ふしトラ(旅行&交通&まちづくり&バリアフリー)

ブログ記事、随時更新中。日本・関西地区を拠点に活動。これまで世界16か国を訪問。交通やまちづくりに関する研究も活かし、主に世界&日本の旅や交通、まちづくり、バリアフリー等に関する情報を中心に、時には楽しく役立つ記事を、時には将来像や社会提言などを発する記事など、様々な情報を発信。時々、他のことを発信することもあり。コメントやご意見はご自由にどうぞ(誹謗中傷は絶対にお止めください)。

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能登半島地震関連

JR東日本、北陸応援フリーきっぷの発売など、被災地支援の取り組み

JR東日本は、能登半島地震を受けて、北陸応援フリーきっぷの発売など、被災地支援の取り組みを公表。

JR東日本、特別企画乗車券・旅行商品を通じた被災地支援について

北陸応援フリーきっぷの発売

◆発売期間・・・2024年2月15日~3月11日(利用前日まで発売)
◆利用期間・・・2024年2月16日~3月15日
◆発売額・・・20,000円(おとなのみ)
◆効力
 ・行き・・・東京都区内~北陸フリーエリアの北陸新幹線(かがやき・はくたか)の普通
       車指定席を1回限り利用可能
 ・帰り・・・北陸フリーエリア~東京都区内の北陸新幹線(はくたか)の普通車自由席を
       1回限り利用可能
 ・北陸フリーエリアの新幹線・特急・快速・普通列車の普通車自由席を4日間乗り降り自
  由
  ※北陸フリーエリア
  JR西日本:北陸新幹線(黒部宇奈月温泉~金沢)、北陸本線(金沢~敦賀)、小浜線(敦賀~小浜)、越美北線(福井~九頭竜湖)、七尾線(津幡~和倉温泉)、氷見線(高岡~氷見)、城端線(高岡~城端)、高山線(富山~猪谷)
  IRいしかわ鉄道:金沢~倶利伽羅
  あいの風とやま鉄道:倶利伽羅~黒部
◆発売箇所・・・JR東日本・首都圏エリアの主な駅の指定席券売機
北陸新幹線のE7/W7系車両。3月16日には敦賀まで延伸。
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前の記事で、能登半島地震を受けて、JR西日本の北陸おでかけtabiwaパスの特別価格での発売を紹介しましたが、ちょうど時同じくして、JR東日本からも北陸応援フリーきっぷの発売をはじめとした、被災地支援の取り組みが公表されました。


こちらも、やはり能登半島地震の支援と言う点では、趣旨は同じです。東京から往復の北陸新幹線と、北陸フリーエリア内の新幹線や特急も4日間乗れて、20,000円とはかなり破格です。
地震によって利用客が落ち込み、JR東日本としても、今は何としてでも首都圏から北陸新幹線に乗って、北陸に行って欲しいと言うことの現れでしょう。首都圏がターゲットとなれば、他の地域と比べても、桁違いのマーケットと言うこともあり、インパクトは違うでしょう。

北陸おでかけtabiwaパスと比べると、フリーエリアは黒部以東の富山県内や新潟県内は除外された一方で、石川・富山県内の北陸新幹線がフリーエリアとなり、北陸エリアの在来線特急も自由席が追加料金なしで乗れる点が異なります。
また、首都圏在住者が単純に東京~金沢を北陸新幹線で往復するだけであっても、十分お得と言えます。
ただ、行きは指定席が利用可能なのに、帰りが自由席のみ、と言う設定は謎です。いくら破格値のきっぷとは言え、帰りは全席指定のかがやきには、もちろん乗ることができず、帰りに疲れているのに、確実に座れる保証がないのはマイナスに思えます。

利用期間は北陸おでかけtabiwaパスと同じく、北陸新幹線敦賀開業前日まで。このきっぷを使って、北陸新幹線で金沢へ向かい、最後の北陸本線・特急サンダーバードや特急しらさぎに乗って、福井・敦賀まで行く、と言った利用も可能です。

3月16日に北陸新幹線の敦賀開業により、東京から加賀温泉・福井・敦賀は直通で結ばれることになりますが、その前にこのきっぷを使って、首都圏から北陸へ行って欲しいとの狙いもあり得ます。今後、北陸~首都圏のつながりが、より深まることは間違いないでしょう。一方で、大阪・京都~北陸は、敦賀で強制乗換となり、北陸が感覚的に遠くなるのは間違いなく、東京~大阪の代替ルート確保のためにも、やはり一刻も早く、北陸新幹線の大阪まで全線開通を急ぐべきだと思います。

他にも、JR東日本からは石川県・富山県・福井県・新潟県を目的地とする、宿泊付きJR東日本びゅうダイナミックレールパック利用者1人につき、500円を被災者支援に寄付することも公表されています。詳しくはJR東日本国内ツアー、びゅうトラベルサイトで。



最後に、首都圏の方が、今はこのきっぷを使って、まずは能登以外の北陸へと足を運び、経済を回すことにより、これが能登の復興へとつながって欲しいと考えます。

JR西日本、北陸おでかけtabiwaパスを特別価格で発売など、北陸応援の取り組み

JR西日本は、能登半島地震を受け、北陸おでかけtabiwaパスを利用条件緩和&特別価格で発売することなど、北陸応援の取り組みを公表。

JR西日本、能登半島地震を踏まえた北陸を応援する取り組みについて
JR西日本、2024 年 2月社長会見

北陸おでかけtabiwaパスを、利用条件緩和&特別価格での発売
赤字:今回変更箇所
◆発売額・・・おとな・こども980円(通常は、おとな2,450円、こども980円)
◆有効期間・・・1日間
◆発売期間・・・2024年2月14日~3月14日(前日まで発売)(通常は3日前まで発売)
◆利用期間・・・2024年2月16日~3月15日(今回は曜日制限なし、通常は土日祝日のみ)
◆利用エリア(下記のエリアが乗り降り自由、通常と同じ)
 JR西日本:北陸本線(敦賀~金沢)、小浜線(敦賀~青郷)、越美北線(福井~九頭竜  湖)、七尾線(津幡~七尾)、氷見線(高岡~氷見)、城端線(高岡~城端)、高山本線(富山~猪谷)
  ※北陸新幹線は一切不可、在来線特急列車は別に特急券購入で利用可能
 IRいしかわ鉄道:金沢~倶利伽羅
 あいの風とやま鉄道:倶利伽羅~市振
 のと鉄道:七尾~和倉温泉
 えちごトキめき鉄道・日本海ひすいライン:市振~直江津
2024年3月15日で、敦賀~金沢~和倉温泉での運転を終了する、特急サンダーバード
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2024年の元日に発生した、能登半島地震。ニュースで取り上げられている通り、能登地方では甚大な被害が発生していて、本当に心が痛むところであります。改めて、被災された方にお見舞い申し上げます。
一方で、金沢や加賀地方には特に大きな被害はありませんでしたが、同じ石川県内と言うだけで、ホテル・旅館のキャンセルが相次ぐなど、観光客が減少すると言った、風評被害が大きくなっています。金沢~輪島は100km程度離れていて、通常でも最短で2時間はかかるなど、能登半島は思いの外、大きいものであり、石川県全体が大きな被害を受けている訳ではありませんこの影響は、同じ北陸の福井県や富山県などにも及んでいるとも言い、経済的な影響が非常に大きなものになっています。

今後、観光業などの支援を目的に、北陸応援割などが実施される予定にもなっていますが、今回それに先立ち、JR西日本も北陸応援の取り組みを公表しました。

その目玉は、何と言っても、北陸エリアのフリーパスである、北陸tabiwaパスを特別価格で発売することでしょう。
小浜~敦賀~福井~金沢~富山~直江津のほか、七尾線も含めた、北陸3県の大部分の路線に、一部新潟県内までが対象となるパスで、紙のきっぷではなく、ネット上で購入してから、スマホやタブレット上でチケットを表示させて利用するシステムとなっています(詳しくは下記のリンクで)。私も何度か北陸に行く際に使用して、最近もこのパスを使って、特急サンダーバードを金沢まで乗り納め&北陸応援旅行に行ってきたところです(近く記事を公表します)。


上記のように、今回の変更箇所を赤字で強調しましたが、980円で北陸の大部分を乗り降り自由と言うのは、相当な大盤振る舞いな価格です。JR西日本としても、地震によって利用客が落ち込み、今は何としてでも北陸に足を運んで欲しいと言うことの現れでしょう。ぜひ、これを機会に多くの人が、北陸に足を運んで、経済を回していくことも重要だと思います。
ただし、能登に関しては、半島に突き出た立地条件と言うこともあり、元々道路事情が良くないことなどもあり、まだインフラ等の復旧が遅れていて、少し行くことは難しい点はありますが、まずは金沢・加賀や福井・富山などから出かけることが、能登の復興にもつながると考えます。

そして、特別価格の発売は北陸新幹線の敦賀開業前日までと言うことで、最後の北陸本線、特急サンダーバードや特急しらさぎの乗り納めにもピッタリです(別に特急券購入で特急列車に乗車可能)。フリーエリア外の大阪・京都・名古屋からであっても、特急券と敦賀まで(から)の運賃を別に購入することで、この特別価格のパスを使って、金沢へ行ってもお得になります。

ただ、この北陸tabiwaパス、通常は土日祝日のみ、購入は3日前まで、と利用条件は少し厳しいところもあり、これを機に、曜日・時期に応じて、価格を変えて、前日までの購入で通年利用可能、そして別料金で北陸新幹線も利用可能となれば良いのに、と思ったところもあります。


他にも、北陸応援のJR西日本の取り組みを、簡単に取り上げます。詳しくは、上記のリンクから、JR西日本のリリースで。
◆「つながる北陸」をキーワードに、北陸新幹線・金沢~敦賀開業をPRする、ポスターやCMの展開

◆e5489の利用と北陸tabiwaパスの利用で、ポイント還元のキャンペーン

◆旅行会社と連携した旅行商品の展開

◆北陸の動画視聴キャンペーン

◆北陸地域のJR西日本グループ店舗でWESTERポイントを抽選でプレゼントするキャンペーン
既にテレビでCMも放映され、YouTubeでも公開されています。


最後に、今回のキャンペーンを機に、まずは能登以外の北陸から足を運ぶ人が増え、それが能登の復興にもつながって行けば、と考えるところです。
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