ブログ記事、随時更新中。日本・関西地区を拠点に活動。これまで世界16か国を訪問。交通やまちづくりに関する研究も活かし、主に世界&日本の旅や交通、まちづくり、バリアフリー等に関する情報を中心に、時には楽しく役立つ記事を、時には将来像や社会提言などを発する記事など、様々な情報を発信。時々、他のことを発信することもあり。コメントやご意見はご自由にどうぞ(誹謗中傷は絶対にお止めください)。

バリアフリー関連

EXPO2025:バリアフリー(ユニバーサル)等に関する情報

現在開催中の大阪・関西万博。
車椅子の方やお体が不自由な方でも、行かれると言う方は多いことでしょう。
個人的には既に2度、万博には行っていますが、もちろん今回の万博はそのような方でも安心して足を運べるよう、しっかりとバリアフリーに対応した各種設備やサービス等は整えられている、と感じたところであります。


今回の万博では、下記のリンクよりユニバーサル情報を開くと、以下のような文言が書かれています。
万博会場はすべてがバリアフリー
パビリオンや施設の計画・設計・建設は、大阪府・市の条例、バリアフリー法など関係法令を順守しています。
また、協会が策定した施設整備に関するユニバーサルデザインガイドラインにも適合しており、すべての来場者に安心安全に楽しんでいただけます。
などとの記載があり、ユニバーサル情報(ユニバーサル・サポート)と題して、バリアフリー等に関する情報やマップがしっかりと掲載されており、充実していると感じました。車椅子の方やお体が不自由な方で、万博会場へ行かれる方には、ぜひ下記のリンクよりチェックしていただければと思い、今回当ブログでも取り上げました。



公式バリアフリーマップ(PDF)

また、入場ゲートとなる東ゲート前、西ゲート前、それぞれにアクセシビリティセンターも設置されていて、車椅子や歩行補助器具等の貸し出し、筆談や手話による対応など、様々な配慮を必要とする方への総合サービス拠点も設置されています。不明な点などがあれば、ここで各種相談等もすることが可能です。


そして、入場の際には、車椅子等の方向けに、多目的レーンや優先入場口も設けられています。


一部ではありますが、私が個人的に撮影したバリアフリー等の設備を紹介しようと思います。
大屋根リングの上にもエレベーターで上がることが可能
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東ゲート前のアクセシビリティセンター
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バリアフリートイレ
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以上、少しではありますが、今回の大阪・関西万博、バリアフリー・ユニバーサル等に関する情報でした。ぜひ参考にしていただき、車椅子等の方も積極的に万博へ足を運んでいただければと思います。
また私もこれから何度も行く予定なので、新たなバリアフリー等に関する情報があれば、当ブログでも取り上げます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

京都市交通局:四条駅の阪急との連絡通路にエレベーター設置&烏丸線全駅にホームドア設置。長年、待ち望まれたことがついに実現。

京都市交通局:四条駅の阪急との連絡通路にエレベーター設置&烏丸線全駅にホームドア設置

地下鉄烏丸線への可動式ホーム柵の全駅設置 及び 四条駅の阪急連絡通路へのエレベーター新設
【市長記者会見資料】地下鉄烏丸線への可動式ホーム柵の全駅設置及び四条駅の阪急連絡通路へのエレベーター新設
公表されている主な内容
地下鉄四条駅、阪急との乗換通路にエレベーター新設
●令和7年度より設計・製作、令和8年度末に設置を完了し、運用開始予定
●長年の懸案を解決するため、エレベーターメーカーと協議を重ね、スロープや設置位置の工夫と特注のエレベーター導入により、設置が可能に

烏丸線全駅に可動式ホーム柵(ホームドア)設置
●今後、設計・製作などを行ない、令和10年度より順次設置、令和12年度に全駅設置を完了
●一駅あたりの乗降時間が約10秒延び、国際会館~竹田は約2分延びるが、本数は維持
現在設置されている階段昇降機。使用していない時は、健常者等が階段を自由に歩くことが可能。
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最近、京都市の四条烏丸近辺に行くことがあり、この地下鉄と阪急の乗換通路を通りましたが、ここにエレベーター設置が決まった件を、当ブログでは取り上げていませんでしたので、今回取り上げました。
ちなみに余談ですが、同じ場所にあり、乗換も可能な駅ながら、地下鉄は四条駅、阪急は烏丸駅と駅名が異なっていて、利用者の間では四条烏丸の駅と言うことも多く、両者の駅名を四条烏丸で統一した方がいいのに、といつも思います。

さて、本題に戻し、率直に言えば、このエレベーター設置も、烏丸線全駅へのホームドア設置も、両方とも長年待ち望まれていたことが、やっと実現すると言えるでしょう。

まず、地下鉄四条駅の阪急との連絡通路のエレベーター設置について、長年階段しかなく、構造的にエレベーターもスロープも設置が難しいとされてきたところで、苦肉の策として、階段昇降機が設置されるようになりました。
ただ、階段昇降機は利用者が自由に使えるものではなく、必ず駅員を呼んで、駅員の操作の元でしか使うことができず、駅員も他の業務で忙しい時などは、待たされることが多く、車椅子やベビーカー等の利用者にとっては、必ずしも便利とは言えませんでした。
そのため、場合によっては、他のエレベーターで一旦地上を経由しなければならない、と言った面倒さもあります。
場合によっては、他のエレベーターで一旦地上経由となることも
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今回、特注のエレベーター導入等により、ようやくこのような構造でもエレベーターが設置が可能になったとのことで、車椅子・ベビーカー等で地下鉄と阪急を乗り換える利用者にとっては、かなり朗報と言えるでしょう。
ただし、阪急側のエレベーターは地下鉄との乗換に近い西側の改札内にあるのに対し、地下鉄側のエレベーターは阪急との乗換に近い、北改札内にはなく、エレベーター利用者は阪急との乗換には少し遠い、南改札まで行く必要があり、これは解消されないままです。
地下鉄四条駅にエレベーターがあるのは、阪急との乗換には少し遠い、南改札内
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地下鉄四条駅の構内図
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阪急と地下鉄との乗換をより便利にするには、北改札内へのエレベーター設置も検討が必要と言えるでしょう。



そして、烏丸線全駅へのホームドア設置に関して、東西線では開業時から今では珍しいとも言える、フルスクリーンタイプのホームドアが全駅で設置されていますが、一方で
烏丸線では現状ホームドアが設置されている駅は、特に利用者が多い、京都・四条・烏丸御池・北大路の4駅にとどまっています。
その後、全駅で設置の方針としながらも、コロナ禍により乗客が大幅に減少し、一時は財政破綻の危機に陥ることなどもあり、予定が先送りされていましたが、今回当初より2年遅れで全駅への設置が決まりました。こちらも待ち望まれていたことが、やっと実現すると言えるでしょう。
ただ、”ATOにより自動開閉によらず、設置済みの4駅と同様に乗務員による手動操作とする”、と言ったところには、少し違和感を感じ、”それで大丈夫なのか?”と思うところがあります。ホームドア設置を最優先なのはわかりますが、現場乗務員の負担やプレッシャーが増えて、オーバーランが続出、なんて事態にならないことを願いたいです。可能であれば、正確に停止位置に停めることが可能な、TASCなどが必要と言えるでしょう。ただ、これを実現するには、京都市交通局のみならず、乗り入れ先の近鉄の車両にも改造等が必要なことから、その手間などから現段階では難しいとされたのでしょうか。

ちなみに、東西線のフルスクリーンのホームドアに関して、東西線が想定よりも利用が伸び悩んでいることや、京都市の赤字問題などもあり、当初は”無駄だ”、などと批判されていたこともありましたが、その後各地で転落事故等が多発し、ホームドアの必要性が高まり、現在では転落事故防止のためにホームドア設置が急がれている中、今となっては東西線では開業当時から全駅ホームドアを設置している点は先見の明があったと言えます。もし、東西線で開業当時からホームドアが設置されていなかったら、まずは烏丸線から設置するが、東西線に関しては設置のめどが一切立たない、なんて事態にもなっていたことでしょう。

引き続き、当ブログでは車椅子利用者や障がい者が外出や旅行の際に参考となるよう、今後もバリアフリー等に関する情報を取り上げてまいります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

JR西日本:万博開催期間中、車椅子利用者向けに、列車乗降時の段差・隙間の解消に向けた実証実験。車椅子利用者全員が待ち望んでいることなのでは?

JR西日本:車椅子利用者向けに、列車乗降時の段差・隙間の解消に向けた実証実験。

車椅子をご利用のお客様に安心・快適にご利用いただくため、 列車乗降時の段差・隙間の解消に向けた検証を行います

公表されている、主な内容
●ホームと列車の段差・隙間を自動で可変的に埋め、スロープ機能を果たす機構(以下、可動スロープ)の開発を進めてる中、今回万博開催期間中に”エキスポライナー”利用者向けに、新大阪駅と桜島駅の2駅で実証実験を行い、課題を抽出
●実施期間:2025年4/21~万博終了まで 10:00~20:00
●実施場所:新大阪駅(2番のりば・足元△2番付近)、桜島駅(1・2番のりば・足元○7番付近)
●新大阪駅と桜島駅が対象、ユニバーサルシティ駅・大阪駅などは対象外
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▲実証実験を行う、可動スロープのイメージ(上記リリースより)

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▲安全装置等のイメージ(上記リリースより)

まずはじめに、このリリースを見た感想ですが、
この可動スロープは、車椅子利用者全員が待ち望んでいることなのでは?
と言うことです。

個人的な話ですが、私は以前、福祉関連の現場にいたことがあり、車椅子の利用者と電車に乗ることは何度もありましたが、近年は駅にエレベーターが設置されるなど、バリアフリー設備が整備されつつあるものの、やはり電車に乗る際に、現状ホームと車両の隙間や段差は如何ともしがたいところが正直あります。

バリアフリー化が進んでいるとは言え、ホームと車両の隙間や段差は、正直如何ともしがたいところが、現状ある
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車椅子の利用者が電車に乗る方法は、以下の二点が挙げられます。
①車椅子の前輪を一旦宙に上げて、乗り降りする
②駅員に頼んで、車椅子用の折り畳み式のスロープ板を用意してもらい、ホームと車両の間にスロープ板を設置し、乗り降りする






まず、①に関して、時々車椅子利用者が単独で乗り降りしているところを見掛けることはありますが、ほとんどの車椅子利用者は自力では難しいと言え、介助者が一緒の場合に介助者が行うことがほとんどです。この場合、前輪を一旦宙に浮かせることになるので、一歩間違えると転倒やケガのリスクも伴う他、車椅子利用者の体重が重い場合などは介助者の負担も大きくなることが多く、あまり推奨できるものとは言えないでしょう。



次に、②に関して、上記の①と異なり、ホームと車両の間にスロープ板があり、前輪を一旦宙に浮かせる必要はないので、安全性に関しては担保され、こちらが推奨される利用方法と言えます。
利用方法としては、乗車の際に駅員を必ず呼んで、スロープ板を用意してもらう必要があり、そしてその際には降車駅を伝えて、降車する駅の駅員にも連絡を行ない、そこでもまたスロープ板を用意してもらう必要があります。
ただ、これに関しては近年の状況を見ると、また課題も多いと言えます。その課題とは、無人駅が増えている点と、駅員が減っている点です。このスロープ板は乗客が勝手に使用することはできないため、必ず駅員が立ち合いの元で使用することになりますが、無人駅から乗車となると、事前に鉄道会社側に連絡を入れておくか、駅員の到着まで待つしかありません。無人駅でなくても、近年は駅員が減っている傾向にあり、他の業務で忙しい場合は待たされると言ったことがあります。場合によっては、①の方法を採らざるを得ないこともあります。


そう言った状況を考えると、やはり今回の実証実験のように、ホームと車両の段差や隙間を解消してくれる装置は、車椅子利用者全員が待ち望んでいることは明らかである、と言えます。個人的には以前からそう言った装置があれば、どれだけバリアフリーになり、車椅子利用者がもっと電車に乗りやすくなるのでは?、と何度も考えたことがありましたが、なかなか実現できなかったあたり、技術的な課題などがあるのでしょう。

万博開催を機に、車椅子利用者が乗り降りしやすい装置の実証実験が行われることは喜ばしいことと言え、実証実験の結果が良好となり、近い将来、全国の鉄道会社の全駅に整備され、車椅子利用者がさらに外出しやすい環境となることを期待したいと思います。
また続報があれば、取り上げる予定です。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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