ブログ記事、随時更新中。日本・関西地区を拠点に活動。これまで世界16か国を訪問。交通やまちづくりに関する研究も活かし、主に世界&日本の旅や交通、まちづくり、バリアフリー等に関する情報を中心に、時には楽しく役立つ記事を、時には将来像や社会提言などを発する記事など、様々な情報を発信。時々、他のことを発信することもあり。コメントやご意見はご自由にどうぞ(誹謗中傷は絶対にお止めください)。

阪急

京都・嵐山へ。遊び心あふれる、阪急嵐山駅でのレールウェイフェスティバル等。

2025年11/1は京都・嵐山へ。

まずは、阪急嵐山駅で行われたレールウェイフェスティバルから。

各社ともグッズの販売や沿線の観光PRなどはもちろんのこと、とにかく普段なら絶対に見ることができない、このイベントならではの遊び心が満載なイベントでした。

以下、写真を用いながら、取り上げます。

①阪急
まずは、このイベント主催者の阪急から。主にこのイベントは京都線の駅や管区などが集まるものとなっていて、駅前広場と、ホームに特別に留置された8300系1編成を用いて、様々なイベントが行われていました。
阪急嵐山駅。大阪や神戸から嵐山へ向かうには、阪急が最短経路となる上に、運賃も安いと言うメリットも。
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駅前広場の記念撮影用のパネル
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ホームでは8300系1編成を使用したイベント。特製のヘッドマークも。
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そして、以下は阪急だけでなく、他社も参加しているのが特徴で、他社に関してはホームに特別に留置された8300系1編成を用いて、車内でグッズの販売や沿線の観光PRなどが行われていました。JR東日本や関東私鉄からの参加もあり、日頃関西ではなかなか触れる機会が少ないので、なかなか貴重と言えます。ただ、意外にも、他の関西私鉄は参加してませんでした。

②小田急
関東私鉄から小田急が参加。何といっても、新宿から箱根などへ向かう、特急ロマンスカーでおなじみ。
小田急のキャラクター・”もころん”と、阪急風に湘南急行・嵐山ー喜多見の表示
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③京王
こちらも関東私鉄から京王が参加。
”ありがとう準特急”、京王で準特急が終了したのと入れ替わりで、阪急で準特急が走り出した、両社の縁?
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インバウンド等に人気がある、高尾山向けのヘッドマーク。実はこの嵐山の近くにも、漢字は一文字違う、高雄があり、その縁?
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阪急風の種別・行先を用いて、”準特急・新宿”の表示。下にはJR貨物も。

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個人的な話で恐縮ですが、味の素スタジアムや東京競馬場等へ行く際にも、京王線を利用しているので、何気に関東私鉄では一番利用している線であります。
こちらの記事では、先日は京王ライナーに乗車した件を取り上げています。


③JR西日本和歌山駅
JR西日本からは嵐山を走る、嵯峨嵐山駅や嵯峨野線ではなく、和歌山駅が参加。”くろしお”60周年や和歌山の観光PRなどが中心でした。
阪急とともに、首都圏・京阪神のJRの路線図も

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JR西日本和歌山エリアのキャラクターと、阪急風に”快速急行・海南”などと表示。

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特急”くろしお”は今年で60周年

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本当に遊び心満載、阪急風に”紀州路快速・和歌山”などと表示
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また個人的な話で恐縮ですが、以前は和歌山市に住んでいたこともあり、和歌山エリアのJRの路線ももちろん、何度も乗車しています。同じJR西日本のエリアでありながら、このように和歌山エリアのキャラクターなどは、京阪神ではなかなか見る機会がないと言えます。


④JR東日本
上野統括からの参加で、日頃は関西ではなかなか見られない、東北の観光PRなども見ることができました。
寝台特急”カシオペア”の表示と、”カシオペア”を牽引したEF81機関車。
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山手線環状運転100周年のPRも
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ちょうど、山手線は環状運転100周年を迎えましたが、その点については、こちらの記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。


⑤銚子電鉄
千葉県北東部にあり、関東地方最東端の地である、銚子市内を走る私鉄。ぬれ煎餅などでお馴染みで、実際にぬれ煎餅やまずい棒なども販売されてました。関西で入手できる機会は、めったにないでしょう。
ぬれ煎餅でお馴染み、銚子電鉄

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万博で人気になった、ナウルの展示も。ナウルは銚子電鉄の駅の命名権を取得したと言う縁から。
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⑥広島電鉄
広島のシンボルとも言える、路面電車。日本の都市では最も路面電車の路線が多い、広島の路面電車を運営する広島電鉄。
電広島で路面電車を走らせていることでお馴染み、広電こと広島電鉄

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⑦JR貨物
日本の物流を支える、JR貨物が参加。日頃は、貨物列車が走行していることを見るだけで、乗客として利用することはないだけでに、こう言ったイベントでもない限り、JR貨物に触れられる機会はなかなかありません。
上記の京王のところで、JR貨物の装飾を載せています。



そして、イベントの間に、嵐山駅に出入りする列車も撮影しました。日頃は2ドアで、かつては京都線の特急として走った、6300系4両が使われていますが、秋の行楽シーズンと言うこともあり、3ドア6両編成も運用に入っている点が特徴でしょうか。今後ワンマン運転の計画もあるので、50年選手の6300系も近い将来、見られなくなる可能性も十分あり得る話です。ただ、嵐山線は単線区間な点、基本的に間隔が均一ではない毎時4本な点と、ホームの長さが6両までな点など、京都線と比べて制約が存在します。
デビュー50周年のヘッドマークや装飾を施した6300系
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秋の行楽シーズンと言うこともあり、3ドア6両の8300系が応援に。
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嵐山駅に列車が到着すると、上記の各社の方が”ご乗車ありがとうございます、終点嵐山です、お忘れ物のないようご注意ください”、との駅到着アナウンスとともに、このイベントの紹介と、各社のPRアナウンスが印象的でした。


嵐山と言えば、渡月橋をはじめとした、京都でも指折りの観光地&紅葉のスポットであり、国内外から多くの観光客が訪れますが、この時も秋の行楽シーズンと言うこともあり、多くの観光客で賑わっていました。紅葉はまだ先ですが、それでもこれだけの観光客の多さなので、紅葉が見ごろを迎える11月末~12月初めとばれば、相当な混雑を覚悟する必要があるでしょう。
観光客でにぎわう、渡月橋。紅葉が見ごろを迎えると相当な混雑に。
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この日は駅のすぐ近くの公園では、嵐山小さな森のつながるフェス、と言うイベントも行われていて、漫才コンビのスマイルや、ミサイルマンの西代氏が来ていました。
嵐山小さな森のつながるフェス
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さらに、ここ嵐山を起点に、桂川・淀川・木津川沿いには自転車道が整備されていて、大阪・奈良・和歌山へも自転車道で繋がっています。大阪に関しては、最終的に万博会場となっていた夢洲まで自転車道で繋がっています。私は自転車好きでもあるので、この自転車道はよくサイクリングしています。嵐山にはレンタサイクルもあるので、自転車で嵐山を巡るのも、またおすすめです。
ここ嵐山を起点に、大阪・奈良・和歌山へ自転車道がつながっている
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以上、阪急レールウェイフェスティバルをはじめとした、嵐山の話題でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。

阪急ダイヤ改正(2025.2.22)

関西私鉄各社の2月22日のダイヤ改正。最後は阪急。
神戸線・宝塚線が対象で、京都線は対象外です。
2025年2月22日(土)初発より 阪急神戸線・宝塚線でダイヤ改正を実施します ~平日 朝・夕ラッシュ時間帯における利便性の向上と混雑の平準化を図ります~

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神戸線
平日:朝ラッシュ時間帯
大阪梅田ゆき特急を通勤特急に変更。通勤特急は新開地(一部は高速神戸)発とす ることにより、神戸電鉄・山陽電気鉄道からの利便性を向上。
通勤急行の停車駅のうち塚口を通過に改め、列車種別を新設の快速に変更。
◎10両編成で運転する通勤特急を8両編成に変更。列車本数の増発や運転パターンの一部変更により、混雑の平準化を図る。(快速・準急(宝塚発今津線経由)・急行の増発など)(西宮北口~大阪梅田では快速・準急を通勤特急より先行するダイヤなど)

平日:夕ラッシュ時間帯
特急を塚口・六甲に停車する準特急に変更し、両駅の利便性を向上。(準特急は園田で普通を追い抜き、大阪梅田~神戸三宮の所要時間の変更なし)(大阪梅田~六甲は直通で所要時間短縮を実現)
◎通勤急行の停車駅のうち塚口を通過に改め、列車種別を新設の快速に変更。

平日:深夜時間帯
◎神戸三宮発西宮北口行き普通を2本増発。終電の変更なし。



宝塚線
平日:朝ラッシュ時間帯
運転パターンの一部変更により、混雑の平準化を図る(普通の出発順序入れ替えなど)。

平日:夕ラッシュ時間帯 
急行の停車駅に曽根・岡町を追加した通勤急行を新設し、大阪梅田発宝塚ゆき急行を通勤急行に 変更することにより、両駅の利便性を向上
◎大阪梅田方面から箕面線への接続列車を特急 日生エクスプレスおよび雲雀丘花屋敷ゆき急行に変更することにより、箕面線各駅への所要時分を短縮





神戸線は特急が平日昼間や土休日に絞られ、ラッシュ時間帯は停車駅が増える通勤特急や準特急に変更となり、停車駅増が目立つように感じますが、所要時間の増加を抑えたり、混雑の平準化など、ダイヤ面の工夫でデメリットを抑えているように見えます。準特急変更により、六甲駅は所要時間短縮に直通と、一番恩恵を受けるのではないでしょうか。
宝塚線でも同様、ラッシュ時間帯は急行が通勤急行に変更となるなど、停車駅増が目立つように感じますが、所要時間の増加を抑えたり、混雑の平準化など、ダイヤ面の工夫でデメリットを抑えているように見えます。
そして、以前は京都線で走っていて、阪急からは一旦消滅した快速が神戸線で復活することになりました。
あと、阪急から10両編成の列車が完全に消滅することになりました。ここも増発などにより、混雑が偏らない工夫が見られます。近年、阪急でも京都線・宝塚線からは10両編成が消滅し、他社を見ても近鉄大阪線や南海高野線でも10両編成が消滅していて、関西で見られる10両以上の列車は近鉄奈良線・阪神なんば線の平日朝の快速急行と、JR京都線・神戸線等の新快速・快速、大阪メトロ御堂筋線・北大阪急行等を残すのみとなり、大きく減っていることがわかります。


そして、阪急のダイヤ改正と言えば、広報誌であるリネアを臨時号としてダイヤ改正の度に出していて、そこに全線の時刻表を掲載していることでしょうか(京都線・神戸線・宝塚線でそれぞれ分けて出している)。上記のリンクからPDFでダウンロードして閲覧が可能な他、阪急の駅でも無料配布しています。
近年、ネットや乗換案内のアプリ等が普及したことにより、駅で無料配布の時刻表を廃止したり、有料で販売する時刻表も廃止したり、さらにはPDFの全線時刻表の公開すら廃止する事業者もある中、このような無料配布の全線時刻表を今の時代でも続けていることは特筆される点であり、ぜひこれからも続けて欲しいところです。個人的には時刻表や地図は紙だからこそ見やすい点があると感じます(ネットやアプリでは一点しか見れないところが、紙なら全体を通して見れるなど)。

阪急初の有料座席指定車両・PRiVACE(プライベース)の座席を体験&京阪間3社の有料座席指定車両の比較

阪急電鉄が2024年7月21日から、京都線で運行開始する、阪急初の有料座席指定車両、PRiVACE(プライベース)。


大阪梅田駅のBIGMAN前広場にて、座席体験イベントが行われているので、実際に体験してきました。ちょうど行ったときには、阪急の車内放送の声などとしてお馴染み、下間都代子氏のトークショーも行わていて、色々と面白い話も聞けました。
梅田BIGMAN前広場にて、座席体験イベント。子ども用のチェアも展示
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実際に座ってみると、横幅の広い座席に、前後間隔も広くて、それに座面連動式のリクライニング座席で座り心地も非常に良く、それに読書灯、テーブル、ドリンクホルダーもあるなど、500円を追加してでも乗る価値は十分あると感じました。
実際に座ってみた、1人用座席
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アテンダントの制服展示
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貰えた、紅茶のティーバッグとパンフレット。ロゴマークはカタカナの”ア”のようにも見える
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阪急京都線の特急は、大阪側には神戸線・宝塚線との乗換駅である十三、堺筋線・千里線・JRおおさか東線との乗換駅である淡路、京都側には地下鉄烏丸線との乗換駅である烏丸など、利用者の多い途中停車駅がありますが、これら途中駅から、特にラッシュ時間帯や春・秋の観光シーズンの土休日に着席することは極めて困難であり、途中駅からでも確実に座れると言うメリットは非常に大きいと言えます。
ただ、プライベースを連結する分、一般車両は7両に減少することとなり、混雑悪化などの懸念もありますが、近年の利用者が減少傾向にあることを考えると、問題なしと判断されたのでしょうか。最近まで10両運転もあったので、やろうと思えば、一般車両8両のまま、新たにプライベースを連結することも可能だったはずです。

この座席体験イベント。大阪梅田BIGMAN広場前では6/16~23に、京都河原町ガーデン・EDION京都四条河原町店1階では6/28~30、7/5~7に行われます。行けそうな方は、一度試してみてはいかかでしょうか。


座席指定サービス『PRiVACE(プライベース)』 座席体験イベントと特別試乗会を開催します
そして、7/13と14には、試乗会も開催されます。恐らく、相当な激戦となるでしょう。



さて、この阪急初の有料座席指定車両となる、プライベース。以前から、京都線で阪急初の有料座席指定車両が運行開始することが公表されていましたが、昨年11/21にその名称が「PRiVACE(プライベース)」になることが発表され、公式ホームページも開設され、さらに今年4月には運行開始日や料金などが発表され、駅や車内には告知のポスターも多数見かけるようになっています。
そして今回、座席体験イベントが行われ、来月には体験乗車会も開催されるなど、いよいよデビューが目前となっています。

プライベースなどに関して、主な情報をまとめてみました。
プライベース(PRiVACE)に関する主な情報
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◎ネーミングコンセプト・・・PRIVATE(プライベート)とPLACE(場所)を掛け合わせ、自分時間が過ごせるプライベート感を「PRiVACE」と言うネーミングで表現。自分時間にこだわる阪急らしい特別な1両。
◎2024年7月21日より、京都線の通勤特急・特急・準特急で1時間に2~3本でサービス開始(2025年頃には1時間に4~6本に拡大予定)。
◎大阪方から4両目に連結。定員は40名。
◎これに合わせて、新型車両2300系がデビュー。当初は9300系にも連結するが、将来的に座席指定連結車両は2300系に統一。2300系に関する情報は後述。
◎出入口は真ん中で、ガラスはステンドグラスをイメージ。外観は伝統のマルーン色としながらも、ゴールドのラインが入り、高級感を演出。
◎車内は、木目調と大理石調のデザイン。入った時から上質感を演出し、床面はカーペット。間接照明により、自宅にいるようなくつろぎ感の演出。
◎座席指定券発売はネット予約が基本(発車14日前から1分前まで発売)。空席があれば車内でも発売。駅での発売はしない
◎座席指定料金は500円(別途乗車券必要)。
◎座席などの設備・・・3(2+1)列の座席で阪急伝統のゴールデンオリーブ色、広い座席と広い前後スペース、座面連動式リクライニング、読書灯(動かすことも可能)、コンセント、ドリンクホルダー、収納式テーブル、荷物用フック、周囲の目線が気にならないパーテーションと座面頭部側面の形状、各座席1列ごとに窓を配置
◎他の設備・・・大型荷物置き場、Wi-Fi、防犯カメラ、空気清浄機
◎車いす優先席とお子様用チェアを設置した席もあり。
◎専用のアテンダントが乗務し、案内や指定券の発売などを行う。
2300系に関する主な情報(一部2000系に関する情報も含む)
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▲2300系の実車の外観(上)と一般車両の車内(下)。いずれも新型車両2300系のデビューまでの裏側をレポート! | 2024年4月 | 阪急沿線おしらべ係 │ 阪急電鉄株式会社 (hankyu-app.com)より
◎開発コンセプト・・・安心と快適、そして環境に配慮した新しい阪急スタイル ~バリアフリーの充実、想定外への備えとCO2削減への貢献~
◎外観デザイン・・・マルーンとアイボリーの車体色と直線的なデザインを継承しながら、時代の先端を行く阪急のイメージにふさわしい疾走感を醸し出すため、前面の窓ガラスに曲線を取り入れた新しいデザイン
◎内装デザイン・・・木目調の化粧板やゴールデンオリーブ色の座席といった阪急の伝統を踏襲し、落ち着いた車内環境。ロングシート端部の袖仕切りを半透明に変更。京都線向け2300系一般車両はセミクロスシート、神戸線・宝塚線向け2000系はロングシート
◎バリアフリー設備の充実・・・車いすスペース拡大(先頭車両のみ)、車いすスペース周辺設備の充実(手すりを2段)、車いすスペース・優先座席付近の吊り手の変更
◎安全性向上・・・防犯カメラ設置、握り棒設置
参考:過去のリリース等
2023.10.06 新型車両2300系・2000系を2024年夏より導入します
2023.11.21 ~ 日常の“移動時間”を、プライベートな空間で過ごす“自分時間”へ ~ 当社初の座席指定サービスの名称を 『PRiVACE(プライベース)』に決定! 2024 年夏頃に、京都線に導入します
2024.02.26 ~ 日常の“移動時間”を、プライベートな空間で過ごす“自分時間”へ ~ 当社初の座席指定サービス『PRiVACE(プライベース)』 2024 年 7 月デビュー! プライベート感と快適性を兼ね備えた、上質な内装デザインで誕生!
2024.05.21 ~ 日常の“移動時間”を、プライベートな空間で過ごす“自分時間”へ ~ 当社初の座席指定サービス『PRiVACE(プライベース)』 7月21日(日)、京都線の特急系車両で運行開始!




さて、京阪間(京都~大阪)では、既に京阪のプレミアムカー、JR新快速のAシートがサービスを開始していて、今回の阪急のプライベースがデビューすることにより、京阪間を走る3社全てに有料座席指定車両が揃うことになります。乗客側としては、やはりこれらと比較することになる他、もちろん阪急自身もこれら両社の有料座席指定車両のことは相当意識していることでしょう。可能であれば行き帰りで、これら3つの有料座席指定車両を乗り比べしてみるのも良さそうです。
これまで、京阪間を走る3社で運賃や所要時間などの面で競合していることが、度々雑誌等でも取り上げられていましたが、今後は有料座席指定と言う、付加価値の側面も加わり、どのようにして乗客を増やしていくのかが注目されます。
ただ、京都市内に関しては、これら3社の駅が接近している場所は少なく、目的地に応じて、使い分けることが多いと言えるでしょう(JR:京都駅周辺・下京・南・山科・大津方面、京阪:伏見・東山・左京方面、阪急:中京・右京・西京方面、など)。実際にこれら3社を全て選択できる場所と言えば、烏丸五条近辺に限られると思います。それに、JR京都線・阪急と京阪の間には、淀川を挟んでいることもあり、途中駅でJR京都線・阪急と京阪は競合しているとは言えません。


この阪急プライベースの一番の比較対象と言えるのは、京阪のプレミアムカーでしょう。


京阪プレミアムカーの座席
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個人的にも京阪のプレミアムカーは、デビュー以来、何度も乗車していますが、横幅や前後間隔も広くて、コンセントも付いた座り心地の良い、リクライニング座席に、京橋や祇園四条と言った途中駅からでも確実に座れるなど、疲れている時や旅行で荷物が多いときなどに、有料座席指定と言う選択肢があるのは非常にありがたいと感じています。
京阪プレミアムカーが登場する際には、関西に有料座席指定車両が少なく、「ケチな関西人が別料金を払ってまで利用せんやろ」などと懐疑的な声もありましたが、実際にはデビューから現在に至るまで、ラッシュ時間帯や観光客の多い土休日には、ほぼ満席になるほどの利用があり、十分な付加価値があれば利用が見込めることを示したと言えます。しかも、当初は改造した8000系車両のみでしたが、その後3000系には新造車両を導入して拡大したほどです。この阪急プライベースやJR新快速Aシートも、京阪プレミアムカーの成功がなければ、登場していなかったことでしょう。

どちらも同じ別料金500円(京都市内~大阪市内の移動の場合)を追加してでも乗る価値は十分にあると感じるものですが、この阪急プライベースと京阪プレミアムカーと異なる点を挙げてみると、以下の点があります。
京阪プレミアムカーとの比較
駅での発売がない(京阪プレミアムカーは駅での発売もあり、阪急プライベースはこの点をぜひ解消して欲しいと感じる
◎途中駅利用者向けの料金設定がない(京阪は樟葉・枚方市と言った途中駅は400円だが、阪急は全て500円で長岡天神・高槻市・茨木市の途中駅であっても強気な料金設定)
◎ネット予約が会員登録なしでも可能(京阪プレミアムカーは会員登録が必須)
◎曜日や時間帯に応じたボーナスポイントがない(ネット予約のみ、京阪はあり)
◎出入口が車両のちょうど真ん中(奥の座席からでも移動距離が短い)(京阪プレミアムカーは出入口が京都側の端にある)
◎座面連動リクライニングや読書灯、お子様向けのチェアがある
◎窓が各座席毎にあり。
最終が大阪梅田発・京都河原町発ともに21時台で早い(京阪プレミアムカーは淀屋橋発・出町柳発ともに22時台まであり)
など

そして、JR新快速Aシートに関しては、京阪間のみならず、神戸・明石・姫路方面、大津・草津方面と、京阪・阪急では決してカバーすることができない、広範囲の利用を対象にしている点もあり、単純に比較しにくい点があります。過去に当ブログでも取り上げましたが、京阪神間を中心に着席ニーズがあることを証明したと言えますが、今も本数は1日6本のみであり、このままでは京阪・阪急に比べて、中途半端なまま取り残されることが否めませんさらなる拡大が望まれます
JR新快速Aシートの座席
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ちなみに、JRには”サンダーバード””はるか”と言った特急列車、他には新幹線も京阪間を走りますが、これらの列車は京阪間の利用者向けとは言いにくいので、比較の対象からは外します。

あと、今のところプライベースは京都線のみ対象ですが、将来的に神戸線や宝塚線にも拡大する可能性があるか、と言う点にも注目です。個人的な予想ですが、今回の京都線で途中駅(茨木市・高槻市・長岡天神)での利用状況次第と考えます。
大阪梅田からの主な駅への距離と所要時間を比較すると、茨木市(17km・17分)、高槻市(23km・22分)、長岡天神(34km・30分)、京都河原町(47km・43分)、西宮北口(15km・12分)、岡本(23km・20分)、神戸三宮(32km・27分)となっていて、神戸線は京都線よりも15kmほど短い路線ですが、個人的には30km・30分圏内の利用者が予想よりも多ければ、神戸線にも導入の可能性はあり得ると考えます。それに、並行するJR新快速Aシートや、将来的に実現する可能性がある近鉄特急の阪神乗り入れなど、並行する他社の動向次第と言う点もあるように思えます。
一方、宝塚線に関しては、神戸線よりもさらに距離は短い上に(大阪梅田~宝塚24km)、京阪神間を結ぶ京都線や神戸線より利用者は少なく、それに主に利用者の多い区間は大阪市内~豊中・池田と言う、距離の短さを考えると、プライベース導入の可能性は低いと考えます。

阪急初の有料座席指定車両のプライベースに関して、座席体験などを取り上げましたが、ぜひ7/21のデビュー後にいち早く、実際のプライベースに乗車できればと思います。
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