7:54定刻通り新横浜に到着。個人的にはここで下車しましたが、京都から1時間51分で新横浜まで来れてしまうとは、やっぱり新幹線はあっという間であり、本当に偉大です。
また、相鉄・東急が新横浜に乗り入れるようになってからは、新横浜から山手線西側エリアや神奈川県央部へのアクセスも便利になったほか、品川・東京と比べても、他の線との乗り換えがしやすいとも感じます。ただ、平日であれば、ラッシュ時間帯に東急東横線などを通ることになるので、その点は要注意でしょうか。
新横浜に7時台に到着

個人的には今回、7時台に新横浜到着、と言うのも結構なインパクトであると感じるところで、関西を朝一番の新幹線で出発して、首都圏に7時台に到着できるのも今回が初めてでしょう。上記の品川・東京の到着時刻を見ても、場所によっては9時どころか、8時半にオフィスに入る、と言ったことも可能になる他、そこから新幹線・特急列車でより遠くへ目指すとなると、たかが11分・されど11分、この差は結構大きいのではないでしょうか。
今後は利用率がさらに向上し、毎日運転の列車になって欲しいところですが、上述した通り、認知度が課題と言ったところでしょうか。関西地区では、在来線がJR西日本の管轄であり、今回の京都始発の東京行きはJR西日本が絡まないこともあってか、あまり周知されているところを見ることがなく、まだまだ認知度が低いように思えます。
また機会があれば、ぜひ利用してみたいと思います。
新横浜駅には、来年のGREEN×EXPO(横浜園芸博、花博)まであと1年の告知も

ちなみに余談ですが、帰りの京都駅到着前の乗り換え案内の放送では、JR京都線・琵琶湖線などと、今回の改正から日頃、関西エリアで案内されている路線名(愛称名)で放送されるよう、改められていました。ネット上の情報では、品川駅や東京駅でも同様に、上野東京ラインなどと案内されているので、これまで頑なに東海道線などと正式路線に拘っていた、JR東海がようやく態度を大きく変化させた、と感じたところでした。
個人的には、その路線を管轄している事業者が、実態に応じて、路線名を定めている以上、他社やメディア等はそれに従うことが当然と感じるところであり、正式路線名に固執するがあまり、余計な混乱を生むことは本当に望ましくない、と感じます。
次の記事で、この京都始発”のぞみ548号”へ乗り継げる、関西側の範囲はどこまでか、また首都圏側での乗り換え可能な列車についても取り上げます。




























