2026年春のダイヤ改正を順次取り上げていますが、京阪神・近畿エリア、東海道山陽新幹線に続いて、今回は北陸新幹線・北陸エリアです。
北陸新幹線や特急列車はもちろんですが、並行在来線三セクも合わせて取り上げます。
北陸新幹線、E7/W7。敦賀駅にて。

まずは、主な内容と気付いた内容を簡単に。

ここからは、さらに掘り下げて取り上げます。
まず、北陸新幹線関連ですが、全体的には大きな変更は少ない、と言えるでしょうか。
主には、東京~福井・敦賀の所要時間短縮、最終繰り下げ、そして臨時でありながら、現状間隔が大きく開いているところの解消などです。
特に、金沢発福井・敦賀方面で見ると、大阪方面への最終連絡となる20:56発の”つるぎ”49号のあと、21時台が全く本数がなく、そのあとは22時台までないだけに、ここは改善されることになりそうです。
北陸新幹線の場合、東側は東京~大宮で東北新幹線等と線路を共有、西側は敦賀での特急列車との接続で京阪神在来線との兼ね合いなど、結構な制約を抱えているが故に、運転間隔が歪で少し使いづらいところがあると感じます。西側に関しては、大阪延伸が実現すれば解消することであり、さらなる制約を生まないためにも、米原で東海道新幹線に直通するルートではなく、完全な別ルートで大阪へ繋いでこそ意味がある、と改めて感じるところであります。
個人的には、やはり関西~信越方面の利便性を考えても、特に途中通過運転をする、速達”つるぎ”だけでも長野延長はぜひ実現してほしいところでしょうか。現状、特急”サンダーバード”と新幹線”つるぎ”は実質一体の列車とみなして、接続も必ず保証するダイヤとなっていますが、富山以東への移動はほとんど考えられていません。さすがに、”かがやき””はくたか”と接続していたら、東北新幹線等にも影響が及ぶので、難しいでしょう。
続いては在来線関連。
一番大きいのは、2年間運転されてきた臨時快速の終了でしょうか。この臨時快速は北陸新幹線の敦賀延伸に伴い、廃止された特急”しらさぎ”の救済列車として、途中敦賀乗り換えを挟んで、JRとハピライン双方で運転されていて、早朝は福井⇒敦賀⇒米原を、深夜は米原⇒敦賀⇒福井を移動することができましたが、今回で廃止になります。
これにより、東京から福井への最終列車は北陸新幹線の”かがやき”517号一択となります(現ダイヤでは東京20:12発”ひかり”663号の米原乗換で、福井まで行くことが可能)。敦賀に関しては、早朝はこの臨時快速よりも前に、深夜はこの臨時快速よりも後に普通列車があるので、こちらを利用することが可能ですが、利便性が低下することが否めません。個人的には、この臨時快速には乗車したことがありませんが、やはり利用状況があまり良くなかったのでしょうか。
ハピラインふくいの521系

そして、氷見線・城端線では、あいの風とやま鉄道移管に向けて、全区間で交通系ICカードが利用できるようになるなど、着々と準備が進んでいる様子が見られます。これに関しては、また別の記事で取り上げようと思いますが、地元自治体が熱意を持って、公共交通維持への取り組みを見せれば、JRからもしっかりと協力を得られると言う、良い例を示していると言えます。
あとは、15年ぶりに北陸三県を跨いだ、福井~金沢~富山を直通する普通列車が運転されますが、石川県のIRいしかわ鉄道の車両が使われることでしょう。福井県側のハピラインと、富山県側のあいの風とやま鉄道は、それぞれ金沢までしか乗り入れないので。これに関しては、恐らくですが、石川県内の移動で金沢を跨いで移動する需要が一定数あり、その利便性に配慮した結果、ダイヤ上は福井~富山を直通させる方がちょうど良かった、と言うところでしょうか。普通列車で北陸三県を跨いだ、日常的な移動はほとんどないと思われますが、もしこの北陸三県を跨いで普通列車で移動する場合は、交通系ICカードで乗り通すことができない、と言う問題が生じます。現状、福井県内のハピラインからは石川県内まで、逆に富山県内のあいの風とやま鉄道からは石川県内までしか、交通系ICカードが使えないルールになっていますので。
ハピラインふくいからのICOCA利用可能エリア
整備新幹線開業に伴う、並行在来線の経営分離は、運賃値上げにJRの全国ネットワークからの分離など、何かとデメリットばかりが挙げられますが、北陸三県の三セクに関しては、長距離利用者が新幹線に移行し、特急列車が廃止になったことで、普通列車の本数を増やすことができると言うメリットをしっかりと活かし、地域密着路線で、地元利用者のことを第一に考えた、攻めのダイヤで利便性を高めている点は評価したいところです。
特に、ハピラインふくいに関しては、昨年は敦賀〜福井の普通列車を大幅に増発、さらには敦賀での新快速との接続を改善し、京阪神・中京〜福井県嶺北の移動も意識するなど、地元利用者の利便性を第一に、かなり攻めのダイヤと感じます。
以上、北陸新幹線・北陸エリアのダイヤ改正の話題でした。引き続き、ダイヤ改正の話題を更新してまいります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
北陸新幹線や特急列車はもちろんですが、並行在来線三セクも合わせて取り上げます。
北陸新幹線、E7/W7。敦賀駅にて。

まずは、主な内容と気付いた内容を簡単に。
北陸新幹線・北陸エリア、ダイヤ改正の主な内容特急”サンダーバード”、敦賀駅にて
ダイヤ改正日:2026年3月14日
JR西日本(全域版):2026 年3月14日 ダイヤ改正を実施します
JR西日本、北陸新幹線・北陸エリア:2026 年春ダイヤ改正について
JR東日本(全域版):2026年3月 ダイヤ改正について
JR東日本長野支社:2026年3月ダイヤ改正について
ハピラインふくい:2026年春ダイヤ改正について
IRいしかわ鉄道:令和8年春ダイヤ改正について
あいの風とやま鉄道:2026年春ダイヤ改正について
◆北陸新幹線関連
◎所要時間短縮
東京~福井2時間49分、東京~敦賀3時間6分、長野~敦賀1時間46分(最速”かがやき”503号の場合)
⇒敦賀延伸から1年経ち、利用状況などがわかり、ある程度の余裕を持たせていたが、今回その余裕を解消できる目途が立った?
◎最終繰り下げ
東京~福井・敦賀方面の最終”かがやき”517号の東京発を20:00に(現ダイヤでは19:56発)
⇒たかが4分、されど4分。下記の臨時快速廃止により、東京~福井の最終はこの”かがやき”517号一択に。
◎15時台に臨時”かがやき”を設定
⇒日中に”かがやき”の運転がなく、首都圏~北陸の速達性低下、”はくたか”に利用が集中すると言った問題が少しは解消?
◎大阪発19時台に臨時の”サンダーバード”&”つるぎ”を設定
⇒少し間隔が開くところが改善?敦賀乗換が必要になったとは言え、関西~北陸の需要は多いが、北陸の首都圏シフトが進めば、これもいつまで続けられる?
◎富山駅21時台発の臨時”つるぎ”を設定、平日は毎日運転
⇒大阪方面最終連絡となる”つるぎ”発車後、かなり間隔が開くだけに、それが解消?
◆その他、JR在来線
◎北陸線:米原~敦賀の臨時快速列車の運転を終了
⇒敦賀延伸前の特急”しらさぎ”の代替で、下記のハピラインふくいの臨時快速と合わせて運転され、始発・最終の特急”しらさぎ”利用者を救済、米原~敦賀~福井を移動することができたが、2年で廃止。やはり利用状況が良くなかった?
米原~敦賀に関しては、早朝は臨時快速より前に、深夜は臨時快速より後に普通列車を利用することが可能だが・・・。
◎七尾線:朝時間帯の特急「能登かがり火」と「かがやき」が金沢駅で接続、首都圏への所要時間短縮
◎氷見線の夜間工事時間確保のため、夜時間帯の列車本数・列車時刻を見直し
城端線・氷見線鉄道事業再構築実施計画に基づく地上設備改良工事に必要な時間を確保するため、夜時間帯の列車本数・列車時刻を見直し
◎城端線・氷見線鉄道事業再構築実施計画に基づき、城端・氷見線の全駅で交通系ICカー ドが利用可能に
⇒あいの風とやま鉄道移管に向けて、着々と準備が進む?地元自治体に公共交通に関して、熱意を示せば、ここまでJR側の手厚い協力が得られる、良い例に?
並行在来線三セク(ハピラインふくい、IRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道)
◆ハピラインふくい
◎王子保~武生間で『しきぶ駅』が開業
◎武生商工高校の生徒の通学・帰宅時間に合わせたダイヤを設定
◎夕方の通勤通学時間帯の快速列車を『区間快速列車』に変更し、停車駅を増やすことで、 ご利用者の「乗れる」機会を拡大
◎ご利用状況に合わせて、土休日の列車の運行本数を見直し
◎北陸新幹線の始発・最終との接続に合わせて、早朝・深夜の列車時刻を見直し
◎臨時快速列車の運転を終了
⇒長距離移動が基本的に新幹線に移り、特急列車が廃止になった分、地域密着で快速・普通の本数を増やし、利便性向上を狙っているハピラインふくい。昨年は敦賀~福井の本数を増やしたり、敦賀での新快速の接続改善など、京阪神・中京~福井県嶺北の移動の利便性向上に向けたダイヤを組んでいる中、今回は新駅が開業し、この流れをさらに加速、攻めのダイヤに?
早朝・深夜の特急”しらさぎ”代替の臨時快速は上記のJRと合わせて、終了に。
◆IRいしかわ鉄道
◎金沢駅~大聖寺駅間で上り快速列車を1本増発とし、 快速列車の総本数が、2本から3本へ
⇒昨年は久しぶりの快速も設定。今回さらに増発。より地域密着で、地元利用者の利便性第一のダイヤ?
◎夕方通勤時間帯、15年ぶりに、北陸三県を跨ぐ、福井~富山間直通の普通列車を2本運転(上下各1本)
⇒福井~富山を普通列車で乗り通す、日常的な利用者はほとんどいないと思うが、金沢を跨いで移動する石川県内の利用者の利便性を考えると、福井~富山を直通させることが、ダイヤ上ちょうど良かった?福井県内の駅~富山県内の駅はICカードでは乗り通せないので、この点が問題になる?
◎20時台、21時台の時間帯において、金沢駅~大聖寺駅間で 上り普通列車を各1本増発
◎朝通勤時間帯に大聖寺駅~美川駅間で下り普通列車を1本延長運転。
◎午後時間帯に金沢駅~大聖寺駅間で1往復増発。
◎早朝時間帯に金沢駅~大聖寺駅間で上り普通列車を1本増発
◆あいの風とやま鉄道
◎富山駅~高岡駅間において「14時台~15時台」までの間、列車間隔の平準化 と、準パターンダイヤ化を実施
◎高岡駅~富山駅間での列車間隔の平準化に併せて、列車を増発
◎混雑が見込まれる多客期のほか、土休日にも増車日を拡大
⇒変化はやや少ないが、石川・福井県内と同様、地域密着を第一に、地元利用者がより使いやすいものに?

ここからは、さらに掘り下げて取り上げます。
まず、北陸新幹線関連ですが、全体的には大きな変更は少ない、と言えるでしょうか。
主には、東京~福井・敦賀の所要時間短縮、最終繰り下げ、そして臨時でありながら、現状間隔が大きく開いているところの解消などです。
特に、金沢発福井・敦賀方面で見ると、大阪方面への最終連絡となる20:56発の”つるぎ”49号のあと、21時台が全く本数がなく、そのあとは22時台までないだけに、ここは改善されることになりそうです。
北陸新幹線の場合、東側は東京~大宮で東北新幹線等と線路を共有、西側は敦賀での特急列車との接続で京阪神在来線との兼ね合いなど、結構な制約を抱えているが故に、運転間隔が歪で少し使いづらいところがあると感じます。西側に関しては、大阪延伸が実現すれば解消することであり、さらなる制約を生まないためにも、米原で東海道新幹線に直通するルートではなく、完全な別ルートで大阪へ繋いでこそ意味がある、と改めて感じるところであります。
個人的には、やはり関西~信越方面の利便性を考えても、特に途中通過運転をする、速達”つるぎ”だけでも長野延長はぜひ実現してほしいところでしょうか。現状、特急”サンダーバード”と新幹線”つるぎ”は実質一体の列車とみなして、接続も必ず保証するダイヤとなっていますが、富山以東への移動はほとんど考えられていません。さすがに、”かがやき””はくたか”と接続していたら、東北新幹線等にも影響が及ぶので、難しいでしょう。
続いては在来線関連。
一番大きいのは、2年間運転されてきた臨時快速の終了でしょうか。この臨時快速は北陸新幹線の敦賀延伸に伴い、廃止された特急”しらさぎ”の救済列車として、途中敦賀乗り換えを挟んで、JRとハピライン双方で運転されていて、早朝は福井⇒敦賀⇒米原を、深夜は米原⇒敦賀⇒福井を移動することができましたが、今回で廃止になります。
これにより、東京から福井への最終列車は北陸新幹線の”かがやき”517号一択となります(現ダイヤでは東京20:12発”ひかり”663号の米原乗換で、福井まで行くことが可能)。敦賀に関しては、早朝はこの臨時快速よりも前に、深夜はこの臨時快速よりも後に普通列車があるので、こちらを利用することが可能ですが、利便性が低下することが否めません。個人的には、この臨時快速には乗車したことがありませんが、やはり利用状況があまり良くなかったのでしょうか。
ハピラインふくいの521系

そして、氷見線・城端線では、あいの風とやま鉄道移管に向けて、全区間で交通系ICカードが利用できるようになるなど、着々と準備が進んでいる様子が見られます。これに関しては、また別の記事で取り上げようと思いますが、地元自治体が熱意を持って、公共交通維持への取り組みを見せれば、JRからもしっかりと協力を得られると言う、良い例を示していると言えます。
あとは、15年ぶりに北陸三県を跨いだ、福井~金沢~富山を直通する普通列車が運転されますが、石川県のIRいしかわ鉄道の車両が使われることでしょう。福井県側のハピラインと、富山県側のあいの風とやま鉄道は、それぞれ金沢までしか乗り入れないので。これに関しては、恐らくですが、石川県内の移動で金沢を跨いで移動する需要が一定数あり、その利便性に配慮した結果、ダイヤ上は福井~富山を直通させる方がちょうど良かった、と言うところでしょうか。普通列車で北陸三県を跨いだ、日常的な移動はほとんどないと思われますが、もしこの北陸三県を跨いで普通列車で移動する場合は、交通系ICカードで乗り通すことができない、と言う問題が生じます。現状、福井県内のハピラインからは石川県内まで、逆に富山県内のあいの風とやま鉄道からは石川県内までしか、交通系ICカードが使えないルールになっていますので。
ハピラインふくいからのICOCA利用可能エリア
整備新幹線開業に伴う、並行在来線の経営分離は、運賃値上げにJRの全国ネットワークからの分離など、何かとデメリットばかりが挙げられますが、北陸三県の三セクに関しては、長距離利用者が新幹線に移行し、特急列車が廃止になったことで、普通列車の本数を増やすことができると言うメリットをしっかりと活かし、地域密着路線で、地元利用者のことを第一に考えた、攻めのダイヤで利便性を高めている点は評価したいところです。
特に、ハピラインふくいに関しては、昨年は敦賀〜福井の普通列車を大幅に増発、さらには敦賀での新快速との接続を改善し、京阪神・中京〜福井県嶺北の移動も意識するなど、地元利用者の利便性を第一に、かなり攻めのダイヤと感じます。
以上、北陸新幹線・北陸エリアのダイヤ改正の話題でした。引き続き、ダイヤ改正の話題を更新してまいります。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。










































































