ブログ記事、随時更新中。日本・関西地区を拠点に活動。これまで世界16か国を訪問。交通やまちづくりに関する研究も活かし、主に世界&日本の旅や交通、まちづくり、バリアフリー等に関する情報を中心に、時には楽しく役立つ記事を、時には将来像や社会提言などを発する記事など、様々な情報を発信。時々、他のことを発信することもあり。コメントやご意見はご自由にどうぞ(誹謗中傷は絶対にお止めください)。

日々の記録等

近鉄の新型一般車両8A系に乗車。今度こそコンスタントに新車の増備を。

近鉄の一般車両では、24年ぶりの新型車両となる8A系。

◆参考:過去の近鉄からのリリース
近鉄:2024年秋 新型一般車両を導入します 2022.5.17
近鉄:2024年10月 奈良線・京都線で新型一般車両がデビューします! ~2025年度には大阪線・名古屋線・南大阪線にも新型一般車両を投入します~ 2024.5.10
近鉄:10月7日(月)に奈良線・京都線ほかで新型一般車両がデビューします! ~デビューを記念して有料撮影会、有料試乗会を開催します~ 2024.9.6

10/14に、ちょうど乗車する機会がありました。

今回、8A系に乗車したのは、橿原神宮前行きの急行で、京都線の桃山御陵前⇒大和西大寺
外観は、今までの赤と白のカラーデザインは引継ぎつつも、正面の八角形の形はこれまでにないデザインな他、側面も他の車両とは明らかに異なるものであり、やはり新車であることが目立ちます。
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上記の急行を待っている間に来た、反対方向の京都行き普通も8A系でした。
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8A系は、10/7から奈良線・京都線・橿原線・天理線でデビューした形ですが、現時点では阪神直通に対応していないこともあってか、京都・橿原線で走っていることが多いように思えます。

行先表示は大きくて見やすいものになっていて、さらにひらがな表示があることも特徴と言えます。
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さて、車内は一部立ち客が出るほどの乗車率でした。
8A系と言えば、ロングシートとクロスシートを状況に応じて、転換できるLCカーとなっていますが、この時は1両のうち一部区画のみがクロスシート設定になっていました。
途中の大久保で、このクロスシートの座席に座ることができましたが、座席は柔らかくて快適で、シリーズ21の座席が少し硬さを感じるだけに、座り心地は大きく向上したように思えます。
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これまでLCカーは、奈良線や名古屋線ではラッシュ時間帯を除き、クロスシート設定が多いですが、京都・橿原線に入った場合、団体臨時等を除いて、曜日・時間帯関係なく、すべてロングシート設定になっていました。しかし、この8A系では京都・橿原線でも一部区画のみでクロスシート設定になっていました。
京都・橿原線で特急料金なしで、クロスシートに座れることは非常に新鮮なものがあり、隣に並行するJR奈良線の快速がクロスシート主体なこともあり、今後も混雑状況に応じて、ぜひクロスシート設定を続けて欲しいと感じます。
ちなみに、このロング・クロスを転換できる車両は近鉄から始まったと言われていますが、今では関東私鉄で広まっているように思えます。関東私鉄では有料座席車両として使用する際にはクロスシートで、それ以外ではロングシート設定が基本となっていますが、近鉄に関しては専用の特急車両を持っていることから、クロスシート設定で有料座席車両として使用することはないでしょう。関東私鉄でこの類の車両は、クロスシート設定で有料座席車両になることから、コンセントやWiFi、ペットボトルホルダーなどが付いていますが、8A系にこれらの設備はありません。

その8A系のクロスシート設定の際には、座席背面にフック(下の写真真ん中、縦長の形)が付いていて、ちょっとした荷物や上着などをぶら下げることが可能です。
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そして、8A系最大の特徴とも言えるのが、車端部の車イススペースとは別に、一部のドア付近に設置された”やさしば”と呼ばれる、ベビーカーや大型荷物を持った乗客向けの座席。ベビーカーやキャリーバッグのキャスターが転がっていかないよう、床にはしっかりとストッパー(下の写真右下、銀色の逆L字形)が付いていて乳幼児を連れてベビーカーで乗車する際や、キャリーバッグを持った旅行者にも安心できる座席と言えます。
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液晶モニターの案内表示に関しては42インチとのことで、これまで見たことないのでは?、と思えるほどサイズの大きい画面で見やすくなっていると言えます。ただ、全てのドア上ではなく、左右どちらかにしかない点、クロスシート設定の際に見やすいよう吊り広告の部分にない点は少し残念なところでしょうか。
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先頭の前面展望に関しては、既存車両より窓が一気に少なくなり、前面展望はしにくくなったと言えます。特に子どもにとっては残念な感じでしょう。車内が立ち客が出るほどの乗車率であったこともあり、撮影はできてません。

桃山御陵前から30分ほど乗車し、大和西大寺で下車。最新の車両と言うこともあり、とにかく快適な車両でした。
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シリーズ21以来、ほぼ四半世紀となる24年ぶり、待望の一般新型車両であり、そのシリーズ21に関しても最後に増備されたのは阪神なんば線開通の直前だったので、最近15年ほどは全く一般の新車両が入っていなかった近鉄。近鉄利用者にとって、8A系は本当に待望の新車になったことから、在阪メディアを中心に大きく取り上げられ、注目度の高さを知ることができます。


まずは奈良線・京都線・橿原線・天理線からとなりますが、来年は大阪線・南大阪線・名古屋線でも導入が予定されています。大阪線・南大阪線に関しては20年ほど、名古屋線に至っては21世紀に入ってから一般の新車が全く入っていない状況が続いていて、これらの路線にとっても、ようやく待望の新車と言えます。

これだけ新車の導入が滞っていたことから、40年・50年選手の車両が大量に残っている状況となっていて、老朽化車両の取り替えは急務と言えます。一般車両だけでなく、特急車両に関しても、ビスタカーをはじめ、昭和生まれの40年選手の車両がまだまだ残っています。再来年以降も毎年、特急車両・一般車両ともに、最低でも10~20両はコンスタントに新車両を増備して、老朽化車両を置き換える必要があると言えるでしょう。

京阪2200系のリバイバル塗装を見る&乗車

京阪電車の2200系60周年を記念した、リバイバル塗装。




以前、京阪からリリースが公表された時に、当ブログでも取り上げましたが、実際にその車両を見て、乗車する機会がありましたので、取り上げます。

この塗装は、もちろん1編成だけなので、いつ見れるかは運次第です(京阪電車ホームページでも運用は公表されていません)。時間帯によっては車庫に入庫していることも、もちろんあり得ます。ただ、最近はネット上のX等で、目撃情報が上がっており、これを見て、おおよその運用を読めることはあります。

このリバイバル塗装が運行開始した7/28以降、見れたらラッキーな程度で考えていて、これまで2度ほど、乗車していた電車から、すれ違いで見たことはありましたが、なかなか上手く間近で見れたり、乗れたりする機会はありませんでした。
実際に間近で見れて、乗車できたのは8/6夜。この時は、淀屋橋から特急に乗って、京都方面に向かっていたのですが、この時もまた見れたらラッキーな程度で考えていたら、実際に香里園駅で通過待ちをしていた準急出町柳行き(準急と言っても、萱島から京都寄りは各駅停車)が、ちょうどこのリバイバル塗装だったので、思わず心の中でテンションが上がり、迷わず枚方市駅で乗り換えることにしました。

そして、枚方市駅のホームで数分待っていると、さっき香里園駅で追い抜いた、その実質各駅停車とも言える、準急が到着。実際に間近で見ると、さらにテンションが上がります。ホームで待っている、鉄道好きでなさそうな人であっても、物珍しそうな目線で、カメラを向け始めている人が、明らかに目に付きました。
枚方市駅に到着した、リバイバル塗装の2200系
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枚方市から京都寄りは、準急と言っても、実質各駅停車と言うこともあり、特急通過駅の乗客をこまめに輸送する役割を担います(逆に、枚方市から大阪寄りの準急は、遠近分離で特急は通過するが、利用者の多い香里園・寝屋川市等~大阪市内の速達輸送の役割を担う)。特急との連絡がある、枚方市発車時点では、ほぼ全座席が埋まるほどの乗車率でしたが、御殿山・牧野で多くの乗客が下車。樟葉で少しの乗車があったものの、橋本・石清水八幡宮で下車し、車内は空席が多くなるほど、空いた状態となり、車内の撮影もしやすくなります。

2200系の車内。昭和の京阪と言った内装。
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車内を見ると、内装が薄緑、座席の色も緑一色と、車外のカラーとともに、これが昭和の時代&高度経済成長時代における、京阪のデザインそのものだと感じます。当時は、人口が右肩上がりに増えている時代で、現在に比べて京阪の近くを走る地下鉄も少なく、また国鉄(現JR)奈良線や学研都市線(片町線)が不便で使い物にならなかったことなどもあり、大阪市内中心部~京都市内中心部以外の途中駅は、ほぼ京阪が独占できた時代で、現在とは比べ物にならないほど、乗客も多く、ラッシュ時間帯の混雑も過酷だったとのことで、まさにその時代を支えた車両とも言えます。

そうこうしているうちに、丹波橋に到着。ここで、特急との連絡待ちで、しばらく停車するので、車外をゆっくりと撮影することにします。ここでも物珍しそうに見て、カメラを向ける乗客が目立ちます。

側面
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丹波橋駅に停車中
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リバイバル塗装のヘッドマーク
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車番銘板も復元
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社章も(現在の塗装に変更とともに、車外には使われなくなっている)
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この旧塗装が京阪線系統(京阪本線・中之島線・交野線・宇治線等)から姿を消して、10年以上経ちますが、概ね20代以上の方にとっては懐かしさを、10代以下の方にとっては新鮮さを感じる塗装と言えるのではないでしょうか。
個人的には前者の方に属し、京阪沿線で生まれ育ったこともあり、この旧塗装には非常に馴染みがあり、やっぱり京阪と言えばこの色やなあ、と懐かしい感じになります。

そして、10年以上の時を経ているので、当時では考えられなかった組み合わせも、今回実現しています。例を挙げると、座席指定車両のプレミアムカー万博ラッピング塗装との組み合わせで、丹波橋駅で早速その組み合わせを撮影することができました(特急が丹波橋を発車する際に撮影したものなので、あまり上手く撮影できたものではありませんが)。この2200系は60周年と言うこともあり、来年も現役であれば、2度の大阪万博を見ることとなります。
旧塗装車両と万博ラッピング8000系との組み合わせ
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旧塗装車両と8000系プレミアムカーとの組み合わせ

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この旧塗装車両が走っていた頃、京阪電車に有料の座席指定車両が走るとか、誰も想像しなかったことでしょう。今では、すっかり定着し、ほぼ満席状態を維持するほど、好評となっていますが。

個人的には、ここ丹波橋で下車するので、この旧塗装車両の発車を見送りました。
丹波橋で発車を見送る
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ここまで、2200系60周年記念として実現した、リバイバル塗装の見ることができて、乗車もできた様子を取り上げました。懐かしさを感じる旧塗装を実現してくれた、京阪の関係者の方には感謝です。
そして、この2200系も60年と言うこともあり、いつ引退してもおかしくない頃です。多くの関東私鉄であれば、とうの昔に引退していてもおかしくない車両ですが、車両を長く大事に使う京阪だからこそ、60年も走り続けたと言えます。このリバイバル塗装は引退前の最後の花道と言えるかもしれません。現時点ではいつまで運行するか、公表されていませんが、気になる方は早めに記録しておいた方が良いことは確実でしょう。

同時に、くずはモールのSANZEN-HIROBAでは、「高度経済成長期における京阪間の輸送を支えた車両」と題して、在りし日の2200系の写真など、2200系に関連する企画展示を開催中なので、こちらも近々足を運んでみます。
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